語学のレッスンなら、ネイティヴの先生が自国の言葉だけを話す中で、生徒とのコミュニケーションよく和気あいあいと進んでいけばいいな、と、そんなクラスを想像してみたりもするけれど。その言語を習い始めて間もないビギナークラスでは無理だろうな、と思っていたけれど。
こちらはブカレストのとある国立大学のスペイン語クラス。ネイティヴの先生が話すのはスペイン語だけ。授業はすべてスペイン語。10月始まりの1年生なので、ビギナーで習い始め、まだそんなに日数も経っていないけれど、驚くべきかな、ルーマニア人学生の語学力。
先生の言うことをほぼ理解し、スペイン語で返答し、レポート用紙1枚くらいの作文なら10分ほどで書き上げます。書いた内容を、黒板の前で発表する女子大生Mちゃん。
後ろで見ていた先生が合いの手を打ち、ジョークを交えるものだから、クラス中、大笑い。これもみなスペイン語。(スペイン語クラスだけれど、壁に貼ってあるのはなぜかフランスの地図~ほかの授業でもこの教室を使うから。)
さらに質疑応答、積極的に立ち上がる女子大生、こちらもスペイン語での会話。
盛り上がるレッスンで、「あれ、もう時間が来たよ。」、先生も楽しんで授業をしているみたい。すでにお昼ごはんをとりだしている女学生がいますが・・・。
女子大生Mちゃんがいうには、ルーマニア語とスペイン語は似ているので、なにも勉強しなくても半分くらい理解できる、というもの。え==?勉強しなくても??
と言うのもルーマニア語のルーツはラテン、スペイン語も同じルーツを持つ言葉。つまり、言語体系や単語が似ているので、理解しやすい、というもの。しかもMちゃんが言うには、子供のころからテレビで人気のホームドラマがあってこれはスペイン語での放映、母親がチャンネルを合わせて見続けているうち、隣で見ていたMちゃんは知らず知らずのうちにスペイン語を覚えてしまった、ということ。Mちゃんはスペイン語日常会話の80%くらい、判るそうです、¡bravo!!
このホームドラマ、実際はスペインからのものではなく、南米のスペイン語圏の国が制作したもの。多少の違いはあるけれどスペイン語はスペイン語。これを聞きおぼえることができるなんて==!これも、外国語映画やドラマのテレビ放映はすべて字幕付き、というルーマニアの放映事情によるもの。
最近人気の韓流映画やドラマも、登場する俳優さんは韓国語を話し、ルーマニア語字幕が出ます。ディズニー制作のアメリカ青春ドラマだけ、ルーマニア語で吹き替えあり~アメリカ人高校生たちが、ルーマニア語をしゃべっている??ルーマニアでは外国語放送で字幕付きがあたりまえなので、これ、見ていてものすごく違和感あり。
残念ながら、日本では洋画の類は、吹き替えが多くなってきました。字幕を読むのが大変だとか、画面にくぎ付けになっていなくてはならないので『ながら視聴』が出来ないとか、そのような理由らしい。でも、語学のためだけを言えば、字幕付きが良いかな。
いくら似ていると言っても・・・:
幼いころからスペイン語に興味を示していたMちゃんは、テレビ番組からだけでスペイン語日常会話の80%を理解できるようになっています。そしてMちゃんのクラスのみんなを平均しても50%くらいは理解している、とのこと。確かに先生とのやり取りには不足がないよう。
でもこの大学のこのクラスは、語学を得意とする学生たちの集まり。町を歩いているルーマニア人がすべて、スペイン語を半分理解しているかといえば、決してそうではありません。けれど、スペインは「言語が似ていて理解しやすい」と言う理由で、イタリアと並んで、ルーマニア人の人気出稼ぎ先のひとつ。
ルーマニア語の語源:
ルーマニア語のルーツはラテン。現在の分類によるとルーマニア語とイタリア語は、ラテン語を起源とする東ロマンス語。
さらに、スペイン語・ポルトガル語・フランス語は、西ロマンス語。いずれにせよロマンス語が語源で、ルーマニア語とイタリア語を姉妹言語とするなら、ルーマニア語とスペイン語は従姉妹言語。
参照記事はこちら、asahi.comより:
『洋画、字幕離れ進む 吹き替え需要増、薄れるこだわり』
