法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

確かなことは!

2021年09月30日 23時41分58秒 | 日乗

今晩は、週一回の東京大谷声明学園の通園日でした。

先程、10時前に帰宅。
TVのスポーツニュースを見ながらの夕食です。

いつも「不思議だなー」と思うことが、今晩も出会しました。(笑)

女子ゴルフの国内メジャー。
「日本女子オープン」初日のニュース。
上田桃子選手が、5アンダーで単独首位です。
ところが、スポーツニュースは、上田さんの名前も、一位の報道もありません。

アナウサーは、
「前回大会の覇者・原英莉花選手が4位発進で好位置!」とか
「渋野日向子選手、首位に2打差の好位置キープ!」とか。

確かに、原選手も渋野選手も人気選手であることは十分に承知です。
ボクも応援したい。
ただ、どのスポーツ報道でも、1位の選手よりも人気選手報道が顕著。

「○○大会、○○日目、1位は○○選手」とトップ選手から報道するべきだと考えます。

でないとTV局の贔屓・偏向的・恣意的な報道ですなー。
プンプン!(笑・笑・笑)

マア、マア、冗談半分ですが、
TV報道の劣化には、随分と腹立たしい。

自民党総裁選が終わりました。
各局熱心ですねー。
もちろん、総裁が決まれば次は総理大臣が決まるわけですから、
お国の一大事ではあります。
ただ、そのエネルギー、他にも向ける場所が多々ありそうです。

仏教では、「中道」「中庸」を教えています。

昨今のこのお国の政治。
特に、与党の政治は、乱暴・出鱈目ですなー。
自公共に、劣化かな?
TVの追究もなまぬるし。

ただ、我々市民にとって「確かなことが一つ」ありです。
それは、総裁選挙は国民の1%の党員の参加ですが、
次の衆議院議員選挙は「市民全員が1票」投票できることです。

ボクは、このブログで、何党支持・○○議員支持を言うつもりありません。
ただ、まっ黒とかグレーの政党・議員さんには投票しません!

皆で、選挙に行きましょう!

投票率を上げましょう!

市民の「幸せ実現」の一歩!

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「情が通じる」

2021年09月29日 23時08分50秒 | 日乗

『岡潔集』第五巻
昭和44年6月10日 初版発行
発行所 (株)学習研究社

昨日の更新の続きです。。
『岡潔集』からの、
真我(大我)を大事した芭蕉の俳句。


秋深き隣は何をする人ぞ


という芭蕉の句がありますが、芭蕉は小我を自分だと思っておりません。
真我こそ自分だと思っていたのです。
人と自分との間に情が通じ合う。
自然と自分との間にも情が通じ合う。だから、

秋深き隣は何をする人ぞ

という句の本当の意味は、
つまり芭蕉が一番強くいおうとしていることは、
秋も深まると隣の人が何をしているのだろうと非常になつかしい。
なつかしさというあたたかさがあるのです。
表面には何をしているかわからないという淋しさもありますが、
句の底にあるのはあたたかさなのです。
底があたたかくて、表面が冷たいーこれが芭蕉のいう「人の世の哀れ」であります。
これが芭蕉の俳句の真髄(心)です。
芭蕉の俳諧は万葉の心なりといっています。
だから万葉のころもそうだったのです。
また万葉は、日本に文字が伝わるとともにすぐに書き残されたものです。
だから日本においても上代もそうだったのです。
本当の日本人は情が中心であり、それが自分であります。

人と人との間にはよく情が通じ、
人と自然との間にもよく情が通じます。

昨今は、「情」も死語ですかねー?

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ダイアリーは、「紙派」です。

2021年09月29日 22時52分48秒 | 日乗



午前中は、週一回のテニス・スクール。
先週は帰省でお休みしました。
一週あいてのテニスです。テニスがボクの健康のバロメーター。

午後、東京駅丸の内の丸善。
来年の手帳を購入。
パソコン・携帯への乗り換えを何度かトライアルしましたが、
ボクは、ズッと「紙派」です。
使い勝手が良いのと、安心感が何よりであります。(笑)

 

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数学者・岡潔

2021年09月28日 22時55分28秒 | 日乗

区立図書館で借りてきて読んでいます。

『岡潔集』第五巻
昭和44年6月10日 初版発行
発行所 (株)学習研究社

昨今は、
岡潔(オカ・キヨシ 1901~78年)という名前が話題にあがることもなく、
著作を読む人も多くなさそうですね。
ボクは、数学のことは全くダメですが、
岡潔は、「多変数複素関数論」の研究で著名な伝説的な数学者の由。

