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ローマ法王の休日

2014-01-23 22:58:57 | ★★☆☆☆☆☆☆☆☆
監督 ナンニ・モレッティ
キャスト ミシェル・ピコリ、イェジー・スツール、レナート・スカルパ、マルゲリータ・ブイ、ナンニ・モレッティ
2011年 イタリア、フランス
ジャンル:ドラマ

【あらすじ】
ローマ法王が逝去し、新法王を選出するため各国の枢機卿たちがヴァチカンに召集された。聖ペドロ広場には民衆が集まり、新法王の誕生を心待ちにしているが、法王選挙に臨む枢機卿たちは心の内で「自分が法王に選ばれませんように…」と必死で祈っていた。そんな中、新法王に選出されたのはダークホースのメルヴィルだった。大観衆を前に就任演説をしなければならないメルヴィルは、重圧からその場を逃げ出してしまうのだが…。

【感想】
久々に酷い結末の映画を見た。それまでの時間を完全に無駄にさせられるラスト。ブラックユーモアとしてもピクリとも笑えない。駄作認定。

ネタバレあり

タイトルしてパロディ映画なのかと想像していたのですが、実際には「ローマの休日」の法王版。しかし主人公が爺さんな上、最後は法王としての責務を受け入れられずに投げ出してしまうという後味として脱力感しか残らない内容。これでは商業的にも成功するわけないと思うのだが、ヨーロッパはこういう映画を平気で作りますね。それらの中には稀に素晴らしい作品が生まれることもありますが、本作については失敗であると感じました。 

「ローマの休日」の対極に位置するものを作ってみたということか。まだあどけなさの残る少女が数日の貴重な出来事を通じて王女としての貫録を身につけた「ローマの休日」に対し、本作は何十年も生きてきた老人が法王になるのが嫌で逃走。そこでの出来事を通じて「やっぱり私には向いていない」と大勢の前で演説。主人公に対して不快感しか残りません。

何が楽しくてこんな映画作ったのか理解できませんでした。法王という職業に対する風刺のようなものはあまり感じなかったです。

2時間返してくれといいたくなる。

お薦め度:★★☆☆☆☆☆☆☆☆

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