ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

コンスタンティナ・ディツァ、引退表明、そして親善大使に

2014-07-14 | 海外&ルーマニア・マラソン大会

 
7回目の開催となるブカレスト国際マラソン、今年の親善大使はコンスタンティナ・ディツァ、ついにこの人が来てくれることになりました。いわずと知れた、北京五輪女子マラソンの金メダリスト。



真夏開催の北京五輪、みんなが暑さを恐れスローペースでレースが進むなか一人果敢に飛び出し(これが彼女の従来からの持ち味)、そのまま誰をも寄せ付けずスタジアムに帰ってきたのです。
 


中国で開催されたこの五輪、ルーマニア時間では未明のテレビ放映、誰もが女子マラソンに期待しておらず、「朝起きてテレビをつけたら、ロムンカ(=ルーマニア女性)が金メダルを獲得していた!」と誰もがびっくりした快挙。

第1回ブカレストマラソン開催は同じ年の10月。第1回大会のメインスポンサーは{TOYOTA(=日本のトヨタ自動車)」でしたが、その後の経済危機とメリカでのリコール問題で撤退、第2回からはドイツ系のライファイゼン銀行がメインスポンサーとなり、開催が続いています。
 


このプレス発表は、コンスタンティナさんの引退表明でもありました。ルーマニアのオリンピックチャンピオン、コンスタンティナ・ディツァさん。ご自身が愛し、誇りに思う祖国ルーマニアで来る10月開催のブカレスト国際マラソンを最後の舞台に選ばれました。実際のところ、マラソントレーニングは継続して行っておらず、どの種目を走るかは未定。
 


オリンピックランナーの最後の走りが、母国の首都ブカレスト。コンスタンティナさんの現役時代はボルダー在住で、なかなか本国には戻ってこられなかったため、その姿をルーマニアで見ること自体、とても貴重なのです。彼女の金メダル獲得後、ルーマニアでもマラソンブームとなったのですが、彼女の活躍が直接ブームを呼んだのではなく、マラソンを始めてから「オリンピックで活躍したロムンカが居た」ことを知ったという人が多いです。
 


プレス発表は、ブカレストの五つ星ホテル、アテネ・ヒルトンにて。ルーマニアでの所属クラブRo Club Maratonの幹部メンバーとともに、ワタクシ、マドモワゼルも日本代表として紛れ込み(!?)、主催者のビッグボス、ロス五輪カヌー競技金メダリストのヴァレリアさん(長身の女性)、コンスタンティナ・ディツァさんとの一枚。



その後の歓談で、「ヒロコ、あなたはルーマニアのあちこちの大会で走っているわね、あなたのことをフェイスブックで知っているわよ。」と言ってもらって、感激のワタクシ、マドモワゼル!



思い出の一枚:


2008年1月、彼女が北京を走る半年前。このサイン入りのルーマニア国旗は我が家の家宝に!@大阪国際女子マラソンのさよならパーティにて。

コンスタンティナ・ディツァさんの記録:
ハーフマラソン(1H:09min:07sec)
マラソン(2H:21分:30秒)
20キロ(1:03min23sec1H)
すべてルーマニア記録。

ブカレスト国際マラソン:
サイトはこちら
現地時間の7月14日中にエントリーすれば、マラソンの参加費は33ユーロ。15日からは38ユーロ。開催日が近づくにつれ、エントリー料金が少しずつ高くなっていく仕組み。今年は8000人の参加を見込んでいて、まだまだエントリーは受付中。ぜひブカレストマラソンにお越しあれ~。


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