今日は、のーとみさんのご自宅で催されたお茶会へ。メンバーは、のーとみさん、Mr. Pu'er さん、(株)さん、M さん、私の5名で、当初は Mr. Pu'er さんの普洱茶会 × 冷茶会と言った大枠だったのですが、お茶を飲みつつ、お茶請けを摘みつつ、何を話したか詳細に順を終えないくらいいろんなことを話しました。
私自身、脳内 HDD が落ち気味なので断片的な要素を列挙すると…
【冷茶群】
1. NORTH TUKVAR DJ-1 《 F/F, 2005》 ( Leafull )
2. 宋種蜜香単叢 (バンブー茶館)
3. 木柵鐵観音 《台灣九十三年 春茶》 ( Formosa Tea Connection )
4. 白葉単叢 (しゃおしゃん焙茶工房)
1. は私がのーとみさんに茶葉をお渡しして仕込をお願いしたもので、2.、3. がのーとみさんのご用意、4. が(株)さんのご持参です。
2. は、のーとみさんの「冷茶会ということでやってしまいました!」という言葉が全てを物語るように、本来はかめきちさんや設楽さんがシャレでつくる level (一般消費者がつくらない level ) の冷茶なので、基本的に反則でした (^^A。美味しくない訳がないという…。1. は口の中をすっきりさせたいときにグビグビ飲みたいような感じで、3. は温で飲むのと大分趣が変わって美味しかったですし、4. は渋味と甘味の塩梅が程好く、食事と共に飲んでも良いなような個性でした。
【お茶受け群】
1. (株)さんご持参の MAISON KAYSER のケーキ2種
2. のーとみさんの帰省土産の羊羹
3. Mr. Pu'er さんご持参のフランス製のメレンゲ菓子
4. 私のお手製の白アスパラのグラタン風 ↑
5. 私のお手製のショコラ・パンプティング (写真撮るの忘れてました…)
6. のーとみさんが設楽さんからいただいたとてつもなく甘くて美味しい白桃 ↑
【普洱茶群】
1. 73特厚磚第3批 《1973年》
2. 8582第1批 《1985年》
3. 7562方磚 《1975年》
4. 宋聘 《1930年》 ↑
※list に関しても Mr. Pu'er さん多謝 m(_ _)m。
1.、2. は(株)さんに、(株)さんは途中で帰られたので、その後、3.、4. は M さんに淹れていただきました。何度もご一緒させていただいていますが、Mr. Pu'er さんの普洱茶は何回いただいても美味しいです。普洱茶のお茶会って、横滑り (同じような level で方向性の少し異なるもの) はあっても、基本的に順々に level の高いものを淹れていくような構成にならざるを得ないそうなので、時間が経つほどとんでもない逸品が…。
1. はこちらでいただいたものと同系統。本当に、磚茶で美味しいと思えるようなものをいただけるのはありがたいことです。煎が進んだものをオンザロックの冷茶にもしたのですが、汗がスッと引く感じで、とろんとした甘味が心地好かったです。更に、今日いただいた中でも、4. は驚異的でした。宋聘は価格こそ紅の方が高いそうですが、単純に美味しさの基準としてのお茶の価値は紅より上だそうです。紅が高いのは、新生中國の象徴的な意味合い、つまり文化的価値の高さに起因するのだとか。この宋聘をいただくと「洗茶」に関する記述がバカらしく思えてきます。そう、このお茶はなんと雑味の要素にすら心地好い甘味・旨味が感じられ、1煎目から美味しいのです。5煎目以降になると雑味が抜けて、また違った魅力を表してくれます。のーとみさんを中心に (笑)参加者全員で話題の尽きないお話をしつつ、徒然、このお茶を終電ギリギリまで楽しんでいました。
因に、title は “ Alice's Adventures in Wonderland ” (『不思議の国のアリス』) の Chapter 7 “ Mad Tea Party ” の巧いと思う訳語から。韻を踏む手法をあまり用いない現代日本語において、それを掛詞で代替したのはなかなかだと私は思います。
手製のプディングも桃も食べてなかったことに
電車に乗ってから気づきました…
また機会があれば遊んで下さい。
(株)さんの白葉単叢を飲みつつ、パンプティングも白桃も美味しくいただきました (^^。
こちらこそまたご一緒できることを楽しみにしております。