法音カウンセラー 釋 真聴 《日乗》

カウンセリング研究会《くりのみ》
ZOOM法音道場のご案内
主宰者の《日乗》

「ありのままの姿」

2024年04月15日 22時28分12秒 | zoom法音道場

『毎田周一全集 第五巻』より

跪いて光明無量寿命無量なることを知る。
これが念仏の意義である。
南無阿弥陀仏である。
跪くとは心を空しうしてものを見ることである。
己れなくしてものを見るといふことである。
そのとき物事のありのままの姿が見られる。

毎月一回、カウンセリング研究会【くりのみ】で、
月曜日~金曜日に開催の開催のzoom法音道場で、
親鸞さまの『正信偈』『三帖和讃』をうたっています。

「南無阿弥陀仏」は、お寺や僧侶の方々のためのものでもありません。
「南無阿弥陀仏」は、葬儀や宗教的儀式のための(行)でもありません。
生活の中で、すべての皆さまのための「南無阿弥陀仏」であります。

少人数ではありますが、
少しずつ、「南無阿弥陀仏」のお仲間が増えています。
皆さん、お寺とは関係のない皆さんです。

気持ちが楽になる「時空」が体験出来ますよ。
ぜひ、お出かけください。

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「ブッダAI」

2024年03月23日 22時41分34秒 | zoom法音道場

木曜日のZoom法音道場の「楽談タイム」で、
ご参加の岩◇さんが、
讀賣新聞の記事を紹介してくれました。

本日(3/23)葛飾区立中央図書館に出かけてコピーをしてきました。

読売新聞(3/17 日曜日) サイエンス(Human)
記事の内容は、
京都大学こころの未来研究センター特任准教授・熊谷誠慈さんを中心に
ブッダの経典を機械学習した
対話型AIシステム「ブッダボット」の開発をしている由。

実は、昨晩(3/22)のカウンセリング研究会【くりのみ】
道元とカウンセリングコースでも話題しました。

皆さんで共有したところは、
*対話型AIシステムはこれからも研究が進み開発が進む。
 ただし、AIは基本的にはあくまでも(ツール)であり、
 ブッダの教えである「問答」の伝統は永遠に参究されるべきものである
 ということになりました。

ボクも同感でした。

親鸞さまの『顕浄土真実教行信証』の最後の一文。

『安楽集』に云わく、真言を採り集めて、往益を助修せしむ。
何となれば、前に生まれん者は後を導き、
後に生まれん者は前を訪え、連続無窮にして、
願わくは休止せざらしめんと欲す。
無辺の生死海を尽くさんがためのゆえなり、と。

どんにAIが発達し精巧になっても、
「真言を取り集める」作業は永遠であり、
「連続無窮」の仏道は
AIにとってかわられることはないと考えます。
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『親鸞和讃』をうたう会

2024年02月06日 23時13分07秒 | zoom法音道場

今朝(2/6)の我が家からの眺望です。
マア、後期高齢者ですから、一日蟄居していれば良いだけのこと。
降雪で困ることもありません。
ただ、世間の皆さんはご苦労があったことでしょうね。
お疲れ様でした。

毎週火曜日。
10時30分~11時、Zoom法音道場
親鸞さまの『三帖和讃』をうたっています。

先だって、10時~10時20分。
個別授業で、Mさんに『和讃』を教えることになりました。
先ずは、『浄土和讃』「弥陀成仏」の(初重)を指導。
昔、教師稼業をしていましたので、
「指導法」は、そこいらのお坊さんさんよりも上手かな?(笑)
冗談ですよ。
要は、今時、親鸞さまの(教え)を受けとめる時節ということ。
具体的には、『教行信証』は難しいですから、
『和讃』を皆で一緒にうたうのが、ベストのように思っている次第です。

