法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

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主宰者の《日乗》

「情が通じる」

2021年09月29日 23時08分50秒 | 日乗

『岡潔集』第五巻
昭和44年6月10日 初版発行
発行所 (株)学習研究社

昨日の更新の続きです。。
『岡潔集』からの、
真我(大我)を大事した芭蕉の俳句。


秋深き隣は何をする人ぞ


という芭蕉の句がありますが、芭蕉は小我を自分だと思っておりません。
真我こそ自分だと思っていたのです。
人と自分との間に情が通じ合う。
自然と自分との間にも情が通じ合う。だから、

秋深き隣は何をする人ぞ

という句の本当の意味は、
つまり芭蕉が一番強くいおうとしていることは、
秋も深まると隣の人が何をしているのだろうと非常になつかしい。
なつかしさというあたたかさがあるのです。
表面には何をしているかわからないという淋しさもありますが、
句の底にあるのはあたたかさなのです。
底があたたかくて、表面が冷たいーこれが芭蕉のいう「人の世の哀れ」であります。
これが芭蕉の俳句の真髄(心)です。
芭蕉の俳諧は万葉の心なりといっています。
だから万葉のころもそうだったのです。
また万葉は、日本に文字が伝わるとともにすぐに書き残されたものです。
だから日本においても上代もそうだったのです。
本当の日本人は情が中心であり、それが自分であります。

人と人との間にはよく情が通じ、
人と自然との間にもよく情が通じます。

昨今は、「情」も死語ですかねー?

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ダイアリーは、「紙派」です。

2021年09月29日 22時52分48秒 | 日乗



午前中は、週一回のテニス・スクール。
先週は帰省でお休みしました。
一週あいてのテニスです。テニスがボクの健康のバロメーター。

午後、東京駅丸の内の丸善。
来年の手帳を購入。
パソコン・携帯への乗り換えを何度かトライアルしましたが、
ボクは、ズッと「紙派」です。
使い勝手が良いのと、安心感が何よりであります。(笑)

 

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