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マリー・アントワネット

2007-12-15 01:08:54 | ★★★★★☆☆☆☆☆
監督 ソフィア・コッポラ
キャスト キルスティン・ダンスト、リップ・トーン、スティーヴ・クーガン、オーロール・クレマン、ジェイソン・シュワルツマン、アーシア・アルジェント
2006年 アメリカ、フランス、日本
ジャンル:ドラマ

【あらすじ】
オーストリア・ハプスブルグ家の末娘マリー・アントワネットは14歳で、フランスのルイ・オーギュスト(後のルイ16世)と結婚。格式を重んじるヴェルサイユ宮殿での生活に始めは戸惑うものの、盛大な晩餐会やファッションリーダーとして贅沢三昧の日々を送っていた。4年後、ルイ15世は急逝し、若いふたりは王位を継承する。ほどなくしてマリーは待望の世継ぎを出産。わが子を心の拠り所とするのだが、魅力的なフェルゼン伯爵と逢瀬を重ねたこともあった。一方、財政難に困窮したフランス国民は各地で暴徒と化していき・・・。

【感想】
前知識としてマリー・アントワネットの生涯に関する知識は必須です。知らない人はベルサイユのばらを読んでおけばいいと思います。(漫画の方は誰もけなす人はいないほどの名作なので読んで損することはまずないです。)

内容については豪華な映像はよかったですが、気に入らない点が2つあります。

一つ目は王妃役がキルスティン・ダンストであること。演技は巧いのですが、私個人的(でもないと思うが)に外見がアウトです。この人の顔立ちは決して上品な家に生まれたようには見えないです。むしろその正反対で過去に万引きとかしてそうなタイプに思えてしまう。この作品にかかわらずヒロイン役さえやらなければ、とても評価できる女優さんなのですが、いい加減に周囲にいる人が忠告してやってほしいですね。

もう一つは「本当にここで終わってしまうの」という感じの不完全燃焼な終わり方ですね。やはり処刑されるシーンまでやるべきだったでしょう。監督が意図的に避けた感がありますが、それならそれできちんとした形で終わらせて欲しかった。これに関連すると思いますが、全体的に描かれているのがマリー・アントワネットの贅沢な生活ぶりがほとんどだったと思います。王妃の贅沢の裏で苦しめられる平民の姿が全然なかったのがとても残念です。これでいきなり国民が反乱起こしているのを見せられても、全く説得力がないです。

それにしても死んでから200年以上経ってもしょうもない悪評やありもしない話が残されているもの気の毒ですね。特にルイ16世なんか性的不能でそれを治療して治したなんてことを全世界の人間に広げられ、映画にまでされてしまう程ですから。もう十分に罰を受けたと思いますよ。

お勧め度:★★★★★☆☆☆☆☆


マリー・アントワネット (通常版)

東北新社

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