埼玉 寄居町・深谷市・熊谷市 ピアノ教室Andante/アンダンテ

~「音楽は楽しい!」から「本物の音楽」へつながるレッスン~

涙のピアノステップ

2010年03月01日 | ピアノを弾く
2009年3月1日(日)ピティナ・ピアノステップ

mixi日記からの転記です。





発表会の講師演奏が、なかなかちゃんと弾けなくて悩んだ結果、
数年前から、発表会の1ヶ月くらい前に、自分のリハーサルのために参加しています。

今回は、発表会で弾く曲と、4月のコンサートで弾く曲の中から、3曲。
「フリー15分」で参加しました。

演奏のほうは、まずまず…というのか、まだまだ…というのか

今までは、重た~い空気を感じることが多かったのですが、
今回は、ホールも明るかったですし、
スタッフの方や先生方が場を和ませてくださって、
それほど緊張することなく弾けました。

「雰囲気作り」って大切だぁと思いました。

今回のグランミューズ(大人の部)は6名。
おそらく経歴もレベルも、みなさんバラバラ…。

1番の方は、小さい頃から趣味でやっていて、来月お友だちの前で演奏するそう。
きごちない部分はありましたが、ドレスアップもされて、
気持ち良さそうに演奏されている姿に感動

講師という立場になってしまってから、余計に感じるプレッシャーと戦いながら弾いている私より、
何十倍も幸せな時間なのだろうなぁと。
ご家族も応援にいらしていました。


私の後の演奏は、リストのバラード第2番。
私の大好きな曲です

大学時代に弾いて印象深くて、その後、体力の衰えを感じ始めたころ、
もう一度弾いておきたくて挑戦しましたが、
腱鞘炎に悩まされた思い出深い曲

きっともう弾けないなぁ…とか、筋力強化すればまた弾けるかなぁ…とか、
思いながら聞いていたら、
心を揺さぶられる場面が次から次へ…、気付いたら涙が出ていました。

私、こういう気持ちを忘れていたのかも。



終了後にいただいた講評に、
「お好きな曲なのですね。美しい和声をよく聴きとって、
音の伸びを味わっていることが伝わってきます」と。

3曲の中でいちばん好きな曲なのは、確かですが、
本番でいちばんミスが多かったのです。

そして、専門ではないと判断しての、甘めの評価であることも承知しています。

それでも、私の思いを感じてくださった先生がいたことがうれしかった。


最近、私自身の「この曲、好き」「こういうふうに弾きたい」という気持ちの行き場がなくて、
とても辛かったのです。


だから、生徒たちの「この曲、好き」「この曲、弾きたい」という気持ちをもっと大切にしたいと思っていました。


そして、今回のステップを通じて、
音楽をステキだと思う気持ち、
心を揺さぶられる曲を弾きたいと思う気持ち、
ピアノを弾く時間を愛おしく思う気持ちを、
自分自身のも、生徒のも、もっと大切にしていきたいと思いが強まりました。

車の中でダーダー泣いて帰りました
(運転中は危険なので気をつけましょう)

心の中でずっと渦巻いていたものがスッキリしました!
さぁ、これからどう動き出すか!





今週末、またステップを受ける。

去年のこの気持ちを思い出して、この1週間、ピアノと向き合いたい

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