ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ルーマニアから愛をこめて

2015-11-15 | ルーマニア・わたしの日常
バルカンチャレンジ、無事完走。感じたことを書いてみました。

*人はなぜ、助け合えるの?*(Why people can help each other?)

電車の中で誰かに座席を譲ってあげたとき、たとえ自分の脚が疲れていたとしても、すっくと立ち上がった自分にちょっと嬉しくなること、ありませんか?

つい昨日のこと、スーパーの大きな駐車場で、ママに連れられた小さな男の子が風船を逃がしてしまいました。宙に飛びあがらなかった風船は風に追われ地を這ってどんどん遠ざかっていきました。男の子は大変小さいので、ママはその子を置いて風船を追いかけることは出来ません。

私はランニングで足を痛めていて速く走れなかったけれど一生懸命風船を追いかけ、捕まえました。男の子のところに風船を戻してあげたとき、ママもその子もニコニコしていたけれど、私が一番ニコニコしていました。男の子を手助けしてあげたことが嬉しかったからです。

困っている誰かを助けてあげようとするとき、ちょっと優しくなれる自分を感じます。

自分の中に悩みや困りごとがあるとしても、もっと困っている人を目の前に見たとき、何とかしてあげたい、と言う気持ちが働き、自分の中の悩みなどがどこかへ小さくなっていきます。

「僕たちは動物じゃない、人間だ。だから助け合うんだ。」と、ルーマニアのラン友から教わりました。人間だけが持つことの出来る喜び・嬉しさがそこにあります。

バルカンチャレンジで募金活動をしていた私を助けてくださった皆さん、本当にありがとうございました。

4年連続で寄付してくださっている方々もいます、本当に感謝です。事情があってほかのところで募金している方々(=ネパールに友人がいるから、そちらのほうを支援したい、とメールいただいた方もいらっしゃいます)もおられると思います、私の活動を知ってくださってありがとうございます。

(ブログをごらんいただいて、募金いただいたのでしょうか?~FB友でもなく、ラン友でもなく、その名前に見覚えの無い方々からも寄付をいただきました。本当にありがとうございます!)


ランニング部門⇔⇔⇔海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑



確かな目標を持つということ

2015-11-15 | 海外&ルーマニア・マラソン大会
バルカンチャレンジで痛めた腱(前頚骨筋から足首に続く腱)の腫れがようやく引き始め、早くも走り出したい気分でいっぱいのマドモワゼル・ヒロコです。(でも軟骨が磨り減ってきている膝はまだ腫れている、あせらない、あせらない・・・)

このイベントは、個人のチャレンジに応援する形で寄付を集めると言うチャリティイベントで、4度目参加の今年は、非常に明確な募金目標(=私がボランティアに行っている小児結核病院の屋根を補修するための資金集め)があり、気持ちを強く持つことが出来ました。

過去3回参加したときも、もちろん募金目標がありました。このイベントの意義が余り良くわかっていなかった初年度と2年目は、主催者のビッグボスが支援していた団体を、私も支援。とくに初年度はただ単に自分が走りたいから、参加してみた、と言う感じだったからです。

個人のチャレンジに寄付をする、と言う形が日本ではほとんど浸透しておらず、それでも、FBでつながった小中学校の同窓生達が支援してくれました。ラン友も、酒練仲間(ブラインドランナーのラン友を中心に集まっている仲間達)が初回からずっと支援してくれています。

3年目となった昨年は、体調が整わずエントリーしていなかったのですが、先にスタートするバイク部門の出発を見送った日に、4日後からスタートするラン部門への参加を決意。この年は、「Help Ausism」(自閉症の子供たちを支援する団体)を市募金対象団体に選びました。自分自身がルーマニアへ来る前に、ガイドヘルパーとして知的障害者たちと活動していたこと・ルーマニアで仲良くしているラン友の子供が自閉症と診断された矢先だったことなどから、です。

412キロを走りきりブカレストにゴールしたとき、「Help Ausism」の団体代表の人たちが出迎えてくれました。「ヒロコ、あなたが自閉症の子供たちと日本で活動していたことを聞いたわ、私たちの団体にも是非来てちょうだい。」と言われたけれど、私のルーマニア語は自閉症の子供たちに語りかけるにははなはだ不十分。そんな理由で、団体に活動先に出向くことはありませんでした。

またこの年、「Hospice Casa」の支援している難病と戦う子供たちの病院から、子供たちが大事にしているぬいぐるみをお借りして、バイカー・ランナーともずっとそれらを腰につけて走っていました。

病床にいる子供たちが出かけていって見ることの出来ないルーマニアの田園風景・ブルガリアの山岳風景を、ぬいぐるみたちが見てくれます、そして、ぬいぐるみたちを病院の子供たちのところへ戻すとき、私たちの冒険を話してあげるのです。ですが、私のルーマニア語はやっぱりここでも不足。病院を訪問することはありませんでした。

初年度~3年目の去年まで、走って募金を集めてはいたけれど、チャリティー先がよく見えていなかったのです。

が、今年は違いました。非常に具体的な目標ができたのです。この秋から小児結核病棟訪問のボランティアを始め、子供たちとレクリエーションをしています。病院設備の惨状もこの目で見ています。これは何とかしなければ!子供たちが待っている!!、

バルカンチャレンジで募金活動をしていた私を助けてくださった皆さん、本当にありがとうございました。


ランニング部門⇔⇔⇔海外ブログ部門
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