ルーマニア・ランニングライフ★Romania Running Life★

ダーリンはルーマニア人、マラソンシューズ゛と共に過ごす首都ブカレストでの日々。東欧の神秘ルーマニアを探索中+ラン遠征。

フライト・キャンセル、宿泊は空港会社持ち

2011-01-14 | ルーマニア・わたしの日常


搭乗口の待合ロビーで5時間待たされたあげくのフライト・キャンセル。アナウンスがあるやいなや、みんな「あ~あ。」と言う顔で立ち上がり、係員の誘導に従ってトルコ航空のトランジット・カウンターへ。一般のカウンターとは異なる特設カウンターで、われわれだけの対応をしてくれるようです。
 
特設カウンターとはいえ対応してくれるブースは2つだけ、つまり係員は2人だけ。一気に殺到したら、長蛇の列になるに決まっています。待合ロビーで長時間待つあいだに言葉を交わすようになったオーストラリア人、そこら辺りの空港係員に尋ねて、一般のトランジット・カウンターに並んでみたようですが、そこでは対応していないとのことで、また列の最後尾に戻ってきたりしています。
 
中国人グループもいます。あきらめ顔で車座になり、カウンター近くに座り込んでしまいました。英語を話せるリーダー格の人が係員と交渉して、内容を中国語で仲間に伝えているみたい。車座での座り込み、これなんだか中国人独特みたい。
 
やっと係員の声の届くところに来て、前の人が説明を受けているのを聞いていると、「搭乗券にパスポート・コントロール通過のスタンプが押してある人は、1階のトルコ航空の発券オフィスへ行ってください。そこで新たなチケットを受け取ってから、トルコ航空のホテル手配オフィスへ行ってください。スタンプが押されていないトランジット客の人は、先に地上階のトルコ航空のホテル手配オフィスへ行ってください。」

たったこれだけのことを聞くのに待たされた時間、1時間以上。しかもこれ、個別に一人ずつに説明しているのです。係員も面倒そうなら、こちらもただ待たされただけ。なぜ、わざわざ特設カウンターにブース2つを設けて、個別説明する必要があるわけ?フライト・キャンセルのアナウンスとともに、次の行動を案内してくれてもよさそうなもの。
 
私はイスラエルからのトランジット客ですが、テルアビブからの到着が前夜だったので、ブカレストへのフライトまでのあいだ、イスタンブールで一泊しています。つまり、パスポートコントロールを通過し、トルコへ入出国しているのです。よって、新たなチケットを発券してもらう必要あり。
 
ひとりひとりに説明しているわけだから、特設カウンターを立ち去るのも個別になります。一階まで一人で降りていって、聞きまわって発券オフィスへ。さきの特設カウンターで前に並んでいた人たちが何人か、先に詰めています。
 
ここでもまた待たされ、やっと順番が来て、自分の持っている搭乗券を示し代替便の交渉へ。発券カウンター係員いわく、「あなたは、どうしてほしいですか?」、どうしてほしいも何も、わたしはいつブカレストに帰れるの?~「あなたは私にどうしてくれるんですか?」、こう尋ねてみるしかないです。
 
「明日の朝、今朝と同時刻の8時半のフライトしかありません。」、わたしの場合、急ぐ旅でもなし。こういった場合の宿泊などはすべて航空会社持ちになるので、明朝の代替便を受け入れることに。簡単に新しいチケットが発券されるかと思ったら、係りのお姉さん、あちこちに電話をかけ、難しい表情。
 
「あなたのチケットはトルコ航空で発券されたものではなく、提携航空会社のANA発券。これをほかのチケットと同じように扱うため、問題を解決しています。」、たしかにそうでした。おまけにANAでマイレージを貯め、それでトルコ航空の特典航空券をいただいたもの。

ANAとスターアライアンス・グループで飛ぶだけでマイレージがたまります。クレジットカード機能などいっさい付帯されていないシンプルな(=会費無料の)マイレージカードだけれど、貯まればたまるもので。
 
「ここの発券ブースでは新たなチケットを発行できないので、『トルコ航空スーパーバイザー』カウンターへ行ってください。」、またまた空港内をとぼとぼ移動。スーパーバイザー・カウンターにはもう一組、同じくフライト・キャンセルにあった乗客が並んでいます。
 
その乗客は、オーストラリアからルーマニアへ帰るルーマニア人カップル。「どこで航空券を買いましたか?」~「オーストラリアの旅行代理店。」、なるほど、たぶんわたしと同じような理由なのです(=トルコ航空以外で発券されたトルコ航空の航空券を持っている)。
 
ここでもまた待つことしばし。やっと翌朝8時30分発フライトのチケットを入手。次なる訪問先は、トルコ航空のホテル手配オフィス、地上階へ移動。また同じく何人か、「お仲間」が待っています。ここで代替便のチケットをいったん回収され、ホテルを割り振られるようです。
 
これだけ待たされれば仲間意識も強くなり、近くの人たちと言葉を交わすのも当然。ルーマニア語まじりで話していると、「あれ、このアジア人、ルーマニア語を話すよ!」と珍しがられ、なんやかんやとよもやま話。
 
十数名ごとに割り振られる宿泊先、名前を呼ばれ、先に預けていた代替便のチケットを受け取り、配車されたミニバンに乗り込みホテルへ。ホテルは空港に程近い(約13キロ)アクサライに用意されていました。もちろん夕食&朝食付き。「明日の出発に間に合うよう、モーニングコールは4時、朝食は4時半、ホテルピックアップは5時となります。」、よよよ、さすがにイスタンブール観光している暇もなさそう。
 
が、夕食までのあいだ、散歩に出かけました。同じようにこのホテルに泊まることになったルーマニア人グループと、約束したディナーの時間まで2時間ほど。小銭と小額紙幣が残っていたので、チャイ(=トルコの紅茶)で温まり、マグネットやらキーホルダーやら、また買ってしまいました。



 
ただ待つだけに費やした一日、少しでも外の空気に触れることが出来てほっと一息。翌朝は早いので、ご飯を食べたらゆっくりお風呂に入って休もう~。



さらに翌日のフライトが変更になり、同宿の数名が取り残されました・・・・、顛末記はまだまだ続きます。

/@Bucureşţi


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