まきばカフェへようこそ!

ここは競争を終えた馬達が静かな自然に包まれ
のんびりと暮らしている場所です。

カフェ

2007-06-29 | まきばの仲間
27才になるカフェは、9年前にフレグモーネという細菌性の病気にかかって以来、右の後ろ脚がかなりに太く晴れたままでしたが、その脚に更にサルコイド(肉芽腫)が出来て異常に晴れ上がりひどい炎症から熱が出て、とうとう自力で立てなくなって6月23日に倒れてしまいました。
馬は体重が4百キロから5百キロもあるので、長時間寝たままでいると体に負担がかかり、命の危険にさらされる為、助け起こしてあげなければなりません。
カフェの体に傷が付かないように細心の注意をはらってロープを取り付け、滑車で引っ張り上げるわけです。
23日はその作業を4回やり、25日は横になっている時にカフェが自分で患部を咬んで大出血をしてかなり危険な状態に陥ってしまいましたが、何とか止血に成功して無事でした。
26日の朝も滑車で起こしたのですが、何とそれから今現在まで彼女は立ったままでいます。
熱は引いたり又上がったりの繰り返しですが、27日28日と食欲はあり、26日にはまだ方向転換もままならず歩けなかった彼女は、昨日28日は馬房の外にあるパドックへ何と自分で出て行きました!あのすさまじい状況からは夢のような出来事です!

この数日間、獣医さんを始めたくさんの方がまきばカフェを訪れて手助けして下さり、又遠方の方から励ましのメールやお電話をいただき、ニンジン、りんご、スイカ、お水などを送っていただきました。
ハロ君は毎日隣の馬房で健気にカフェを見守ってくれています。
運動不足にならないように一頭で丸馬場に出ても、カフェが元気な時の様に「ヒヒヒ~ン、カフェ~早く出て来いよ~」なんてひとことも言わずだまって我慢しています。
又ハロ君とカフェが仲良く放牧場へ遊びに行く日が早く来ますように!!

皆さん本当にありがとうございます!
又報告いたします。




頑張れカフェ!!

2007-06-25 | まきばの仲間
一昨日6月23日午後、カフェは放牧場で倒れて自力でたてなくなってしまいました。
やぐらを組んで滑車で引っ張り上げて起こして何とか歩いて馬房に帰れましたが、その後も3回倒れてそのたびに、2~3時間寝かせた後、滑車で起こしています。
24日15時15分に起こしてからは今現在15日の13時まで立っています。昨日は熱が高かったのですが今は微熱に下がり、少しづつニンジンなどを食べていますよ。

この写真は21日撮影のもので、まん中がカフェで、右側にいるコンテとめずらしく挨拶しています。左側のハロは意外と知らんぷり。
カフェがこんな風に又放牧場へ遊びに行けますように!!!