医院の来院患者数を曜日別に集計してみると明らかな傾向が見られます。
患者数が多いのは月曜、金曜、土曜で、それに比べて少ないのが火曜、水曜です。
これは毎週、ほぼ同じ傾向です。
月曜は週の始めで、通常の患者さんに加えて、週末に体調を崩したり、怪我をしたりした患者さんが来院するので外来は忙しく、金曜は週末になる前に受診しておこうと考える患者さんが多いのか、特に午後が忙しい傾向にあります。
土曜は少し患者さんのプロフィールが異なり、会社にお勤めの方が多いようです。
そういうわけで、それ以外の日、特に火曜、水曜が比較的のんびりとできるのですが、よく行く喫茶店のママさんも同じことを言っていました。
その喫茶店でも、火曜、水曜がもっとも暇だと。
クリニックと喫茶店とではそこに行く動機は全く別物なのにもかかわらず、訪れる人の数が同じような傾向を示すことにはとても興味を惹かれました。
私は月曜、金曜が週末との関係で忙しいのではと上で書きましたが、ひょっとしたらそんな単純なものではなく、心理的要素など他の多くの因子が絡み合って、ひとつの行動パターンを形成しているのではないかとさえ思えてきます。
こういうことをテーマに研究してみると何かいい知見が得られるのではと思います。
最近、大学生がよく受診するので、こんな話をしてみようかな?
そんなことを言うと、「堅いことを言うオッサンだ。」と煙たがられるだろうな。笑
でも、身近なところにこそ研究のネタは転がっていて、興味を持つことからいい論文が生まれるんだけどなぁ・・・