ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

ランチタイムのない学校

2015-01-19 | ルーマニア&あちこちで・びっくり

 
ルーマニアの小学校~高校は、2部制。その理由は、校舎が圧倒的に不足しているから。そこで午前8時登校の子供たちと、午後1時または2時登校の子供たちがいます。
 
たいてい小学校低学年のうちは、午前中登校。早起きの習慣をつけるのに良し。でも、中学年・高校になって来ると、午前登校と午後登校の学年に分かれます。午後1時始まりでも「先生、寝坊しました=」と遅刻者が絶えません。昼夜逆転もはなはだしい。これでは、規則正しい生活リズムが養われません。
 
午前8時登校から、授業は50分ずつぶっ通し。午後登校組も、夕方6時~7時ごろまで授業はぶっ通し。全校朝礼や、掃除の時間・クラブ活動の時間もなく、ランチタイムもありません。
 
10分ずつの休憩時間に、持参したサンドイッチなどを食べて空腹を収めつつ、授業を受けます。ちゃんとサンドイッチを持ってくる子もいるけれど、スナック菓子で済ます子もいます。これでは、「3度の食事」という習慣が身につきません。成長期の子供は栄養摂取が必至のはずですが、ランチタイムのない学校、これがルーマニアの普通です。
 


子供たちがそんなふうに育ってくるから、深刻な貧困でなくても、「3度の食事」という習慣が無い家族もあります。そのまま成長するので、大人になっても「3度の食事」という習慣がありません。

「お腹が減ったときに食べている感じ。」と私が言うと、「食べれるときに、食べるのさ。」とルーマニア人に反論されたけれど。

(記事中の写真は、近所の小・中学校合同校舎)


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