二つの人気ブログ「世に倦む日々」と「Irregular Expression」のあいだで大阪高裁の靖国判決について論争が起きている。時系列の順にリンクを並べる。
■ 世に倦む日日:憲法に無知な前原誠司 - 靖国問題で小泉首相を追及できず
● Irregular Expression: 暴論「小泉は上告しないから違憲判決を認めたことになる」
● Irregular Expression: "世に倦む日日"のthessalonikeはやっぱり無知蒙昧でしょう
■ 世に倦む日日:大阪高裁の靖国違憲判決に関して - 法曹界の人間は口を開け
● Irregular Expression:「世に倦む日日」の詭弁・デタラメ観察
■ 世に倦む日日:大阪高裁の靖国違憲判決 (2) - 国交省宗教化のシミュレーション
● Irregular Expression: "世に倦む日日"が弁護士からダメ出し
法律や裁判のことはまったくわからないので私にはどちらが正しいとか間違っているとか言えないが、お二人とも罵倒を控えてフェアな議論で戦っていただくようお願い申し上げる。
ちょっと気になるのは、「Irregular Expression」gori氏が「世に倦む日々」thessalonike2氏を名指ししてリンクを貼っているのに対しthessalonike2氏は「ネット右翼」というあいまいな呼び方をし論敵(必ずしもgori氏でなくてもいいが)へのリンクをしていないことだ。読者が自分の主張と論敵の主張を読み比べることについてthessalonike2氏は消極的なようである。私の目にそれは反論を認められない偏狭さ、あるいは自信のなさの表れに見える。残念なことだ。
もう一つ「世に倦む日々」について気になることがある。
10月18日の記事「小泉靖国参拝の裏にある三つの政治目的 - 中韓は全力で阻止を」でthessalonike2氏は
■ 参拝支持、わずかに上回る 共同通信、緊急世論調査
■ asahi.com: 首相靖国参拝、賛否は二分 中韓との関係「心配」65%
共同通信の調査では参拝支持率が上昇し賛否が逆転、朝日の調査では支持と不支持が拮抗し内閣支持率変わらず。どちらにしても、thessalonike2氏の書いた「政治報道が靖国問題に関わる中韓の対日批判で埋められれば、小泉内閣の支持率は自然に下落する」という予測は外れたことになる。熱心な「世に倦む日々」読者の一人として、thessalonike2氏が予測を外した理由について明快な分析と反省を明らかにされることを期待してやまない。
それにしても、選挙で民主党大勝利の予測といい、(まだ可能性はゼロではないのかもしれないが)野田聖子入閣説といい、自信満々に予測しながらこれほどまで見事に外す人も珍しい。いや、予測を大外ししながらなお一部の人々から熱心に賞賛されているのが不思議だというべきか。世の中には案外ロマンチストが多いようである。
どれほど知性にあふれ正義感が強く文章力に優れていても、現実が認識できず未来を見通せない人の語る「正論」はフィクションとして鑑賞するしかない。それは力強く人の心を動かすが信頼するに足りないものだ。妖精が住む理想郷や恐ろしい怪物に満ちたファンタジーの地図を見るのは面白いが、それを頼りにドライブに出かけようとは思わない。私にはどこでも手に入る昭文社の地図で十分だ。
…と書いてはみたが、残念なことにマスコミやネットで昭文社の地図並みに客観的で信頼できる政治的言説を見つけるのは困難だ。決して「どこでも手に入る」ものではない。「スタージョンの法則」は憂鬱な真理である。
■ 世に倦む日日:憲法に無知な前原誠司 - 靖国問題で小泉首相を追及できず
● Irregular Expression: 暴論「小泉は上告しないから違憲判決を認めたことになる」
● Irregular Expression: "世に倦む日日"のthessalonikeはやっぱり無知蒙昧でしょう
■ 世に倦む日日:大阪高裁の靖国違憲判決に関して - 法曹界の人間は口を開け
● Irregular Expression:「世に倦む日日」の詭弁・デタラメ観察
■ 世に倦む日日:大阪高裁の靖国違憲判決 (2) - 国交省宗教化のシミュレーション
● Irregular Expression: "世に倦む日日"が弁護士からダメ出し
