オーシャンズ

監督 ジャック・ペラン
2009年　アメリカ
ジャンル：ドキュメンタリー

【内容】
回転しながら波間を切り裂くハンドウイルカの大群、強大な吸引力ですべてを飲み込むザトウクジラの捕食など、“海”という名の神秘の世界を最新の撮影システムを駆使して捉える。

【感想】
製作費70億円。構想10年。撮影4年とアピールするだけあって映像は確かに凄かったです。作業用に流しておきたかったので思わず再放送を録画してしまいました。美しく神秘的な映像は何も考えず流しておくだけで楽しめます。（もちろんハイジジョン画質でないと意味はないでしょう）

私はマニアックなので鯨やイルカの壮観な映像よりも蟹がシャコの小競り合いをするシーンの方が燃えました。シャコが蟹の片方の鋏をもぎ取ってその場で食べてしまい、最後にとどめの一撃をかますシーンはまさにディス○バリーチャンネルのようだった。それから鰯の群れが一網打尽にされるシーンも壮観です。

ただ本作に限ったことではなりませんが、やはりナレーションが説教臭いです。最終的には「自然を破壊してはいけません。この美しい地球を守りましょう」という結論に行き着くのはわかっているので私としてはあえて触れてほしくなかったです。映像だけで十分。

これだけの映像を撮影するための労力と作業用に流す癒し系映像として評価したいです。同系のドキュメンタリーの中でも出来はよい方でしょう。

お薦め度：★★★★★☆☆☆☆☆

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