映画を見ながら株式投資

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ボーダー

2011-08-29 23:22:34 | ★★★★☆☆☆☆☆☆
監督 ジョン・アヴネット
キャスト ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、50セント、カーラ・グギノ、ジョン・レグイザモ、ドニー・ウォールバーグ、ブライアン・デネヒー、バリー・プリマス、メリッサ・レオ
2008年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、サスペンス、ミステリー

【あらすじ】
20年以上コンビを組んできたN.Y.市警のベテラン刑事、ターク(ロバート・デ・ニーロ)とルースター(アル・パチーノ)。行過ぎた大胆な捜査で問題もあるが、共に社会の闇に潜む犯罪者を捕らえて来た。お互いの全てを知り尽くすパートナーとして、固い絆で結ばれた2人。ある日、警察を嘲笑うかのような連続殺人事件が起きる。狙われたのは、1度は逮捕されながら、証拠不十分で社会に放たれた悪人たち。そして、一連の事件の証拠がタークの犯行を示していた…。

【感想】
主演2人の年齢が刑事役を演じる「ボーダー」を超えている。ただこの映画が作られた目的からしてその件は許そう。むしろありがたかったくらい。最大の問題はシナリオが酷すぎる点。

以下、ネタバレあり。未見の方は注意。

ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノの共演はかの有名な「ヒート」以来となります。ただあちらは2人が同じ画面に映っているシーンがほとんどない実にじれったい作品だったので実質的に本作が初めてだと言ってもいいでしょう。「ヒート」ではロバート・デ・ニーロの方が得な役でしたが、本作では逆だったようです。

凶悪犯のみを狙った連続殺人事件が発生し、2人のベテラン刑事が事件を担当することになるが、犯行の手口からロバート・デ・ニーロ演じるターク刑事が犯人ではないかと疑われる。

脚本の完成度の低さに閉口。最後に真犯人が明らかになるきっかけが全く工夫がありません。犯人がメモを落としてしまいそれを発見されてしまい発覚とかふざけている。これではサスペンスとしての面白さは感じられません。また容疑が一方的にロバート・デ・ニーロに向かってしまう流れも矛盾しています。最初からアル・パチーノの犯行可能性を排除してしまっているので製作者側が露骨に物語を仕向けているように感じられます。騙し方がヘタクソです。

シナリオのせいで「2人の名優の共演を堪能した!」と素直に言えないのが、この作品の辛い所です。

お薦め度:★★★★☆☆☆☆☆☆

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