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焼き物の街、常滑・多治見に行ってきました。
常滑は、中国にもゆかりのある地で、前から行ってみたかったのです。明治初期、当時清の時代に金士恒という中国人が来日、中国式朱泥製法を常滑に伝えて以来、古い伝統のもつ常滑焼が更に花を咲かせたといわれます。
急須職人の伊藤誠二さんの甚秋陶苑に訪れました。日本茶急須の職人である伊藤さんですが、積極的に中国茶器の開発もされています。つい先月、伊藤さんの朱泥中国茶用急須を購入しました。自分の手にフィットしていて、使い勝手がとてもよいのです。
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ギャラリーは伊藤さんの数々の作品でしつらえ、窓越しの坪庭の眺めも素晴らしいです。
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ギャラリーのお向かいは、すぐ伊藤さんの工房です。その日は、轆轤を回して急須の蓋を集中的に仕上げていました。
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ギャラリーに飾ってある茶入れの瓶は、ヨーロッパのみやげ物でもらったスコッチのグラスだそうです。そのグラスに、伊藤さんは蓋を合わせ、茶入れとして使っています。
轆轤を回し、なんでもご自分で作れるのが羨ましいです。
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写真の左側の茶香炉からは、かすかに茶の香りが漂い、大変気に入りました。譲って頂くことになりました。東京の個展などでも茶香炉を持って行かれないようで、常滑に来た甲斐がありました。
奥様とともに、昨年台中に行かれ、台湾茶会を実際体験されたそうです。その時のアルバムや台中で出会ったお宝を見せて頂きました。
台中の旅から帰ってきた伊藤さんは、創作意欲が湧き、急須などの茶器以外、最近お仲間と常滑盤プロジェクトも立ち上げたそうです。色々使い勝手の良さそうな盤があります。常滑焼物散歩道にある「ともの世界」というギャラリーにもおかれているそうです。良かったら覗いてみてください。
伊藤さま、奥さま、温かいもてなし、ありがとうございました。
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