ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

春の真ん中の厳しい冬~カロリフェール復活

2017-04-20 | ルーマニア・ブカレストの日常


4月半ばの復活祭明けに、とんでもない気候がやってきました、ルーマニア。2日目(=復活祭後の2日目の月曜日をこのように呼ぶ)に各地で冷たい雨、風も吹きすさみ、ブカレストでも最高気温は10℃に上がらず。



確かに例年のように春はやってきました、3月下旬~4月上旬に気持ちのいい好天が続き、「A venit primavara」(=春が来た)ということで、ブカレストの暖房供給は止まりました。ここでは、暖房はブカレスト市による集中管理、工場で作られたお湯が集合住宅の各戸のカロリフェール(=暖房具)に流れてきて、それで室内を温めるのです。

お湯が循環しているだけですが、そのおかげで真冬でも室内はポカポカ、長袖Tシャツ一枚で過ごせたりしました。夜、寝るときも薄手の布団一枚で十分暖かく感じていたけれど。いったんカロリフェールが止まると、逆に未明の冷え込みが身に凍みて、布団を2枚重ねにして寝ていました。

大がかりな暖房システムなので、停めたり供給を開始したり、というのは行政の判断によるし、判断ミスによるロスも大きいです。というわけで、いったん止まると次のシーズンまで稼働しないのが通常。が、今年のこの異常気象により、冷え込み始めた週半ばからカロリフェールが復活。



「え?また、暖かくなっているよ、カロリフェール。」
「カロリフェールがまた、やってきたね。」
が、道行く人・出会う人の挨拶になっています。



地球温暖化なのか、例年4月には30度以上に気温が上がったりしていたブカレスト、今年の気象はそれに逆行?



タイトル:
「春の真ん中の厳しい冬」は、テレビニュースのテロップ「Iarna grea in miez de primavara」より。「miez」は、「真ん中」「核心」の意。




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