コンパクトカメラ

写真はスナップを撮るために以前から愛用しているコンタックスTVS IIIというコンパクトカメラです。
デジタルでなくフィルムカメラなので、デジタル全盛の今ではとてもマイナーな部類に入るカメラです。
ところが、実力はなかなかのもので、雨の中で撮るときなどはレンズ交換の必要もなく、傘を差しながら片手で採れるので、今でもとても重宝しています。

以下は週末にこのカメラで撮った談山神社での写真です。





上の2枚は13重の塔です。このときは雨が激しく降っていました。







灯篭を通して紅葉を撮ってみました。

フィルムカメラで撮った写真をブログに載せるのにはスキャナーが要るので、ちょっと手間取るのですが、プリントしたときの出来栄えはやはりフィルムカメラの方がいい色が出るようです。
もうこのメーカーのカメラ部門は撤退しており、故障は恐怖なのですが、まだまだ現役で頑張って欲しいカメラです。

明日こそ快晴！

このところ曇りや雨の日が続いています。
腰痛持ちの自分にとって、こういう湿気の多い気候は苦手です。
ニューヨークに住んでいるときに初めて腰痛を経験しました。
痛みがひどく、1ヶ月間まったく外出できずにアパートでごろごろしていました。
一人で住んでいたので、友人が持ってきてくれるビーフやターキーの冷凍食品が唯一のライフラインでした。
電子レンジの前で数分立って待つことすら痛みが激しくできなかったのです。



その頃、フロリダのオーランドというところで学会があり、発表することになっていたので鎮痛剤を山盛りのんで出席しました。
不思議なことにオーランドに滞在している間に、痛みはうそのように消えてしまいました。
11月の初旬だったのですが、寒くて雨の多いニューヨークと違い、温暖なフロリダの湿気のないカラッとした気候が腰によかったのだと思います。

それ以来、腰には湿気が大敵という思いが強く、今でも雨が降ると当時の悪夢がよみがえり、不安になります。
今日も小さな手術をしたのですが、少し前屈みの姿勢を続けていると、腰にじわじわと重だるい感覚が出てきて、ヒヤヒヤしていました。
スカッとした青空が待ち遠しいです。

談山神社

今日は雨の中、奈良の談山神社に行って来ました。
このブログにコメントを下さるクローバーさんに紅葉の名所として教えていただいたところです。



談山神社は中大兄皇子と中臣鎌足が大化の改新の談合をした地として有名です。
あいにくの雨模様のため、電車で行く予定を変更して、車で行きました。
神社のある奈良県桜井市というところは行ったことがなかったので、無事に着けるのか少し心配だったのですが、カーナビのおかげで神戸から1時間半ほどで到着しました。



それにしても燃えるような紅葉のスケール、壮大さに圧倒されました。
灯篭の向こう側の見事な紅葉のため、灯篭が点灯しているように見えます。



昨日は京都、今日は奈良。
天候には恵まれなかったけど、この週末は素晴らしい紅葉を堪能することが出来ました。
これで気分一新、明日から存分に仕事に打ち込めそうです！

洛西にて

今日は午後から京都・長岡京の光明寺に行って来ました。
昨日あたりから晩秋らしい寒さを感じるようになって来ました。
紅葉もこの週末が見納めでしょうか。



光明寺は6月にも写真を撮りに来たのですが、そのときはほとんど人気もなく、今回もゆっくりと紅葉が撮れるかと思っていたのですが、さすがに紅葉の名所でシーズン真っ盛りのため、観光客も多く、1箇所に立ち止まって撮影ということはなかなか難しかったです。



このあたりは洛西と呼ばれているところですが、とても静かで周りには山や畑、田んぼが多く、道端では京野菜が売られたりしています。



晩秋の静かな西京都。
あいにくの曇り空で、底冷えを感じましたが、それはそれで京都らしくよかったです。

いい医者になれよ！

先週はトライヤル・ウィークということで、近くの中学2年生がクリニックで仕事を手伝ってくれました。
男子一人、女子一人で、ともに将来医師になりたいという明確なビジョンを持っている学生さんたちでした。
患者さんのプライバシー、守秘義務もあるので、私の診察を見学することはできませんでしたが、開院前の掃除に始まり、患者さんのリハビリテーション器具の着脱を手伝ったり、ナースが行うピンセットや手術器具の消毒を見学したりと、いろんなことを体験してもらいました。

時間を見つけて、私の医療での経験談なども話しました。
生意気な（？）医学部の学生に教えることは慣れているのですが、医師を目指すという目標を持っているとはいえ、相手はまだ中学生。
どんなことまでを話せばよいのかよくわからなかったのですが、専門的過ぎるかなと思うような話でもよく理解して聞いてくれました。

