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ピアフが唄うテオドラキス

2009-06-06 | ギリシャ音楽
les amants de teruel - piaf/theodorakis


歌声は エディット・ピアフです。
前ブログにも登場したΜίκης Θεοδωράκης/ミキス・テオドラキスが
1961年の映画「テルエルの恋人たち」のために作曲しました。

「テルエルの恋人たち」はスペインのアラゴン州にあるテルエル県で実際に
起こった悲劇的な恋の物語で、これに触発されたオペラや映画が作られています。

物語はスペイン版ロミオとジュリエットとでもいうのでしょうか
13世紀にテルエルの裕福な家の娘イサベルと、貧乏な男性ディエゴが
愛し合いますが、身分の違いを許さないイサベルの父親は、
ディエゴに5年の間に富と名誉を手に入れて戻ってきたら
娘を与えるという約束をします。

ディエゴが惨憺たる苦労をして財を成し、街に戻ると、まさに
イサベルは父親の選んだ名家の男との結婚式を終えたところでした。

ディエゴは苦しんで亡くなり、彼の葬儀後、姿を消したイサベルは
のち、その遺体に取りすがったまま、
息絶えていたところを発見されるのです。

サン・ペドロ教会に安置された棺の上には
ふたりの像が二度と離ればなれにならないように
手をつないで横たわっています。


どんな映画だったのか探してみましたが見つかりませんでした。


それにしても
テオドラキスの天才たる所以なのでしょうか?
ピアフだとシャンソンの香りなのに、
ギリシャ語で唄うブズーキとギター演奏のこちらを聴くと 
ギリシャ音楽の雰囲気です。不思議!

ΝταλαραςダララスとJothlyn Smithが唄う
ギリシャ語とちょっぴり英語のデュエット:Ομορφι Πολι/オモルフィ・ポリ(美しい街)





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2 コメント

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Les Amants de Teruel (kyotakaba)
2009-06-08 14:26:04
こんにちわ、

探してみました。
IMDb には、基本的なデータがあるだけなので、
ニューヨークタイムスに1962年のレビューのアーカイブ。
技巧的な映画だったのでしょうか。
それから、cine-ressources には、あらすじも。
動画は見つからないですね、

http://movies.nytimes.com/movie/review?res=9B07E7DB173CEF3BBC4D52DFB4678389679EDE

http://cinema.encyclopedie.films.bifi.fr/index.php?pk=51109

せめて写真でもあればと思ったのですが。
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kyotakabaさん (levosolive)
2009-06-08 14:46:44
こんにちは
探して下さってありがとうございます。

やっぱり・・・ ありませんでしたか。

実はこの歌がフランス映画の主題歌だったとは
最近まで知らなかったのです。

ギリシャ語バージョンの歌詞は
とても美しくて大好き。

テオドラキスは他にも「セルピコ」の
テーマ曲なんかも書いていますよね。

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