映画を見ながら株式投資

今の時代に起きていることを正しく認識し、自分なりの先見の明を持つ。

スケアクロウ

2005-10-05 01:27:51 | ★★★★★★★★★☆
監督 ジェリー・シャッツバーグ
キャスト ジーン・ハックマン、アル・パチーノ、リチャード・リンチ
1973年 アメリカ
ジャンル:ドラマ

【あらすじ】
刑期を終えたマックス(ハックマン)は、故郷のピッツバーグでカー・ウォッシュの開業を目論む。一方のもと船員・ライオン(パチーノ)は5年前に妊娠中の妻を残してきたデトロイトに帰る途中だった。カリフォルニアのハイウェイで知り合ったふたりは、徐々に心を通い始め、奇妙な道中を共にする…。


【感想】
地味で起伏がないので退屈だという人がいるかも知れません。私も普段は派手で主張の強いインパクトのあるタイプの方が好きなのかもしれません。でもこの映画は最高だと思います。理屈抜きで好きなのです。

今でも1年に1回は観てしまうほどの作品です。こういう映画は毎日のように映画三昧な私でも数えるほどしか出会えないので本当に貴重な存在です。

好きなシーンは沢山あるのですが、特にライオンの電話ボックスでの妻との会話、噴水で他人の子供を抱きかかえるシーンですね。2人の友情と社会にうまく適応できない孤独な人間の哀しい結末になんとも表現しがたいせつなさを覚えます。この映画は自分が孤独なタイプの人間だと感じている人ほど共感ができるのではないでしょうか?物事がうまく運ばないときに見るといい映画だと思います。

余談ですが、この2人本当はかなり仲悪かったみたいです。パチーノが意思疎通が全く無かったと外に言ってしまうくらいです。それなのにこれだけの演技ができるのは2人が本当にプロだからだと思います。

IMDbを見ても賛否両論ある映画ですが、今まで見た中で一番好きだという人も結構いるようで気持ちはわかります。

お薦め度:★★★★★★★★★☆


スケアクロウ

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