『国家の品格』で有名な藤原正彦氏は、次のように語っています。

「岡先生は『論理の危うさ』を指摘し、『情緒』を大切にした。
グローバリズムが弱者を追い込んでいる中、
日本人の自然や弱者への共感、
もののあわれが世界を救う-といった岡先生の予言、
祈りが夢物語ではなく、現実味を帯びている」

半世紀以上前になります。
カウンセリングの勉強をはじめた頃のこと。
先輩から勧められた一冊が、
『春宵十話(シュンショウジュウワ)』毎日新聞 1963年

「カウンセリングを学ぶ者の“必読書”です」と。
マア、難しくて随分悪戦苦闘した想いがあります。

岡潔の著作から、
情緒・自己・自我・大我・小我・身体・感情・意欲・時間・空間etc
を教わった記憶があります。

また、岡潔は、日本のアメリカ式の教育をずいぶんと心配していました。

「私は、女子大で数学を教えていたのであるが、
私のところへくる学生の質が、だんだんわるくなってきて、
とうとうどう教えてよいかわからなくなってしまった」

半世紀前の岡潔の言葉です。

国の政治の「眼目」は「教育」だということを、
政治・政治家は忘れてしまっています。

マア、ウソや隠ぺいや改ざん、そして権力闘争が日常の国会では、
将来が本当に心配です。

難しい時代になりました。

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柳美里さんの眼差し

2021年09月27日 23時22分00秒 | 日乗

一昨日(25日)の当ブログで、
「いま ここ」について更新しました。

ボクが、半世紀前にカウンセリングの学びで実感したこと。
以後、ずっと “あたためて” きたところでもあります。

ところで、
柳美里さんの『JR上野駅公園口』に次のような一節があります。

「そうやって人生は続いていく。
暦は昨日、今日、明日に線が引かれているが、
人生には過去と現在と未来の分け隔てがない。
誰もがたった一人で抱えきれないほどの膨大な時間を抱えて生きて死ぬ」

我々は、
去年・今年・来年
先月・今月・来月
昨日・今日・明日
etcと
言った具合に、柳さんの言葉を借りれば「線が引かれている」と思って生きている。
時間を、年表のように理解している。
それはそれで、この社会を生きていくためには大事なことであろう。

一方、各各の生き方で考えると、
時間は、「いま ここ」として過ごすことも大事なことであろう。

道元さまは、「而今(ニコン)」と教えられている。

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里村専精師「浄土真宗にようこそ」No128

2021年09月26日 22時38分49秒 | 里村専精師の言葉

里村専精師の
浄土真宗にようこそ No128をお届けします。

畜生とは、求めて得た物に隷属して人間性を失っていることです。
金の世の中といいながら、金にこき使われています。
仕事人間だといいながら、仕事に追いつめられています。
人間は、世間の何者にも隷属しないものです。
システムや会社や国家や世界に対しても、人間は別物なのですから。
いわゆる娑婆の何かに携わってはいますが、誰だってもっと深いものです。
仕事人間などというのは、全くの幻想です。
せいぜい8時間、仕事で我が身を保てばよいのです。
残りの16時間は、人間そのものに捧げなければおかしくなるのです。
おかしな人間しかいない、それが畜生道なのです。
知足という言葉は、大無量寿経にも書かれています。
「少欲知足」から、菩薩道が開かれます。
自らに足る事を知らない無駄遣いが、現代の病です。
足ることを知らないと、他の多くの同朋を苦しめてしまいます。
畜生が餓鬼道を形成して、奪い合いの世界が現代なのです。
嫌な文明が、人間を覆っている。
三悪道を三悪道とも知らない時代なのでしょうか。

◎zoom念仏道場 親鸞『三帖和讃』をうたう。
 月曜日・火曜日・木曜日・金曜日
 午前10時55分~11時30分
 大谷声明&井戸端

◎zoom『教行信証』学習会
 水曜日
 午後8時25分~9時
 『教行信証』原文&現代語訳の音読 解説

◆ご参加のご希望の方は、ご連絡ください。
zoom招待メールを差し上げます。

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「いま ここ」

2021年09月25日 23時29分43秒 | 日乗

半世紀以上前になります。

私のカウンセリング積習のスタートは、

一つは、
日本にロジャーズのカウンセリングを紹介し、
全国各地でカウンセリングワークショップを主催し、
カウンセリング運動の中心であった、
友田不二男先生の研究室であります。

