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デッドマン・ウォーキング

2007-06-03 05:57:07 | ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
監督 ティム・ロビンス
キャスト ショーン・ペン、スーザン・サランドン、ロバート・プロスキー
1995年 アメリカ
ジャンル ドラマ

【あらすじ】
仲間や若いカップルを惨殺した罪で死刑を宣告されている囚人マシューと、彼を救うべく特赦査問会を要請する尼僧ヘレン。やがて嘆願が却下され、死刑執行の日が迫るなか、マシューの頑なな心は開かれていく…。


【感想】
作品としての出来がどうのという問題ではなく、とにかく嫌いな作品。

どんなことがあっても殺人事件級の犯罪者を美化するのは止めろと言いたい。

そういえば、今日本では奥さんと子供を殺害、暴行された夫が死刑廃止論者で構成された巨大な弁護団に立ち向かっている事件が現実として起こっています。この事件において加害者と被害者、及び被害者を擁護する人間の行動が目の前で繰り広げられている以上、この映画は作り物でしかなく、いくらアカデミー賞を受賞した人間が真剣に演技しようが、所詮は演技です。実際の被害者の方が発言する映像にかなうわけがありません。

あの弁護団をシスターにそのまま置き換えることはできませんが、現実の世界でこれから起こるであろうことを直視すればこの映画がどうなのかが見えてくると思います。製作者は本作において死刑制度に対しては中立であるとのことですが、被害者とそれを擁護する人間の交流を共感を得るように描いている以上、死刑反対が根底にあるのではないかと思えてきます。


お勧め度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆


デッドマン・ウォーキング

角川エンタテインメント

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