写真①:「津屋崎松原」のトベラに訪花した今季初飛来確認アサギマダラ
=福津市津屋崎1丁目で、2016年4月25日午前8時35分撮影
福津市津屋崎への飛来早まる
〝海を渡る蝶〟・アサギマダラ
〝海を渡る蝶〟で知られるアサギマダラが、福津市津屋崎に例年より早く飛来しています。4月25日朝、津屋崎1丁目の「津屋崎松原」のトベラの白い花の蜜を吸いにとまっている雄1頭(アサギマダラ調査では匹ではなく、頭を使用)=写真①=を今季初めて確認。同日午後には、近くの「津屋崎浜」で海浜植物・スナビキソウにとまっている姿を撮影できました=写真②=。春の渡りシーズンの津屋崎への初飛来記録では、2015年は5月11日に「津屋崎浜」でスナビキソウの花の蜜を吸いに来た雄1頭を撮影したのに比べ、16日も早く、驚きです。トベラの花で吸蜜するのも初めて知りました。
写真②:スナビキソウに飛来したアサギマダラ
=福津市津屋崎1丁目の「津屋崎浜」で、4月25日午後4時25分撮影
福岡地方の最高気温は、4月25日に23度、翌26日は26度を記録しており、アサギマダラの飛来が早まったのは、地球温暖化の影響が津屋崎にもひたひたと押し寄せてきているのでしょうか。20~25度くらいの気温を好むとされるアサギマダラが、適温を求めて北上する時季が早まっているのか、はたまた私が所属している町づくり団体・「津屋崎千軒 海とまちなみの会」が3月上旬に確認した福津市本木の「ほたるの里」の山虫で越冬した幼虫が、蛹から羽化して飛来したのか、謎が深まります。
5月8日午前8時ごろ、「津屋崎浜」でスナビキソウの花の蜜を吸うアサギマダラの雄1頭を見つけ、撮影しました=写真③=。4月25日に飛来した1頭に次ぐ2頭目の個体です。
写真③:スナビキソウの花の蜜を吸う雄のアサギマダラ
=「津屋崎浜」で、5月8日午前8時撮影