ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

世界最大のおんなの戦い

2012-03-11 | 日本でランニング

 
それは『女性だけのフルマラソン大会として参加者数世界一』となった、名古屋ウィメンズマラソン。1万5千人もの女性ばかりが名古屋市街を駆け抜ける!ブラインドランナーの伴走者として参加したワタクシ、マドモワゼル、文字通りSもっとさんの目となって、キョロキョロあたりを見廻してきました。女性ばかりのマラソン大会、相当に美しかったです♪

①女性ランナーは順番を守る
マンモスマラソン大会ではスタート直後の混雑を緩和するため、自己申告タイム順のスタートゾーンに並ぶのが通常。男女混合のマンモス大会にありがちな、自分のゾーンよりも前のスタートゾーンに割り込んでくるようなランナーは、わたしの目で見た限り、自分たちの居たBブロックには皆無。ほかのゾーンに並んでいたラン仲間に聞いても、割り込みランナーは無し。

②女性ランナーは落ち着いてスタートする
スタート直後といえば、混雑の中を走る気満々のランナーが後方から、無理矢理追い越して行くのが通常。特にブラインドランナーと横2列で走っていると、追い越すのにかなり邪魔と見えて、バシバシ肘テツを浴びながら追い越されていきます。

もちろん追い越すランナーたちも、接触を好むはずはないのだけれど、早く前に出たいと気が焦っているようで、結果として肘が当たったり、後ろから突き飛ばされるような格好になるのです。
 
が、女性ばかりでスタートの号砲が鳴った名古屋ウィメンズマラソン、無理矢理すり抜け&追い越しはほとんど無し。肘テツもほとんど無し。たしかに多くの女性で混雑はしていたけれど、追い越されざまの混乱(=転倒の危機など)はありませんでした。
 
とかく女というのは、男性の目がないとイケズ(=大阪弁でイジワル)な部分が出るやら言われています。わたしたちペアが特に心配していたのは、スタート直後の肘テツ付追い越し。「女ばっかりだと、ビシバシ来るんじゃないかな~。」と恐れていたけれど、それはまったく杞憂に終わったのです。

③女性ランナーは最後まで粘って走る
今回の私たちペアのゴールタイムは4時間37分(~3週間前の泉州マラソンでは、堂々サブフォー達成のSもっとさんでしたが、疲れが抜けきらず)。男女混合のマンモス大会だと、これくらいのゴールタイムになれば、30キロ以降の後半、潰れて歩き通しているランナーをよく見かけるけれど、NWMの女性たちは前へ前へと進んでいきます。決して速いとはいえないジョギングのスピードだけれど、確かに走っています。
 
こう言っては悪い気もするけれど、マラソン後半、脚が動かなくなって、プッツリと“キレて”走れなくなってしまうのは、男性ランナーのほうが多いのかな。(~私自身は、ヒトのこと、言えません。昨今、日本でのフルマラソン、プッツリと“キレて”走れなくなり、リタイア続き。)
 
たしかに今回、完走すればティファニーのペンダント、という“ニンジン”がぶら下がっていました。でも、半数近くが初フルマラソンという参加者たち、決して最後まで足取り軽く走れたわけではないだろうけれど、足が重たくなってきても痛くなってきても、制限時間7時間1分に甘んじず、歩くことなく『完走』の姿勢を見せた女性ランナーが多かったのです。



美しい女性だけのマラソン大会、参加できてよかったです~♪

(一番上のイラストは公式サイトより拝借。)

本当に世界最大、ニュースはこちらから:
≪名古屋ウィメンズマラソン、世界最大の女子マラソンに認定≫
名古屋ウィメンズマラソンが11日、「女性だけのフルマラソン大会として参加者数世界一」としてギネス世界記録に認定された。初開催となった同マラソンには女性ランナー1万3114人が参加。ギネス社が設定した「1万人以上」を超え、立ち会った公式認定員が世界記録と認めた。

  
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