映画を見ながら株式投資

今の時代に起きていることを正しく認識し、自分なりの先見の明を持つ。

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2010-01-01 00:00:00 | ★★★★★★★★★☆
監督 ジェームズ・キャメロン
キャスト サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、シガニー・ウィーバー、スティーヴン・ラング、ミシェル・ロドリゲス、ジョヴァンニ・リビシ、ウェス・ステューディ
2009年 アメリカ、イギリス
ジャンル:アクション、ファンタジー、アドベンチャー

【あらすじ】
豊富な地下資源の眠る豊かな星パンドラ。そこはナヴィと呼ばれる青い肌の原住民が、自然と共に生きる美しい世界。しかし資源を奪おうと、人間達はナヴィを滅ぼす侵略を始める。元海兵隊員のジェイクに与えられ任務は、資源の上にあるナヴィの村をどかすことだった。

【感想】
新しい時代の映画を見せていただいた。その場に立ち会えて光栄です。これからの可能性に期待が膨らみます。

ゲームがドット絵から、ポリゴンへシフトしたのと同程度のインパクトはあると思う。もちろん本作によって従来のスタイルが消えてしまうなんてことは全く思いません。それでも本作を観てしまうと、ファンタジーやアドベンチャー映画についてはこれからは3Dでないと物足りなくなるではないかと思う。

とにかく、この映像革命を一度3Dで体験して下さいとしかいいようがないですね。言葉では説明できません。奥行きがあることで生まれる臨場感は新体験にふさわしいです。個人的には激しい戦闘シーンよりも、クラゲみたいな妖精が宙を舞うような幻想的なシーンの方が魅力的でした。

シナリオは「風の谷のナウシカ」が7割、「もものけ姫」と「ラピュタ」で3割にて構成されたような内容です。(大佐役の暴走具合はまんまムスカ・・・)そのためこの部分を批判している人が多いみたいです。ただ日本人がやたらと高く評価する「ロード・オブ・ザ・リング」だって原作はオリジナルとはいえ、これ以上ありきたりで使い古されたシナリオもないのでシナリオの斬新さを理由に差別するのはおかしいと思う。非難したいのであれば両方するべきです。単に宮崎駿を自慢したいだけな気がします。

それでも話の中で唯一残念だったのは主人公がナヴィの姿で銃や爆弾を持って戦うシーンがあったことです。このシーンは本作の主張に照らし合わせるとかなりいただけなかった。マザーテレサが祈りではなく金の力で人を救うようなものでしょう。この瞬間に満点は消えました。本当に残念。

それから私はコンタクトの上から3Dメガネで鑑賞しましたが、それでも最初だったので装着感には違和感がありました。メガネの上にこの3Dメガネではつらいと思う。軽量化していただくことを切に願います。

12年ぶりのジェームズ・キャメロン作品。思い切り堪能させていただきました。これをきっかけに今後、沢山の3D映画が作られるのでしょうが、先駆けとして本作は語り継がれることになるでしょう。

お薦め度:★★★★★★★★★☆

アバター:DVD未発売

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