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ピノッキオ

2009-01-10 00:33:05 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆
監督 ロベルト・ベニーニ
キャスト ロベルト・ベニーニ、ニコレッタ・ブラスキ
2002年 イタリア
ジャンル:コメディ、ファンタジー

【あらすじ】
妖精が魔法をかけた蝶が丸太に止まり、その丸太を削ってできあがったのが人形・ピノッキオ。いたずら好きで、好奇心旺盛な彼は、冒険を続けるうちに人間になりたいと願う。

【感想】
50過ぎた中年ピノキオのスーパー・ハイテンションの前に別の意味で圧倒されました。

IMDbの点数の10点満点中3.6点という評価が世界中の人達が彼を拒絶したことを物語っています。そこそこの話題作に関して言えば、これだけ低い点数を私は見たことがないです。IMDbには個々のレビューに対して「このコメントは参考になりましたか」という事後アンケートがあるのですが、本作を高評価した人にレビューに対してほとんどが「NO」の回答を突きつけていました。
この評判ですので主演のロベルト・ベニーニはラジー賞にも輝いてしまいました。(作品賞はスウェプト・アウェイに譲る)この賞は作品や俳優の演技の出来よりもシャロン・ストーンのような痛い人や作品に送られる傾向が強いのでその点からすれば、あのキャラでは仕方がないかなと思います。

ここまでけなされてしまうと逆にフォローしてあげたくなるのですが、私に言わせれば「彼は人に元気を与えようと思っただけで、あのスーパー・ハイテンションは決して悪気があったわけではない」ということになります。とはいえ、生まれたばかりのピノキオが中年でしかも大袈裟な会話やリアクションの光景は、人を元気させるどころか疲れさせます。明らかに無理やり作っているため痛々しさが伝わってきてしまうのです。批判されている支配的な意見に対して、反論の糸口を見つけてやれないです。

「ライフ・イズ・ビューティフル」で人気を獲得したロベルト・ベニーニの新たな挑戦だったのでしょうが、期待が非常に高かった分、厳しい結果となってしまいました。最近見なくなってしまいましたが、どうしているのでしょうか?

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆


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