うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

思考の解放

2021年01月12日 | 日記

なんか、忙しいなぁ。

どうしてだろう?

 

おはようございます。

どんどん、忙しくなっていく。

正確には、忙しい気になっている。

生活自体が変わった訳ではないのに、

思考が追い付かない。

 

追い付かないから、思考を止めてしまう。

やらんといかん事を、やるだけ。

「暇だな~」と思う事が、なくなっていく。

頭ん中の遊びが、減ってるなぁ~。

 

昔、働きまくっていた頃がある。

その理由は時と共に変わって行ったが、

365日、一日も休日を取らない暮らしは10年ほど続いた。

しかし、不思議と辛くなかった。

目の前の仕事をクリアする。

その繰り返しを、充実感だと思っていた。

複数の仕事を掛け持ち、それをクリアしていく事で、

「私は、できる」という自信に満ち溢れていたんだ。

 

ところが、

「あなたは、何をしている時が好き?」と聞かれた時、

何も答えられなかった。

「趣味は?」「好きな食べ物は?」「あなたは、どんな人?」

何を聞かれても、答えられない。

 

大病をして、ようやく、その生活を手放さざるを得なくなった頃、

私の歯は、ボロボロだった。

私の口腔内を診た歯科医は、溜息を付いた。

そして、

「けっこう大変な治療になりますよ。覚悟してくださいね。」

と言った。

私は、覚悟して治療椅子で眼を閉じた。

あの機械音が響き、焦げ臭い匂いが漂ってくる。

左側からは、私の口周りを拭く、女性の手を感じる。

「痛かったら、右手あげてね。もう少しだからね。」

歯科医の声と共に、

私の頭頂に、その歯科医の体が何度となく、かすめる。

それが、まるで2人の人間に撫ぜられているような気分になり、

私の固くつむった瞼から、涙が零れていくのを感じた。

 

歯科医は、

「あっ、痛かったね?ごめんごめん。」と慌てた様子だが、

痛いのは、歯ではなく、私の心だった。

私は、随分と自分をさぼってきてしまったのだなぁと、気付いた。

思考を自ら止めていたんだ。

自分をさぼっている人間の歯を、必死に治そうとしてくれる人々に

感動と感謝が湧いてきた。

置き去りになっていた心が、涙を流したのだった。

 

考える事、感じる事は、大切なんだね。

それに気づいたのが、なんと40歳だったというね。

なのに、同時に老化現象で思考が遅れていくという皮肉!

ちっくしょー!

 

さて、我が家の若人の思考は柔軟だ。

入るタイプの物を

 

被る!

 

たれちゃん?

それ、楽しいの?

たれ蔵「なんだか、落ち着くんだ、母ちゃん」

そっかそっか・・・

 

と思いきや

蹴り落として寝るという皮肉。