もう一つは、
友田不二男先生が理事長をしていた、
(財)日本カウンセリングセンターの、
入門コース
初級コース
中級コース
上級コース
でした。

当時、カウンセリングを学ぶ処はここしかなかったと記憶しています。

当時、私は、20歳代の若造。
世間知らず、幼稚。
良く言えば白紙に近い心身状態。
回りの方々の言葉が、何の批判精神もなく吸いこんでいたように感じます。

カウンセリングセンターの各コースでは、
カウンセリング基礎的なことを学びました。

その中心は、「いま ここ」ということです。
以来、ボクの教師道・スクールカウンセラー道・仏道、
そして、zoom法音道場でも学びの核心は、
この「いま ここ」であります。

実は、
『仏説無量寿経』の中には、
「去来現仏 仏仏相念」の一偈があります。
また他の箇所には、「去来今事」の語も見られます、
「去来現仏」は、過去・未来・現在の仏。
「去来今事」は、過去・未来・今の事。

ここで、ボクが、おさえておきたいのは、
過去・現在・未来とか、
未来・現在・過去と、
時間を年表の如くに並べていないことです。

大事なことは、「仏」「事」に着目することです。
「現」であり、「今」です。

また、道元さんの『正法眼蔵』には、
「而今(ニコン)」の一語が見られます。

「而今」の一般的な意味は、「いま ここ」です。

三重県の有名な吟醸酒は、「而今(ジコン)」です。
読みが違いますが。(笑)

TVに良く出演の大手予備校講師の林修先生の、
「いつやるか?今でしょう!」は、
道元さんの「而今」からでしょうね。

カメラのNikon。
マア、日本光学工業からでしょうが、
「いま ここの 一瞬のシャッター」で、
道元さんの「而今」とも重なります。

『正法眼蔵』には、
「而今より而今に付属する」
「七仏・世尊、ほとけごとに而今のごとくに参学す。
迦葉・釈迦、同じく而今のごとく究瓣しきたれり」
等々の言葉も見られます。

カウンセリングも、仏道も、人間道も、
大事なことは、「いま ここ」です。

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2021年09月24日 23時51分51秒 | 日乗

先程、東伊豆町稲取の生家から東京に戻りました。

我が家の生家の裏畑の野草園から「秋」のお届けです。

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田舎のご近所さんは???

2021年09月23日 22時51分40秒 | 日乗

東伊豆町稲取の生家に滞在中です。

本日は、素晴らしい秋晴れでした。
ご近所のお婆さまのオハギの差し入れがありました。
田舎のご近所さんはありがたいですねー。
私が幼少の頃に可愛がってもらったそのママの対応です。
こちとらは、後期高齢者なのに・・・(笑)

そのオハギを持って、隣町にある100坪程の畑の草払いに出かけました。
東京在住の月一の農業者。
畑には里芋を10株ほど。
親戚の農家に言わせると、冬になったら猪に荒らされるのに・・・と。

ただ草払いだけでは詰まらないので、
ブルーベリーか、ポンカンを植えようと思っています。

何が宜しいでしょうかねー???(笑)

 

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「食レポ」は難しい

2021年09月22日 20時11分47秒 | 日乗

コロナ禍の前。
東伊豆町稲取の生家で、
「念仏道場in東伊豆鈴木かめ寮」を立ち上げて、
「歎異抄」をテキストにして(念仏道場)を開催していました。

地元の実力者の遠◇さんも参加。
遠◇さん曰く
「数年前の大学時代の同窓会。親しい友人が「歎異抄」を読んでいました。
これまで縁のない分野でしたが、しっかりと読書しています」と。

優秀な方ですので、即にレポート役をお願いしましたが、
新型コロナ感染拡大で(念仏道場)は開催中止中です。

さて、遠◇さん、時々Facebookを更新しています。
一昨日、珍しいフルーツ「ポポー」が実ったことを紹介してくれました。
早速、これまでに食べたことのないフルーツですの、
味見のお願いをリクエスト。

翌日、私は不在でしたが、(ポポー)と(茹でピーナッツ)が届けられていました。

(ポポー)は、原産地は北米だそうです。
日本でも、一時、庭に植えるなど流行したそうですが、
私は初めてのフルーツです。

小さい方を味見させてもらいました。
Web上では、バナナとマンゴーの中間ぐらい云々の記事かありましたが、
「食レポ」は難しいです。降参であります。(笑)

柔らかくして食するのが良いそうです。
東京に持ち帰っていただきます。

遠◇さん、ご馳走様です。

近々、法音道場in東伊豆町稲取も再開したいと思います。

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