上の写真は4月にルーマニアで発刊された今回の日本の震災についての書籍。実際に現地に赴いたルーマニア人記者がまとめています(言語はルーマニア語、15レイ)。
これらやネット情報を踏まえながら、東日本大震災について、レポートをまとめているルーマニア人の哲学教師が友人にいて、「ぜひ、日本人としての生の声を聞きたいの!」と、インタビューの機会が。
>少しでも力になれたらと行動を起こしている方や、避難所で助け合っておられる姿・・
ほんとうに勇気づけられます、ヒステリックになったり怒鳴りこんだり、暴動をおこしたり略奪をしたり、ということがなく、日本人は立派な国民性を持っているのです。
日本人の秩序正しさや我慢強さはどこから来るのか。彼女と話し合ったとき、日本とルーマニアの大きな違いは『信頼』が成り立つかどうか、ということ。たとえば、被災地に配給物資が届けられそれが配られるとき、日本では「物資はみんなに配給されるもの」という信頼があるから、人々はじっと列に並び、秩序正しく行動します。物資がいつの間にか誰かの手によってくすねとられるというような不安があれば、我勝ちに奪い合いが始まるはず。
また、並んでいる人たちの間でも、割り込みなどがないという信頼関係が成り立っています。特に今回の被災地では、地域性もあり、顔見知りの人たちの築く親近感・信頼関係は大きいです。日本人の秩序正しさは、社会の信頼関係に裏打ちされているものでもあるのです。
決定的な差異は、自国政府が信頼できるかどうか、ということ。残念ながら、汚職と収賄にまみれたルーマニア政府を信用している国民はほぼ居ません。「政治家なんて、信用できない。」「信頼できる政府なんて、ルーマニアには存在しない、誰がやっても同じ。」
「誰がやっても同じ。」と言われて久しい日本の政治だけれど&「政府はもっとしっかりしてもらわなければ困る。」と皆が思っているけれど、日本の政府は少なくとも「ウソ」をつく政府ではありません。正確を期すためなどの理由で発表が遅れたりすることはあっても、誤魔化したり、ちょろまかしたりすることはありません。名だたる経済大国のニッポン、世界中のみんなが見ています!
(記事中の新聞写真は、ルーマニアの新聞に掲載された日本の様子。建物の上に船が乗り上げている写真と、原子力発電所を遠方から望遠撮影したもの。日本国内では何度も映し出されているこれらの写真。)
@Bucureşti
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