スクリーム３

監督 ウェス・クレイヴン
キャスト デヴィッド・アークエット、ネーブ・キャンベル、コートニー・コックス、パトリック・デンプシー、パーカー・ポージー
2000年　アメリカ
ジャンル：ホラー、サスペンス

【あらすじ】
かつてウッズボローで起きた連続殺人を題材にしたホラー映画『スタブ3』がハリウッドで製作されることになった。しかし、その撮影現場で出演者が次々と惨殺されるという事件が起き、映画のテクニカル・アドバイザーである元保安官デューイと、原作者で元TVレポーターのゲイルは、山奥でカウンセラーとして静かに生きようとしているシドニーに協力を依頼する…。

【感想】
シドニーも続編が作られる度に自らの命を狙われ、恋人はいなくなり、理解者の友人は殺されるのですから本当にお気の毒です。これなら人から離れて山にこもりたくなる気持ちもよくわかります。

前作でランディが死んでしまったので、もう名物映画ネタはないかと思いきや、そこはやはり反則技が待ち構えていました。製作者側も何に期待しているのかが、よくわかっています。冒頭でウェザーズが殴られるシーンも同様ですね。

ただし途中の大爆発するシーンはいただけなかったです。これはランディが言う所の続編映画が、頼りがちな安易な方法だと思います。
ラストは自宅の扉が開いてもそのまま立ち去るシーンで終わりますが、これは、もう安心して大丈夫という意味がこめられており、シリーズ完結を言うにはうまい演出だったと思います。

個人的な好みを言わせてもらえば学園が舞台のホラー映画に徹して欲しかったです。シドニーには気の毒ですが、彼女やその友人が悲惨な目にある方が楽しめたと思います。それだけにハリウッドという設定はどうも腑に落ちなかったです。シナリオの完成度も前作より低いとは思いますが、これで終わりだと思うと少し寂しい気がするのも事実なので点数はこれくらいにしておきます。

お薦め度：★★★★★☆☆☆☆☆

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