法律や裁判のことはまったくわからないので私にはどちらが正しいとか間違っているとか言えないが、お二人とも罵倒を控えてフェアな議論で戦っていただくようお願い申し上げる。
ちょっと気になるのは、「Irregular Expression」gori氏が「世に倦む日々」thessalonike2氏を名指ししてリンクを貼っているのに対しthessalonike2氏は「ネット右翼」というあいまいな呼び方をし論敵(必ずしもgori氏でなくてもいいが)へのリンクをしていないことだ。読者が自分の主張と論敵の主張を読み比べることについてthessalonike2氏は消極的なようである。私の目にそれは反論を認められない偏狭さ、あるいは自信のなさの表れに見える。残念なことだ。
もう一つ「世に倦む日々」について気になることがある。
10月18日の記事「小泉靖国参拝の裏にある三つの政治目的 - 中韓は全力で阻止を」でthessalonike2氏は
恐らく小泉首相は、この二週間ほど中韓からのリアクションを報道させ、国内の政治関心を靖国問題に集中させ、国内での世論対立状況を高め、結果的に小泉内閣の支持率を落とすことを企んでいるのだろう。右翼のフジは別にして、NHKも含めて報道側の大勢は、近隣諸国との友好関係を破壊する小泉外交に批判的である。昨夜のNHKの7時のニュースの世論調査数字がそれをよく示していて、靖国参拝反対が賛成をポイントで上回っていた。このバランスは基本的に変わらない。だからこの二週間のあいだ、政治報道が靖国問題に関わる中韓の対日批判で埋められれば、小泉内閣の支持率は自然に下落する。と予測しておられたが、世論調査の結果は以下のようである。
■ 参拝支持、わずかに上回る 共同通信、緊急世論調査
小泉純一郎首相の靖国神社参拝について共同通信社が17、18両日に実施した全国緊急電話世論調査によると、「参拝してよかった」が48・1%だったのに対し「参拝すべきではなかった」が45・8%と、参拝支持が不支持をわずかに上回った。前回9月調査では「今年は見送るべきだ」(53・0%)が「今年も参拝すべきだ」(37・7%)を上回っていたが、賛否が逆転した。
■ asahi.com: 首相靖国参拝、賛否は二分 中韓との関係「心配」65%
小泉首相が靖国神社を参拝した直後の17日夜から18日にかけて、朝日新聞社は緊急の全国世論調査(電話)を実施した。首相が参拝したことを「よかった」とする人は42%、「参拝するべきではなかった」は41%で、賛否が二分された。(略)内閣支持率は55%、不支持率は30%で、総選挙直後の9月調査(55%、30%)と変わらず、高い水準を維持。
共同通信の調査では参拝支持率が上昇し賛否が逆転、朝日の調査では支持と不支持が拮抗し内閣支持率変わらず。どちらにしても、thessalonike2氏の書いた「政治報道が靖国問題に関わる中韓の対日批判で埋められれば、小泉内閣の支持率は自然に下落する」という予測は外れたことになる。熱心な「世に倦む日々」読者の一人として、thessalonike2氏が予測を外した理由について明快な分析と反省を明らかにされることを期待してやまない。
それにしても、選挙で民主党大勝利の予測といい、(まだ可能性はゼロではないのかもしれないが)野田聖子入閣説といい、自信満々に予測しながらこれほどまで見事に外す人も珍しい。いや、予測を大外ししながらなお一部の人々から熱心に賞賛されているのが不思議だというべきか。世の中には案外ロマンチストが多いようである。
どれほど知性にあふれ正義感が強く文章力に優れていても、現実が認識できず未来を見通せない人の語る「正論」はフィクションとして鑑賞するしかない。それは力強く人の心を動かすが信頼するに足りないものだ。妖精が住む理想郷や恐ろしい怪物に満ちたファンタジーの地図を見るのは面白いが、それを頼りにドライブに出かけようとは思わない。私にはどこでも手に入る昭文社の地図で十分だ。
…と書いてはみたが、残念なことにマスコミやネットで昭文社の地図並みに客観的で信頼できる政治的言説を見つけるのは困難だ。決して「どこでも手に入る」ものではない。「スタージョンの法則」は憂鬱な真理である。
そうそう、自分の間違いを認めて、教訓を抽出し将来の予想に生かさねばまたおなじ繰り返すだけですよねー。
いや、繰り返すと思うんだけど。
