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猿の惑星:創世記(ジェネシス)

2012-10-22 20:22:57 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆
監督 ルパート・ワイアット
キャスト ジェームズ・フランコ、アンディ・サーキス、フリーダ・ピント、ジョン・リスゴー、ブライアン・コックス、トム・フェルトン、デヴィッド・ヒューレット
2011年 アメリカ
ジャンル:アクション、サスペンス、SF

【あらすじ】
現代のサンフランシスコ。製薬会社ジェネシス社の研究所に勤める若き神経科学者、ウィルが実験のためアルツハイマー病の新薬を投与した一匹のチンパンジーが驚くべき知能を示した。ところが、そのチンパンジーは突如暴れ出した挙句、射殺されプロジェクトは中止されてしまう。ウィルは生まれたばかりの赤ん坊を自宅に連れ帰り、“シーザー"と名付けて育てることに。3年後、すくすくと育ったシーザーとウィルとの間には本物の人間の親子のような強い絆が生まれており、同時に特殊な遺伝子を受け継いだシーザーは、類まれな知性を発揮し始めていく。しかし、ある事件がきっかけで、シーザーは人間の愚かさに失望してしまうのだった。そして、失望は地球上の生物の進化の概念を覆す「壮大な闘い」の序章へとつながっていく……。

【感想】
猿がどのようにして人間に代わって地球を支配するようになったのか、その経緯については最も興味ある部分でした。そのためかなり期待していたのですが、残念ながら肝心な部分がかなりお粗末に感じられました。それから続編前提なのか非常に中途半端な幕引きになっているのもすっきりしません。

以下、ネタバレあり。未見の方ご注意。

猿が人間に勝つきっかけとなったのはアルツハイマーの新薬を猿に投与した結果、その猿の知能が飛躍的に上昇したというもの。ただ数的にも人間と比べて圧倒的に少ない猿が、ようやく言葉を話せる程度の知識をもっただけでいきなりあのような反乱を起こせるのか説得力に欠けるように思いました。そこに至る描写はかなり時間をかけて描いていたものの、シナリオの根本に無理がある以上は無駄でしょう。

初代がこれだけ有名な作品である以上、最終的に猿が人間を支配する世の中になるという結果はわかっているわけですから、本作では当然その結果をなぞる形になっています。全体的に経緯を見せるだけで人類に対する警告とかメッセージ性は弱かったように感じました。愚かな人間が大惨事を招いた事実にはかわりないものの、特定の人だけによる仕業だったからなのでしょう。

実はこの作品、周囲の評価は結構高いようです。その理由は猿のCGのリアルさです。確かに本作を見てしまうと旧作の着ぐるみは笑ってしまうレベルでしょう。

自分の中の物語がこうあって欲しいという像とかけ離れていたので厳しい点数にさせていただく。

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

猿の惑星:創世記(ジェネシス) [Blu-ray]
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20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン (FOXDP)

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