トゥエンデ ポレポレ

マライカのひとりごと

みんなのバオバブの芽が出ました!(ナイロビ日本人学校)

2014年10月24日 | Tupande miti (木を植えよう)

Photo by Makiko Naganuma
ジャンボ~!
ケニアは小雨季にはいり拙宅近くの紅茶畑にやわらかないい雨が降っています。
茶摘みママは雨のなかカッパを着てもくもく作業に忙しそうです。

今日はとっても嬉しいお知らせがあります♪みんなで播いたバオバブの芽がでたそうです!
児童のお母様が写真とともに報告して下さいました。

お母様からのお便り~
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 今日は6月に日本人学校に植えたコクタンとバオバブの木の
 写真をお送りします。
 これは先週撮ったものです。
 虫にも喰われず、順調に育っています。
 大きくなるのが楽しみです!
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7月、8月はケニアの冬だったので、熱帯地方の植物バオバブは育たないかも、と
ちょっと心配してました。でも一年でいちばん寒いナイロビの冷季を乗り越え、
よくこんな元気にりっぱに育ったなあ、ほんとう、虫食いもなくたくましく育った
バオバブのみずみずしい大きな双葉の写真を見てると、どっしりしたバオバブの大木
がなぜかまぶたにダブり、実は思わず目頭が熱くなって涙ぐんでしまいました。
児童たちとお母さんたちと先生方のバオバブを見守るあたたかい愛が太陽になって
このバオバブを育てたんですね。アサンテサーナ!

お母様から、もうひとつ嬉しいお知らせをいただきました。
今年はナイロビ日本人学校は開校45周年を迎えるおめでたい年だそうです。
明日土曜日ナイロビ日本人学校で学習発表会があり、児童たちが日頃の学習成果
を発表しますが、「木を植える」という歌を全校児童で合唱するそうです。
おおお~~~っっ!すごーいっっっ!
スワヒリ語劇もあるとか!
ほかに児童のさまざまな学習の取り組み発表があるそうです*

うわーーい!楽しみ!楽しみ!\(~o~)/
万難はいしていかねば!*♪*

学習発表会@ナイロビ日本人学校
2014年10月25日(土曜日)
テーマ「知識と文化の宝箱」
テーマソング「木を植える」
8時25分より開催

ナイロビ日本人学校の子ども達にまた会えるのが楽しみで~す!*♪*

Twende Nairobi Japanese School kesho!(明日はみんなでナイロビ日本人学校に行こう!)








ナイロビ日本人学校アフリカ学習会・第二部(アフリカ原生の木を種からそだてよう)パート3

2014年10月21日 | Tupande miti (木を植えよう)


笑顔の素適なナイロビ日本人学校平田博嗣校長先生です。
平田校長先生は長い時間軸でものごとを考え子どもの理解をゆっくり
はぐくむ教育方針がおありになり、アフリカ原生木を種から育てるという
気の長いアフリカ学習会プランを快諾し学習会をあたたかく見守って
下さいました。



アフリカ学習会を担当してくださった高橋先生と、日本人学校にご紹介して下さった
尾崎香緒里さんです。学習会で話するのがはじめてて慣れない私をかげから応援し支えて
下さいました。



学習会の合間に平田校長先生と児童のお母様たちが子育て談義。ナイロビ日本人学校は
いつも明るい笑顔のあふれる学び舎であり、ナイロビ在住日本人の心のよりどころです。



バオバブとコクタンの育苗ポットづくりをお母様たちが手伝って下さいました



学習会で児童の生き生きした写真をいっぱい撮ってくださった書道家
の井上由香さんです。

たくさんの先生がた、お母様がた、友人の応援のおかげで今回のアフリカ
学習会が実現しました。こころから感謝もうしあげます。
学習会ではわたしが教えるというより、子ども達から教わったことのほうが
多く、子ども達とのひとときはとても充実した最高に楽しい時間でした。
お世話になったたくさんの方々、本当にありがとうございました。

またいつかナイロビ日本人学校の子ども達に会えたら嬉しいです!



ナイロビ日本人学校アフリカ学習会・第二部(アフリカ原生の木を種からそだてよう)パート2

2014年10月10日 | Tupande miti (木を植えよう)

Photo by Nairobi Japanese school
ジャンボ~!
Sasa tupande mabegu za Baobabu na Mpingo!( さあ、バオバブとムピンゴの種、植えるぞーっ!)


Photo by Nairobi Japanese school
校庭にこんなりっぱなアフリカの森の木育苗園をつくっていただきました。かんげきっ!*♪*



バオバブの種も午前中パウダーとってもらって、お湯にとっぷりつかっていいかんじ*


Photo by Yuka Inoue
学校の育苗園の苗木はみんなで育てます。自宅でも観察したい児童には
育苗ポット用にミルクやヨーグルトやジュースパックを各自持ってきてもらいました。


Photo by Nairobi Japanese school
みんな種まき意欲まんまん!うれしいな♪


Photo by Nairobi Japanese school
バオバブ果肉パウダーはビタミンCがレモンの3倍、カルシウムは
牛乳の2倍、ミネラルもいっぱいで体によくておいしいですよ、て言うと
みんな「うちでもそだてる!」て、まだ下準備してない果肉パウダー付バオバブが大人気!