ランニング部門⇔⇔⇔
↑↑関連ブログがいっぱい↑↑
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑
こちらはブカレストのとある国立大学のスペイン語クラス。ネイティヴの先生が話すのはスペイン語だけ。授業はすべてスペイン語。10月始まりの1年生なので、ビギナーで習い始め、まだそんなに日数も経っていないけれど、驚くべきかな、ルーマニア人学生の語学力。
先生の言うことをほぼ理解し、スペイン語で返答し、レポート用紙1枚くらいの作文なら10分ほどで書き上げます。書いた内容を、黒板の前で発表する女子大生Mちゃん。
後ろで見ていた先生が合いの手を打ち、ジョークを交えるものだから、クラス中、大笑い。これもみなスペイン語。(スペイン語クラスだけれど、壁に貼ってあるのはなぜかフランスの地図~ほかの授業でもこの教室を使うから。)
さらに質疑応答、積極的に立ち上がる女子大生、こちらもスペイン語での会話。
盛り上がるレッスンで、「あれ、もう時間が来たよ。」、先生も楽しんで授業をしているみたい。すでにお昼ごはんをとりだしている女学生がいますが・・・。
女子大生Mちゃんがいうには、ルーマニア語とスペイン語は似ているので、なにも勉強しなくても半分くらい理解できる、というもの。え==?勉強しなくても??
と言うのもルーマニア語のルーツはラテン、スペイン語も同じルーツを持つ言葉。つまり、言語体系や単語が似ているので、理解しやすい、というもの。しかもMちゃんが言うには、子供のころからテレビで人気のホームドラマがあってこれはスペイン語での放映、母親がチャンネルを合わせて見続けているうち、隣で見ていたMちゃんは知らず知らずのうちにスペイン語を覚えてしまった、ということ。Mちゃんはスペイン語日常会話の80%くらい、判るそうです、¡bravo!!
このホームドラマ、実際はスペインからのものではなく、南米のスペイン語圏の国が制作したもの。多少の違いはあるけれどスペイン語はスペイン語。これを聞きおぼえることができるなんて==!これも、外国語映画やドラマのテレビ放映はすべて字幕付き、というルーマニアの放映事情によるもの。
最近人気の韓流映画やドラマも、登場する俳優さんは韓国語を話し、ルーマニア語字幕が出ます。ディズニー制作のアメリカ青春ドラマだけ、ルーマニア語で吹き替えあり~アメリカ人高校生たちが、ルーマニア語をしゃべっている??ルーマニアでは外国語放送で字幕付きがあたりまえなので、これ、見ていてものすごく違和感あり。
残念ながら、日本では洋画の類は、吹き替えが多くなってきました。字幕を読むのが大変だとか、画面にくぎ付けになっていなくてはならないので『ながら視聴』が出来ないとか、そのような理由らしい。でも、語学のためだけを言えば、字幕付きが良いかな。
いくら似ていると言っても・・・:
幼いころからスペイン語に興味を示していたMちゃんは、テレビ番組からだけでスペイン語日常会話の80%を理解できるようになっています。そしてMちゃんのクラスのみんなを平均しても50%くらいは理解している、とのこと。確かに先生とのやり取りには不足がないよう。
でもこの大学のこのクラスは、語学を得意とする学生たちの集まり。町を歩いているルーマニア人がすべて、スペイン語を半分理解しているかといえば、決してそうではありません。けれど、スペインは「言語が似ていて理解しやすい」と言う理由で、イタリアと並んで、ルーマニア人の人気出稼ぎ先のひとつ。
ルーマニア語の語源:
ルーマニア語のルーツはラテン。現在の分類によるとルーマニア語とイタリア語は、ラテン語を起源とする東ロマンス語。
さらに、スペイン語・ポルトガル語・フランス語は、西ロマンス語。いずれにせよロマンス語が語源で、ルーマニア語とイタリア語を姉妹言語とするなら、ルーマニア語とスペイン語は従姉妹言語。
参照記事はこちら、asahi.comより:
『洋画、字幕離れ進む 吹き替え需要増、薄れるこだわり』
ランニング部門⇔⇔⇔
↑↑関連ブログがいっぱい↑↑
↑↑いつもご声援ありがとうございますm(__)m↑↑