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ベスト・キッド4

2008-12-21 12:02:11 | ★★★★★☆☆☆☆☆
監督 クリストファー・ケイン
キャスト ノリユキ・パット・モリタ、ヒラリー・スワンク、マイケル・アイアンサイド、コンスタンス・タワーズ
1994年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、スポーツ、シリーズ

【あらすじ】 
両親を失い、心を閉ざした女子高生ジュリー(ヒラリー・スワンク)は、亡き祖父の戦友だったカラテの達人のミヤギ(ノリユキ・パット・モリタ)と出会う。ジュリーが抜群の反射神経の持ち主だと気づいたミヤギは、空手の秘伝を伝授するため、山中にある禅宗の寺院へと連れ立って向かった。

【感想】
ヒロイン役が売れる前のヒラリー・スワンクなんですねえ。以降「ボーイズ・ドント・クライ」や「ミリオンダラー・ベイビー」で2度のオスカー受賞を果たすわけですが、ベスト・キッドに出ていたという事実は笑いのネタにされてそうです。確かにその片鱗を感じ取れないことはないのですが、演技的には最初の攻撃的な性格がミヤギと知り合うことで徐々に丸くなっていく過程が大袈裟で落差が大きいと私は感じました。

それから本作では一応今までの主演だったダニエルを切り捨てるという思い切った手に出たようですが、元々ダニエルの影が薄く、ノリユキ・パット・モリタ氏の存在感だけが際立っていたので、主演を変えたからといって特に目新しさは感じられないのが残念。

今までこのシリーズはアホ臭さがいいと評して(擁護して)きましたが、本作はラストを乱闘で締めくくったことがとても気に入らないです。仲が最悪だったお婆さんと打ち解けるシーンで終わらせるべきだったと思う。ミヤギは空手を「闘いの手段ではなく、人間形成のため」だと第一作目から教えてきたのだから、あの終わり方では結論が間違っている。「戦うからには勝て」とかいう台詞は最悪でした。全体的に「ロッキー4」の展開と非常に似ています。

こんな馬鹿映画にここまでまじめな感想を書くことが間違っているのでしょうが、わざわざ酷評されやすい4作目を作ったのだから、出来が悪ければけなされてしまうのは当然のことだと思います。
とはいえシリーズ最終作品?なので寂しいものもあります。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

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