バオバブのわかい葉っぱはビタミンたっぷりでえいようほうふ、
そのバオバブ葉っぱでつくるサラダはあまくてやわらかくて最高!
みんなきちんと順番まってまーす*


Photo by Yuka Inoue
えへへ、バオバブモテモテだーい*♪*


Photo by Nairobi Japanese school
わっくわく~♪


Photo by Nairobi Japanese school
ん、???


Photo by Nairobi Japanese school
す、すっぱーーーいっ!


ひぇー、そんなすっぱかった???ごめんなさい!(><)
こんどはハチミツまぜてジャムにするかジュースにして飲もう!



種をまくまえ、まず赤土と砂を半分ずつまぜた水はけのいい土をポットか袋にいれます。



お母さんといっしょに育苗ポットづくり。うれしいなっ*うれしいなっ*



お母さんたちが児童のポットづくりをテキパキ手伝って下さり
とっても助かりました*アサンテサーナ!



育苗ポットに土がちょうどいい具合にはいりました♪



バオバブの種はだるまさんみたいね。さあ、こんどは種あなつくろう。



ポットにつめた土に種あなをつくりまーす。あなは種の2倍から3倍くらいのふかさにしてね。


Ooooh!Umefanya kazi nzuri!
おおおみごと!カンペキだーーーーっぁ!



バオバブやムピンゴの芽がでて、すくすく育ったらいいね*♪*


<パート3に続く>







ナイロビ日本人学校アフリカ学習会・第二部(アフリカ原生の木を種からそだてよう)パート1

2014年10月02日 | Tupande miti (木を植えよう)

Photo by Nairobi Japanese school
ジャンボ~!
街路樹のジャカランダのほころんできた今日この頃、ポレポレ更新ですが
ナイロビ日本人学校アフリカ学習会・二部のようすをお届けします♪

さて、久保田恵子さんと児童が教室で手にしているこの小さな粒は何でしょう?
そして新聞紙をしいてみんな何をしてるのかな?


Photo by Nairobi Japanese school
実はこの白い粒つぶは、星の王子様で有名なバオバブの木の種です。
第二部は「アフリカ原生の木を種からそだててみよう」という学習会で
これは種が発芽しやすいようにみんなで下準備してるところです。


Photo by Nairobi Japanese school
パオバブの種のまわりにはこのように白い固まりがついてます。
これはバオバブの木の実の果肉パウダーですが、これを取り除いてお湯に
しばらくつけると種はぐんっと発芽しやすくなります。
このパウダーは酸味があって、水で溶くと木のヨーグルトみたいになるので
暑い地方では種ごと砂糖をまぜてラムネ菓子のようなおやつを作り当地のこども
たちの大好物です。でもナイロビ日本人学校のほとんどの児童たちはバオバブの
種を見たのははじめてだったそうです。


Photo by Nairobi Japanese school
果肉パウダーはけっこうびっしりついていて、これを指や爪でこそげ落とします。
この粉はedible(食用可)で、しかもビタミンなど栄養豊富、健康にいいので
アメのようになめてもいいんですよ。


Photo by Nairobi Japanese school
この手作業は意外と時間がかかり、久保田さんついにミニナイフを出しピッチあげて作業。
久保田さん、なにやら真剣そのもの!


Photo by Nairobi Japanese school
中学生のみなさんもかぶりつき作業!
なぜかというと。。


Photo by Nairobi Japanese school
実は学習会の前夜、この種のPre-treatment(前処理)を私が自宅でする予定でした。
前日に学習会用の木彫りの箱を運んだのですが、このとき種のはいった箱をまちがえて
学校に置いてきてしまいました。
夜、それに気がつきわたしはアセリまくり!
わたしの経験によるとバオバブの種は粉をのぞいたあと、5時間以上お湯(60度前後)に
つけ置かないとうんともすんとも発芽しません。
つまり種を植えるまえに、下準備しっかりしないと、、せっかく子どもたちが楽しみにまく
バオバブ、芽がでないかもしれません。。。どうしよう!(><)


Photo by Nairobi Japanese school
学習会は午後です。朝いちばんで学習会担当の高橋充先生に電話し、わたしのドジを説明すると
先生の機転で、先生の英語授業は急きょバオバブ下準備教室に変更!
初等部から中等部の児童のみなさん総出で作業となりました。
久保田さんが真剣なのは、種を植える午後の時間とお湯につける時間を逆算し、間にあうよう
ピッチをあげておられるのです。急がせてしまい、みなさん、ごめんなさい!


Photo by Nairobi Japanese school
モネちゃんも一生懸命!
高橋先生と久保田先生にわたしのドジをあやまったら、
「いえいえ、バオバブの種の下準備の勉強になり、児童にとってかえってよかったです」
と、あたたかいフォローしてくださり、じ~ん涙(@@。)


Photo by Nairobi Japanese school
先生がた、生徒のみなさん、もくもく作業、アサンテサーナ(ありがとう)!

おかげさまでお湯につける時間もとれ、種まきばっちりスタンバイ!*♪*
うわ~い、よかったな!\(~o~)/*♪*


さあ、みんなでバオバブとコクタンの種を植えよう!


*久保田恵子さんは菊本照子さん主宰のマトマイニチルドレンセンターを支える縁の下の力持ち!
ケニアと日本の子ども達を長きに渡って応援して下さってます。
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旅の思い出、お土産にぜひどうぞ* マトマイニブログはこちらから♪