まじくんママのぷち旅ぶろぐ

トミーズツアー旅の編集人がつづる「四季の京都」周辺とたまに帰る「ふるさと富山」のお出かけぶろぐです。

京の冬の旅:非公開文化財特別公開「金戒光明寺」

2013年03月14日 | 京都市左京区

先日「第47回京の冬の旅 非公開文化財特別公開」中「金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)」へ行ってきました。山号は紫雲山、法然上人がはじめて草庵を営まれた地です。承安5年(1175)、山頂の石の上でお念仏をされた時、紫雲全山にみなぎり光明があたりを照らしたことから この地に草庵をむすばれ、浄土宗最初の寺院となりました。現在は、浄土宗総本山知恩院と並ぶ格式の浄土宗の大本山で、お寺が建つ地域の名から「くろ谷さん」とよばれ親しまれています。  

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↓御影堂内では(山門が修理中のため)山門本尊の釈迦三尊・十六羅漢像や楼上正面に掲げられていた勅額などが間近で見れます。なお、勅額は後小松天皇の宸翰(しんかん)で「浄土真宗最初門」と書かれています。浄土真宗ではなく、浄土宗の真の最初の・・・って意味です。修復前の様子は【前ぶろぐ】にて。

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現在放送中の大河ドラマ「八重の桜」にも登場しますが・・・金戒光明寺は、幕末には「京都守護職」会津藩の本陣となっており、新選組発祥の地でもあります。本陣となった理由は、寺の建つ場所は小高い丘で自然の要塞になっており城構えであること、御所や東海道の発着地点まで馬で5分、人が急げば15分という要所に近い地であったこと、約4万坪の大きな寺域のため一千名の軍隊が駐屯できたことだそうです。

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大方丈では、大河ドラマの主人公、新島八重直筆の軸や写真、会津藩ゆかりの品が展示されています。藩主の松平容保(まつだいらかたもり)が新撰組らとの謁見した部屋もあります。ちなみに、大河ドラマ、綾野剛さん演じる、ちょっと憂いのある容保の実物写真はありませんが、ご子孫の写真はありました。(^^;)大方丈では、見事な虎の襖絵や松の図などの美しい障壁画も見ることができます。↑なお、この虎の襖絵には面白い仕掛けが・・・。ぜひ、現地でご確認ください。(^^)

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堂内の説明を伺った後は、回遊式庭園「紫雲の庭」を散策できます。↑昨年の夏に新設された「ご縁の道」も歩けます。↓

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足元には、なにやら面白い石が・・・ハートもあるみたい?これかな?↑

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金戒光明寺 http://www.kurodani.jp/  拝観所要時間:約40分~

特別公開では解説員による説明があります。駐車場:1時間400円(上限800円)

第47回京の冬の旅 非公開文化財特別公開こちら】 

http://www.kyokanko.or.jp/huyu2012/index.html