ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

世にも不思議な更衣作戦

2017-06-19 | 海外&ルーマニア・マラソン大会


ルーマニアのマラソン大会では、女子更衣室が設けられていないことも多く、するとどこで着替えるの?、『そこらあたり』です!

一番簡単な『そこらあたり』は、同行のラン仲間の車。でも乗用車なので狭いし、窓から丸見え。でも、手早くさっさと着替えます。

それがない時。『そこらあたり』、を探し出すのも、もう手馴れました。

樹木の影。植え込みの中。マラソン主催者テントにパネルが展示してあったとき、それを適当に動かし目隠し衝立にして、勝手に着替えたこともありました。

大体において、『そこらあたり』で女性が着替えているとき、男性たちはそれを覗かないものです。



さて、山岳マラソンのDHLを走った時、ずぶ濡れ&泥だらけ。これでは友達の車で着替えるには、汚すぎ=。

ちょうどランナー輸送用のバスが止まっていて、ロックがかかっていなかったので勝手に乗り込み、後部座席で着替えようとしていた時。
 
何人かの走り終わったランナーが乗り込んできました。男性もいるし、これでは着替えられないよ=。運転手も乗り込んできて、バスが動き始めました!!

ワタクシ、マドモワゼル:「このバス、どこへ行くのですか?」
ランナーの女性:「私たちのホテルよ、ホテル・プリンセス。それとこの男性ランナーのホテルにも寄るわ。」
ワタクシ、マドモワゼル:「それは、この近くですか?それから、またここに戻りますか?」
ランナーの女性:「車で10分ぐらいかかるわ。」
ドライバー  :「バスは、大会会場には戻らないよ。」

ずぶ濡れで寒くて仕方なかった私、どこでもいいから屋根のある屋内で着替えたかったので、ホテル・プリンセスまで行き、そこで着替えることにしました。

ホテル・プリンセスに入った時、フロントマンが不思議そうに私に眼を止めたけれど、
ワタクシ、マドモワゼル:「いま、わたしの同僚が入っていきましたね。」
フロントマン :「DHlマラソン関係の人?」
ワタクシ、マドモワゼル:「そうです、私は泥だらけなので、上にあがらずトイレで着替えます。」と主張し、女子トイレへ案内してもらい、泥だらけの足を洗ったりして更衣。このホテルはどうやら、マラソン関係者で貸し切りのよう。

身綺麗になったけれど、さてここからどうする?外は相変わらず土砂降りの雨。大会会場にいるラン仲間に「助けて=。」とメッセージ。「いったいどこにいるの?」「ホテル・プリンセス。」「そこはどこ?」「同じポイアナ・ブラショフのホテル街。」
 
しかしながら、同じポイアナ・ブラショフとはいえ、ホテルが林立しているリゾートエリアと野営の大会会場は4キロ以上離れているとのこと。

「私、傘を持っているから、歩いて帰る。」と言い出した私に、「ちょっと待って、場所がわかれば車で迎えに行くから。」などとやり取りしていると。

先ほど一緒にここに送迎バスで到着したのとはまた別のカップルが、外へ出かけようとロビーに降りてきました。シャワーも浴びてきれいにしているから、ランナーには見えなかったけれど、手にDHLマラソンのファイルを抱えている!

「マラソン関係の方ですか?」と切り出すと、「そうよ、これから大会会場へ戻るの。」
『渡りに船』とはまさにこのこと、手早く事情を説明し、便乗させてもらうことに。大会会場にいるラン仲間には「車、見つけた!」

とにもかくにも無事、仲間の元へ帰還。ラン仲間には、「着替えていたのに、バスが動き出した。」と説明。

それにしても、勝手にバスに乗り込んで着替えていて、だれも「降りなさい」と言わなかったです、「あなた、どうしたいの?」と言われただけ。私は「どこでもいいから、着替えたいです。」と答えた、というわけ。


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