小さな範囲の街区で、手っとり早く何かを告知したいとき。ルーマニア式の屋外広告はこれ。緑豊かな街区の植樹に、直接、ホッチキス針でガチャン・ガチャンと止めてあります。
これって、あまりじゃないの?まったくもって木に良くないです。薄っぺらな紙が雨風で飛んでいっても、最後までホッチキスの針は幹に残ります。街路樹はいっぱいあって、高々とそびえ豊かな枝に緑の葉をつけ、夏には格好の日陰を作ってくれているのに。
こんな方法もあります、スコッチでぐるぐる巻き。これも、広告の紙が朽ち果てたあと、最後までスコッチが残ります。スコッチがぬれ落ちたとしても、それはごみになるだけ。
どう考えてもよろしくない方法。「フランスでは、木の幹に直接、クイを打ち付けるのは禁止されているんだよ。」と教えてもらったのは、すでに5年も前のこと、ルーマニアにやってきたフランス人、クロードさんより。緑を守る方法も、EUスタンダードになってほしい、ルーマニア。
スコッチって何?:
ルーマニアではセロハンテープのことをスコッチといいます。社会主義崩壊後、最初に入ってきた外国製のセロハンテープが『スコッチ社』製。そのことから、セロハンテープのことを、スコッチと呼ぶようになりました。
同じく、最初に入ってきたスニーカーが『アディダス社』製。そのことから、スポーツスニーカーのことを一般的にアディダシ(=アディダスをルーマニア語的に複数形にしてある)と呼ぶようになっています。
まだまだあります、同じ時期に普及したのがゼロックス社のコピー。そこから、コピーのことをゼロックスと呼ぶようになりました。街中で『ZEROX』の看板を上げているコピー屋さん、とっても多いです。でもみんながみんな、ゼロックス社製のコピー機を備えているわけではないので、念のため。
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