お声をかけていただけましたら、
Zoomでも対面でも、出来るだけ対応したいと思います。

Zoomの後は、総合体育館にでけて、ヨガとストレッチ。

この2、3週間、お顔が見えなかったインストラクターさん。
海外旅行にでも出かけていたのかなー?と想像していたところ、
乳がんの全摘手術の由。
まだ、術後の日にちもわずかなのに・・・お元気そうで安心しました。
手術の翌日から、即リハビリが始まって、もう大丈夫ですと。

先ずは、全快に安堵。
本当に、医療は進歩していますねー。

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夜噺の茶事

2024年02月05日 18時50分25秒 | zoom法音道場

毎週月曜日は、
『zoom法音道場・歎異抄』学習会

本日は、
*1分間念仏
*『歎異抄 第一章』音読
*『歎異抄 後序』学び合い
*井戸端(楽談)タイム
という流れでした。

本日の『後序』での学び合いの箇所は、
聖人のつねのおおせには、
「弥陀の五劫思惟の願をよくよく案ずれば、ひとえに親鸞一人がためなりけり。
されば、そくばくの業をもちける身にてありけるを、
たすけんとおぼしめしたちける本願のかたじけなさよ」と御述懐そうらいしことを、
いままた案ずるに、善導の、
「自身はこれ現に罪悪生死の凡夫、曠劫よりこのかた、
つねにしずみ、つねに流転して、出離の縁あることなき身としれ」(散善義)
という金言に、すこしもたがわせおわしまさず。
されば、かたじけなく、わが御身にひきかけて、
われらが、身の罪悪のふかきほどをもしらず、
如来の御恩のたかきことをもしらずしてまよえるを、
おもいしらせんがためにてそうらいけり。


この箇所は、大勢の皆さんが着目する箇所でありますよね。
「ひとえに親鸞一人がためなりけり」とありますが、
ボクからの提案は、
「親鸞一人」の箇所。
「親鸞」の箇所に各各の名前を置き換えて、
各各の読みを深めましょうと。

井戸端では、
ご参加の伊◇さんから、
1月の中頃に開催された、鎌倉の茶席の「夜噺の茶事」の報告をお聞きしました。

「蝋燭の灯だけの世界。
闇になりますと、明るいときに気づかなかった、
感じられなかったモノ・コトが感じられます」と。

話しは飛びますが、
NHKをはじめ民放テレビ各局。
能登大地震のその後を詳細に報道はしています。
当たり前です。
ただ、最大の手落ちがありますよね。
一例を指摘すれば、「志賀原発」の現状を報道しませんよね。
自民党の裏金問題も腰が引けています。
マイナカードにしても、
福島原発の現状にしても…
駄目ですよねー。

明るい世界。
欲ボケで、大事なことが見えないのでしょうかねー?

 

 

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聖道門と浄土門

2024年01月31日 22時00分12秒 | zoom法音道場

毎週水曜日の夜(8時30分~9時)の
zoom法音道場は、
『顕浄土真実教行証文類』を読んでいます。

今晩(1/31)は、
『信巻』の「序」に先立つ『涅槃経』からの跋文の箇所を学びました。

ところで、浄土宗&浄土真宗系では、
大乗仏教を、聖道門と浄土門の二門に分けてています。
マアマア、そのあたりの専門的なことは、
zoom法音道場の関心事ではありません。