また、その日に行ったことや感想をノートに書いて私に見せてくれるのですが、「2種類のアレルギー剤がありますが、どちらよく効きますか？」という質問も書いてありました。
合コンやダンパに明け暮れている医学生に見せてやりたいと思いました。笑

本日、その中学校の先生が挨拶に来院され、神戸市教育委員会からの感謝状を渡されました。
わずか1週間でしたが、クリニックでの経験が、彼らが将来医療人として進む道の第一歩であるとしたらこんなにうれしいことはありません。

神戸森林植物園

金曜の午後、診療の合間を縫って、六甲山にある森林植物園に行ってきました。
新聞の紅葉情報が「見ごろ」となっており、週末は雨模様らしく、晴天の今しかないと思い立ち、昼食もほどほどに六甲山に向かってダッシュしたのです。



広大な森林植物園は私の大好きなスポットの一つです。
歩くだけもいい運動になります。



六甲山は気温が低く、紅葉の見ごろも一足先に来ます。
紅葉の名所はたくさんありますが、大きな池に映える紅葉はここがいいと思います。



平日にもかかわらず、駐車場はいっぱいで、観光バスも停まっていました。
カメラを持った人もたくさん見かけました。



駆け足でシャッターを切り、六甲山を脱兎の如く下りました。
夕方の診療開始10分前に滑り込みセーフでした。笑

口コミ

寒くなってきました。
クリニックもインフルエンザの予防接種を受ける患者さんや風邪ひきの患者さんが多く来院され、バタバタと忙しくしています。

クリニックでは初めて来院される患者さんに簡単なアンケートを取っていますが、その最後に「どのようにしてこの医院をお知りになりましたか？」というのがあります。
「近隣に在住」とか「駅の看板で」などの項目にチェックしてもらうのですが、圧倒的に多いのが「知人・友人の紹介」です。
この結果には自分でも驚いているのですが、派手な宣伝をしなくても、一人一人の患者さんを丁寧に診察し、病気を治療していけば口コミで患者さんは来てくれるものだと実感しています。
スタッフの親切な応接も患者さんにいい評判を得ているようです。

しかし評判などは些細なことで一瞬にして崩れ去るものです。
まだ開院して1年も経っていません。
奢らず、油断せずにコツコツと進んで行きたいと思っています。

疑問

連日マスコミに取り上げられている病気腎の移植。
病気で取り出した臓器を他人に移植するというのは法規制が仮になくとも、倫理的には容認できるものではありません。
ただ、私には彼ら医師たちの行為の動機、目的がいま一つはっきりしないのです。
少なくとも売名行為とか単に手術症例数を増やすために行ったとは思えません。
なぜなら、彼らは元々多くの症例数をこなしており、泌尿器科の医師たちの間でもその技術は評価が高かったからです。

彼らはインタビューで「移植を待っている人を少しでも多く救いたい。透析患者は生活が極端に制限されるから。」という理由も、現場で多くの透析患者を見てきた医師の思いとしては素直に受け取れるのでないかとも思えるのです。

医療というのは倫理観や道徳観を基本に成り立っているのは当然でしょう。これをないがしろにすると医療が崩壊してしまいます。
ただ、同時に結果も求められるのです。
私は今回の件はマスコミ報道を通じてしか知ることが出来ないのですが、彼らが行った病気腎移植を受けた患者の中には感謝の意を述べている人も少なくないようです。
結果として、状態が悪化した人はいるのでしょうか。

一方で、臓器を摘出された患者さんの立場も考慮する必要があり、摘出する必要もないのに摘出されたことにより、体調に不具合が生じたような場合は、彼らの行為は糾弾されるべきでしょう。

私は決して彼らの行為を支持する立場にはありません。
更なる事実解明を待つ必要はあるでしょう。
ただ、外科医として技術、結果でしか評価されない世界で生きてきた者として、敢えてリスクの高い病気腎移植をわざわざ行ってきた彼らの本音を是非聞いてみたい気がするのです。

出石

但馬の小京都と呼ばれている出石（いずし）に行って来ました。
舞鶴自動車道で福知山まで来て、あとは国道を走り、神戸から約2時間で着きました。
目指すは出石の宗鏡寺です。
ここは沢庵和尚が再興した寺として有名で、沢庵寺とも呼ばれています。



宗鏡寺はとてもきれいなお寺で、紅葉の名所としても知られています。
沢庵和尚が沢庵漬けを考案したとも言われているようですが、どうなんでしょうね？



出石は蕎麦が有名で、お蕎麦屋さんが乱立気味に（？）軒を並べていました。
蕎麦以外のものを食べたいときにはちょっと困ります。笑



紅葉は11月下旬が見頃でしょうか。
何とか時間を見つけて、秋が深まったときにもう一度訪れてみたい街です。