『スター・トレック』(邦題「宇宙大作戦」)でミスター・スポックを演じたレナード・ニモイ氏が亡くなった。
27日に胸の激痛を訴えて病院に緊急搬送されたと聞いた時点で非常に危険な感じがして、乗り越えられることを祈っていたのだが、願いは叶わなかった。
享年83歳。 慢性閉塞性肺疾患だった。 搬送先の病院ではなく、自宅で亡くなったというのがせめてもの救いかもしれない。
ミスター・スポックを “演じた”と書いたが、彼はミスター・スポックそのものであった。 もちろん、他に数多くの作品に出演し、日本でも存在感をみせつけた。 『スパイ大作戦』の変装名人パリスに、『刑事コロンボ』シリーズ中(「溶ける糸」)の医師役が真っ先に思い出される。
しかし、ニモイ=ミスター・スポックではなくとも、ミスター・スポック=ニモイであった。 エキゾチックな顔立ちと独特の表情と所作が、異星人スポックを唯一無二の存在にした。
TOSと呼ばれる『スター・トレック』において、論理的思考で蔭ながらカーク船長を支え続けるミスター・スポックは若々しく、澄んだ瞳も美しき、輝かんばかりの魅力に溢れた副長だったのである。
"Live long and prosper"「長寿と繁栄を」の台詞がヴァルカン星人スポックの挨拶だ。 レナード・ニモイ氏は自身のツイッターにおいて、しばしばその略語 “LLAP”を用いて締め括っていた。
彼を偲んであらためて此処にも記そう。
長寿と繁栄を。
27日に胸の激痛を訴えて病院に緊急搬送されたと聞いた時点で非常に危険な感じがして、乗り越えられることを祈っていたのだが、願いは叶わなかった。
享年83歳。 慢性閉塞性肺疾患だった。 搬送先の病院ではなく、自宅で亡くなったというのがせめてもの救いかもしれない。
ミスター・スポックを “演じた”と書いたが、彼はミスター・スポックそのものであった。 もちろん、他に数多くの作品に出演し、日本でも存在感をみせつけた。 『スパイ大作戦』の変装名人パリスに、『刑事コロンボ』シリーズ中(「溶ける糸」)の医師役が真っ先に思い出される。
しかし、ニモイ=ミスター・スポックではなくとも、ミスター・スポック=ニモイであった。 エキゾチックな顔立ちと独特の表情と所作が、異星人スポックを唯一無二の存在にした。
TOSと呼ばれる『スター・トレック』において、論理的思考で蔭ながらカーク船長を支え続けるミスター・スポックは若々しく、澄んだ瞳も美しき、輝かんばかりの魅力に溢れた副長だったのである。
"Live long and prosper"「長寿と繁栄を」の台詞がヴァルカン星人スポックの挨拶だ。 レナード・ニモイ氏は自身のツイッターにおいて、しばしばその略語 “LLAP”を用いて締め括っていた。
彼を偲んであらためて此処にも記そう。
長寿と繁栄を。