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ブルドッグ

2010-10-23 14:13:09 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆
監督 F・ゲイリー・グレイ
キャスト ヴィン・ディーゼル、ラレンズ・テイト、ティモシー・オリファント、ジェフ・コバー、リチャード・グロス
2003年 アメリカ
ジャンル:アクション、サスペンス

【あらすじ】
麻薬取締局“DEA”の凄腕捜査官・ショーンは、“ディアブロ(魔物)”と呼ばれる男によって家族を惨殺され、復讐の戦いに身を投じていく。

【感想】
これを観たらセガールの映画を観たくなった。それくらい煮えたぎらない結末。

社会派ドラマ風のラストだが、主演がヴィン・ディーゼルだけに爽快に黒幕をボコボコにするくらいにしてもらいたかったです。妻を殺されたのですから法に背いたところで鑑賞している側は許してくれますよ。大人の対応をされても困る。

そんなわけで妻を殺された男の復讐ものです。このタイプの映画は腐るほど作られているのでついつい同系列と比較してしまいます。その点で主人公ヴィン・ディーゼルの性格が暗い上に感情の起伏が少ないので盛り上がりに欠ける。しかも話が事件を共に追う刑事との友情にシフトしてしまうのが余計。ある男の復讐ものなのだから主人公一人が活躍すればいいのである。友情なんてどうでもいいです。

唯一の見せ場は妻を殺した実行犯に対して任務を忘れて拳でぶん殴りまくったシーンです。これ自体は悪くないが、またも以降のシナリオが余計。どんでん返しの形で事件の黒幕が明らかになります。復讐ものにどんでん返しなんていらない。黒幕は最初からわかっている方が鑑賞している側としても感情移入しやすいです。しかもこの黒幕に直接手を触れることがないというのはあまりに消化不良であった。

余計な演出のせいで完成度が低くなってしまったよい見本だと思う。監督はこちらが何を期待しているのかわかっていないのではなかろうか。同系列の話ならセガールやチャールズ・ブロンソンの方がずっといいです。

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

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