26日金曜(ギリシャ時間)アテネの教会で告別式が行われ、故アンゲロプゥロス監督はアテネ第一墓地に埋葬されました。
メディアでは監督の生前の業績が大々的に取り上げられる追悼特集がひしめく中で小さな記事が気になりました。
監督が事故にあったのは24日の夜7時過ぎでしたが、緊急出動要請の電話があってから救急車が事故現場に到着するまで、なんと45分間もかかっていたというのです。
すぐに搬送されていたら命は助かっていたのではないかと考えてしまいます。
この件に関しては、遅れた理由を調査をするということになりましたが、それはもしかして、亡くなったのが有名な人で、話題になったからで、実は頻繁に起っていることなのではないかと不安になりました。
ギリシャでは現在、市民生活に必要な基本的なサービスの低下が目立ってきています。誰にでも起きうる悲劇ですが、ギリシャからの声を世界に伝えてきた傑出した才能の持ち主がその犠牲者のひとりになったというのなら・・、なんと悲しい現実でしょう。