埼玉 寄居町・深谷市・熊谷市 ピアノ教室Andante/アンダンテ

~「音楽は楽しい!」から「本物の音楽」へつながるレッスン~

「快」のセンサー

2011年02月25日 | ピアノを弾く
篠原みな子先生のブログで、
以前、「快適な選択」というタイトルのものがありました。

ピアノを弾くときにも、物事を判断するときでも、
不快か快かを感じわけて、「快」を選びたいという内容でした。

どうしても世間の中にいると、快かどうかではなく、
やらなくてないけないことかどうかでの判断を求められる。

それで快ではないほうを選ぶと、
自分の心と体に嘘をつくのことになるのだと思います。


レッスンで、篠原みな子先生によく言われるのが、
私は素直で吸収がいいらしく
楽譜に書かれている情報や、どこかで誰かが言っていた情報、
すてきすばらしいと思った情報に支配されやすいから、
「本当に、自分に必要なことなのか取捨選択するように」ということ。

支配されて弾いているときは、
心と体に嘘をついているので、体が悲鳴を上げている。

支配を一度外すと、“自分の音楽”になるのです。

これがとっても不思議

でも、懲りずに何度も同じことをしちゃうのだけど



このところ、右手が腱鞘炎になりかけています

先日の川井弘子先生のレッスンでも、バレてしまいました

なるべく右手を使わないように、
ピアノの練習も控えめにしていても、
日常の家事をするには使わないわけにはいかず、右手が悲鳴を上げます

川井弘子先生に改善方法を教えていただいたのですが、
なかなかで…。


そして、さっき篠原みな子先生の「快適な選択」を思い出しました。

そういえば、ピアノを弾くときに「快」のセンサーを働かせていないかも。
どうやったら弾けるかどうか、
どうやったらいい音が出るかどうかだけを考えている。

ということに気付きました。

モーツァルトのソナタを、
「快」のセンサーを働かせて弾いてみました。

そしたら!

初めの和音から「快」ではありませんでした

そこで、ピアノの前に座って、自分の体が「快」の意思表示をするのを待ちました。

体のあちこちが緩んで、「快」のレベルが上がっていきます。

そして、体が「最初の和音を弾きたい!」というのを待って、
初めの和音を弾いてみると、
今までとは違った音色

そのまま続けて弾くと、何度も「快」ではない信号を感じます。
その度に、体が「快」を表示するのを待っていくうちに、
「ん?違う」と感じた瞬間に、体が勝手に「快」の場所を求めていくのが分かりました!

そうすると、どんどん弾きやすくなって、
今まで力んで弾けなかったところも、軽々弾ける!

よく聞こえなかった音も、聞こえる!

私ってすご~い

ホントは、「快」のセンサーを教えてくださった、
篠原みな子先生がすごいのですけど


こんな簡単なことだったの


私の場合、「快」の反応が顕著だったのは、
骨盤の上のほうの“何か”。

ここが「きもちいい~」って言うと、上手に弾ける


とっても大きな、とっても大切なことに気付けました


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