吉村青春ブログ『津屋崎センゲン』

“A Quaint Town(古風な趣のある町)・ Tsuyazaki-sengen”の良かとこ情報を発信します。

2016年5月19日/〈大分・町歩き〉011・火山島「姫島村観光」・拍子水

2016-05-19 06:10:00 | 〈大分・町歩き〉

 

写真①:姫島の名由来ゆかりの「比売語曽社」に参拝する「姫島」ツアーの人たち

     =大分県姫島村で、2016年5月15日午前11時15分撮影

 〈大分・町歩きスポット〉 11

 :比売語曽社と拍子水

  大分県姫島村・「みつけ海岸」で〝海を渡る蝶〟・アサギマダラの観察、撮影を楽しんだあとは、火山が生みだした神秘の島・「おおいた姫島ジオパーク」観光です。ジオパークとは、ジオ(地球)に関わるさまざまな自然遺産(地層・岩石・地形・火山・断層など)豊かな「公園」のことで、生態系や人々の暮らしとのかかわりまでをつなげて考える場所です。「おおいた姫島ジオパーク」は平成25年、日本ジオパークネットワークに加盟認定され、姫島の自然、歴史、伝統、文化などの魅力あふれる地域資源を活用、村民と行政が一体となって姫島の魅力を再開発して島の活性化を目指しています。

  私たち「姫島」ツアーの一行が最初に訪れた「姫島ジオパーク」の名所は、「比売語曽社(ひめこそしゃ)」=写真①=で、『日本書紀』に記述されているお姫様を祀った小さな神社です。

  参道わきに建つ「比売語曽社の由来」掲示板などによると、〈垂仁天皇の御代、意富加羅国(おほからのくに。今の韓国南部)の王子、都怒我阿羅斯等(つぬがあらしと)が白い石から生まれたお姫様と結婚しようとしたが、お姫様はそれを逃れ、海を渡って島に上陸し、比売語曽の神となりました。姫島の由来はここから始まります〉という。

  この「比売語曽社」そばにお姫様伝説ゆかりの「拍子水」(炭酸水素塩冷鉱泉)=写真②=がありました。太古の昔から間断なく湧き出す冷泉です。お姫様が、おはぐろをつけた後、口をゆすごうとしたが水がなく、手拍子を打ち祈ったところ、水が湧き出したといういわれから、拍子水(ひょうしみず)というそうです。ガイドさんの説明では飲める温泉水ということで、柄杓で汲んで飲んでみると、炭酸を含むだけにソーダの味がしました。

 「拍子水」の前には、この冷泉を活用した入浴施設・「拍子水温泉」もあり、慢性皮膚病や神経痛などに効能があるといわれています。

 

写真②:湧き出る冷泉・「拍子水」を飲もうと柄杓で汲む「姫島」ツアーの女性

      =15日午前11時20分撮影

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