あと、「中韓のマスコミが靖国参拝批判をくりひろげ」というのもの外れてますよね。一応、中国のマスコミをウオッチするのをテーマにしてますが、おもしろ記事が全然でないんでこまってます。
ちなみに直後に数本出たきりで、今は陰も形もありません(探し方が悪いといわれれば、それまでですけど)。
中国も韓国も日本国内の反小泉派ほど頭悪くも暇でもないということだろうとおもってます。
靖国参拝の是非については中韓の反応とは切り離した形で冷静な議論がされて決着されるのが一番望ましいと思ってます。
強迫概念が有るようで共産党どころか社民党が
中心になってとのたまう人まで居る。せめて
共産党が中心になってと言って欲しかった
ですがね┐(´ー`)┌
gori氏からのリンクを辿ってそう思いました。
英仏並の国家を目指すのは別に軍国主義化では
無いのですがね。私には理解できません。
>妖精が住む理想郷や恐ろしい怪物に満ちた
>ファンタジーの地図を見るのは面白いが、
>それを頼りにドライブに出かけようとは
>思わない。私にはどこでも手に入る昭文社の
>地図で十分だ。
確かにフェイヨン(ペイヨン)やイズルード
(RO俗語として伊豆と呼ばれている)に
自動車で出かけようとする人は居ませんね。
アレは「癌の鯖」にアクセスしてマウスや
キーボードでキャラを操作する為の地図で
あって、ドライブ地図では無い。まあ、あの
世界は自動車なんぞ使わなくてもカプラ社の
転送サービスで充分な訳でありますが。
(中宮祟ネタ)
呼んだ?
http://blog.goo.ne.jp/kurokuragawa/e/f6ab9cc491bbc540b2235d545509576f
gori氏が論争かYO!
ブログリニューアルして、そんなにアクセスに飢えてるの?w
つうか、ほんとに保守勢力、敵対する振りして裏で手を組んでたりしてね。これほどあの同盟の宣伝になることないし。
でもなあ、gori氏が言うなよ、て感じなんだよなー。事実誤認じゃクラウン孝子にひけをとらないし、てっく氏に度々指摘されてるし、それに対して記事の中で罵詈雑言で答えてるし、そのくせ、そのてっく氏を今度の論戦の緒戦でダシに使ってるし。をひをひ、て感じ。
どっちもみっともない論戦だが、どこまでみっともない姿を曝せるか、楽しみだ。
アクセス数うp以外にどういう意義があるのか知らんけどなw
> 靖国参拝の是非については中韓の反応とは切り離した形で冷静な議論がされて決着されるのが一番望ましいと思ってます。
今や靖国参拝反対(禁止)運動は特定アジアへのお追従運動に成り下がりつつありますから、切り離したら本体がなくなってしまいそうな気がします。
反対派で「外国からの影響を排除すべき」と主張する人は残念ながら少数派のようですね。
(参考リンク)
余白から指先へ: 靖国問題・・・反対派が学ぶべきこと
http://yohaku.seesaa.net/article/8416046.html
余白から指先へ: 靖国問題・・・反対派を瓦解させる反対論
http://yohaku.seesaa.net/article/8531457.html
>abusanさん
私は衣装ダンスを通ってナルニア国へ行ってみたいです。
>森田実さん
呼んでません!
>やれやれさん
gori氏を批判したいのであれば、直接あちらのコメント欄に書いてください。
非常に参考になるエントリでした。
>あと、「中韓のマスコミが靖国参拝批判をくりひろげ」というのもの外れてますよね。一応、中国のマスコミをウオッチするのをテーマにしてますが、おもしろ記事が全然でないんでこまってます。
韓国にはおもしろ記事がありますよ。
こんなのはどうでしょうか?「最後通牒」とか言ってますが。w
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/10/25/20051025000004.html
残念ながら、中国語の勉強をかねて中国のマスコミを
ウオッチするのがテーマなんで、韓国は守備範囲外です(w..
仕事の関係で「他人の翻訳は原則として信用しない」主義をとってます(なかなか、徹底はできないです ww)。
テサロニケ氏だけを叩くのはフェアじゃないんじゃない?gori氏もデマばかりのデムパには変わりないけどなあ。
デムパ同士戦ってねwて言うなら筋は通るんだけど。まあどっちもどこかの団体に雇われてる臭いがするから、あまり熱くなって見る方がばかばかしいのかもしれないがね。