埼玉 寄居町・深谷市・熊谷市 ピアノ教室Andante/アンダンテ

~「音楽は楽しい!」から「本物の音楽」へつながるレッスン~

“しあわせ感”

2013年07月03日 | ピアノを弾く
6月のピアノコンサート2013で演奏した「月の光」。

ご存じ、ドビュッシーの「ベルガマスク組曲」の1曲。


私は、スケールの大きな曲のほうが、
聞くのも弾くのも好きで、
そういう曲を好んで弾いてきました。

というより、
繊細な曲の弾き方、繊細な音色の出し方が
よく分からなかった

なので、避けてきたのかもしれない・・・。


ピアノコンサート2012が終わったころ、
久しぶりに聞いたイリーナ・メジューエワさんのCDの中の
「月の光」の美しさに感動


それから、
1年後のピアノコンサートで弾くために、
「月の光」の練習が始まりました。


曲のレベルは、中学生、高校生くらいでも弾けるくらいなので、
そう難しいわけではありません。

譜読みで手こずることもありません。


でも、いくら弾いても、あの音色が出せない

私のイメージの中にある、
あの「月の光」の音が出せない


レッスンに行って、近づけたかな?と思っていると、
また遠くに行ってしまう・・・。


ソフトべダル(シフトペダル。3本のうち、いちばん左のペダル)を頻繁に使うため、
両足が、ずっとペダルに乗った状態。

これがミニサイズの私にとっては、
酷なことにも気づき

体に負担をかけずに、

そして、包み込まれるような、
でも、つかめそうでつかめないような音色を出す方法を
長いこと模索しました。


それは、力強い音を出す模索より、
出口の見つからない、実感の得られない模索でした。


でも、持ち前の前向きな精神で(笑)
「きっと出せるようになる」と
ただそれだけを信じて。



そんな中、
本番少し前にいただいた大きなヒントが2つ


1つは、
篠原みな子先生のコンサートで譜めくりのお手伝いをしたときのこと。

リハーサル前の調律で、
調律師さんと相談されながら、ピアノの調整をされている様子を拝見していました。

弾いては調整を繰り返し、
みな子先生が「しあわせ感が来たから、これで大丈夫!」
とおっしゃったのです。

そのとき、
私が弾いている「月の光」は、
音色を探すことに躍起になっていて、
自分がしあわせかどうかがどこかに行ってしまっていることに気づいたのです!


その後、自分の弾く「月の光」に“しあわせ感”があるかどうか、
感じながら何度か弾いてみると、

胸のあたりに、じんわりとやってきた“しあわせ感”


そしたら、
それまで「出せない、出せない」と焦っていた気持ちは
どこかに行き、

私がイメージしていた、包み込まれるような音楽になっている!


それまで、ドビュッシーと私の間にあった距離が、
ちょっと縮まった気がしたのでした。


「月の光」の空気の中に、自分がスッと入れた感じ


この感覚、ちょっと忘れてたなぁ・・・。


これで、私の欲しい音色がつかめそうな気がしてきました。



もう1つのヒントは、また後ほど




                         


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