ジャンボ～！
メリークリスマス＊♪＊
今年の日本の冬は格別寒いそうですが、いかがお過ごしですか？
風邪などひかないようお体大切にご自愛下さい。
この写真の花は名前がわからないのですが、
うちでミツバチを飼いはじめた数年前、おそらく鳥が種を運んだらしく
ある年の12月に5メートル四方ぐらいの花畑がトツゼン出現しました。
赤とグリーンの花なのでまるでクリスマスイルミネーションのようで、
花畑は年々広がり、ちょうどクリスマス前後に最盛期になります。
ゴザ敷いて花見したいくらい見事です。
この花は蜜も花粉もたっぷりあり、うちのミツバチたちの大好物で
もう嬉しさのあまりみんなコーフンしていっせいにおしりブルブル、
二、三匹くんずほぐれつ、からまって蜜吸っててすごくかわいいです。
日本は今日でクリスマスが終りますが、ケニアは一日長く26日まで
クリスマスです。ちなみに26日はボクシングデーと言いますが、
ボクシングする日じゃないんですよ。
日頃お世話になっているスタッフ、ワーカーに感謝を込めてクリスマス・
ボックス（心づけ）をプレゼントするクリスマス公休日です。
さらにはっきりした時間の区切りがないのんびり当地では、クリスマス
モードが年明け1月中旬ぐらいまで続きます。せっかく作ったクリスマス
の飾りをすぐ外すのはもったいないというのもあるのかな（＾＾）
キリスト教徒の多いケニアの人が言うには、クリスマスというのは
キリスト誕生祝だけでなく世界中の人々の幸せと平和を祈る日だそうで、
そういう意味ではクリスマスが長く続くのは良いことですね。
アフリカミツバチは別名キラービー（殺し屋ミツバチ）と呼ばれるくらい
気の荒い性格でなかなか近づけません。でも花蜜があるときは別、私がそば
に寄っても眼中なし蜜と花粉集めに忙しく、そのミツバチたちの無我夢中の
さまと、ブンブン羽音を聞いていると、すごくしあわせな気持ちになります。
今年のケニアはいろんな大変なことが起きました。
特にショッピングモール襲撃事件では多くの犠牲があり、その衝撃とショック
はつい昨日のことのようです。
私はこのテロ事件後、ケニアはどんなパニックになるかと緊張しましたが、
メディア情報に振りまわされることなく意外にみな冷静で、ケニア庶民は長きに
わたる不条理な事件や争いを通して、戦争や世界の仕組みを学びつつある気
がしました。
このテロ事件でケニアが変わったことのひとつは、すべての人種の人間が愛
と尊敬をもってお互いを理解し生かし合う大切さを学んだことで、ケニア人だけ
でなくケニア在住外国人の意識が変わったことです。
現実は問題だらけですが、いたましい犠牲を無駄にせず、この困難から学び、
危機をチャンスにする気持ちの変化は、人種のるつぼケニア国の大きな前進と
思います。
私も地球上のお母さんたちが安心して子どもを育てられる平和な世界になるよう
祈っています。
ケニアの人々の平和への祈りとミツバチジングルベルが、世界中に届きますように。
Nakutakia heri za Krismasi na mwaka mpya***
(素敵なクリスマスと年末年始をお祈りしています***)
今年も大変お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願いします。
アフリカより愛と感謝を込めて
宮城裕見子