ただ、ボクが主宰しているカウンセリング研究会【くりのみ】では、
道元禅師の『教行信証』をテキストにしています。

で、道元禅師も「坐禅」なので、聖道門に入れる向きもありますが、
ボクはそのような考え方を支持していません。

くりのみ会&zoom法音道場の立ち位置は、

*坐禅は、声のない念仏
*念仏は、声のある坐禅

要は、親鸞聖人・道元禅師・ロジャーズを、
同一の地平で、
「人間学&人間道」としての「ならい道」であります。

先師・五十嵐正美先生は、
「覚り一瞬 習い一生」と示されました。

親鸞さまの「信巻・別序」には、
しかるに末代の道俗・近世の宗師、
自性唯心に沈みて浄土の真証を貶す、
定散の自心に迷いて金剛の真信に昏し。

道元さまの「現成公案』には、
目をしたしく舟につくれば、ふねのすすむをしるがごとく、
身心を亂想して萬法を辨肯するには、
自心自性は常住なるかとあやまる。

親鸞さまの「自性唯心」、道元さまの「自心自性」。
皆さまとご一緒に、あたためています。

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親鸞『三帖和讃』をうたう。

2024年01月29日 22時42分18秒 | zoom法音道場

毎週、月曜日・金曜日の午後20時30分~21時10分、

zoom法音道場で、親鸞『三帖和讃』をうたっています。

三帖和讃とは、『浄土和讃』『高僧和讃』『正像末和讃』のことです。

『浄土和讃』『高僧和讃』は、親鸞さま76歳頃の制作。
『正像末和讃』は、86歳の頃に補訂をしていると言われています。

コツをつかめば、簡単にうたえるようになります。

指導は、東京大谷声明学園研修科の井端さんとボクが担当しています。

門徒さんはもちろ、だれでも参加できます。

★写真は、ボクのノート

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Zoom法音道場 『歎異抄・師訓篇』音読

2024年01月23日 23時47分46秒 | zoom法音道場

Zoom法音道場の『歎異抄』音読&語り合いは、
本来月曜日の開催ですが、私の都合で1月はこれまで、開催出来ませんでした。
昨日も、お休みでしたので、本日に振替えて開催。

内容は、
*1分間念仏
*「師訓篇」の音読
*井戸端でした。

井戸端では、『浄土文類聚鈔』の以下の箇所を紹介。

いま庶わくは道俗等、大悲の願船は清浄信心をして順風とす、
無明の闇夜には功徳の宝珠をして大炬とす。
心昏くして識寡なきものは、敬んでこの道を勉めよ。
悪重く障多きものは、深くこの信を崇めよ。
ああ、弘誓の強縁、多生にも値い難く、真実の浄信、億劫にも獲叵し。
遇信心を獲ば遠く宿縁を慶べ、もしまたこのたび疑網に覆蔽せられなば、更って必ず曠劫多生を径歴せん。
摂取不捨の真理、超捷易往の教勅、聞思して遅慮することなかれ。
慶ばしきかな、愚禿、仰いで惟いみれば、心を弘誓の仏地に樹て、情を難思の法海に流す。
聞くところを嘆じ、獲るところを慶んで、
真言を探り集め、師釈を鈔出して、専ら無上尊を念じて、特に広大の恩を報ず。

本日のZoom法音道場では、
ご参加の各各が、自分は「愚禿」であることを覚知する。
次に、真言を探り集める。
次に、報恩感謝のお念仏をする。

このことを、共通理解したところであります。

ぜひ、【くりのみ会】親鸞コース&Zoom法音道場にお遊びください。

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『唯信抄文意』音読

2024年01月11日 23時58分14秒 | zoom法音道場

本日のZoom法音道場(午前10時30分~11時)。
*1分間念仏
*『唯信抄文意』五会法事讃の文を音読。
*井戸端
でした。

井戸端は、やはり能登大地震の話題。
ご参加の岩◇さんのお知り合いが輪島在住の由。
毎日、テレビ・新聞を通して現地の情報をキャッチしてはいますが、
実際に個人的な「伝」での情報は緊迫を覚えます。

Zoom法音道場の後は、
区立総合体育館に出かけ、「コアートレーニング」一時間。
身心のリフレッシュ。

写真は、帰路バス停の路地でみつけた、
あるお宅の玄関に飾られた水仙。

水仙の英名は「ナルシサス(narcissus)」とか。
花言葉は「自己愛」「うぬぼれ」とか、
あまり良いイメージではありませんが、
欧米では「希望」の象徴とされ、
励ましや敬愛の気持ちを伝えるプレゼントに使われることが多いと聞きます。

ボクも欧米の「希望」に賛同。
このお宅が、「希望」に充ちた雰囲気であることを感じての、
“盗撮”(笑)ということになります。
お許しください。

夜は、東京大谷声明学園。
今年で最初の授業。
難章和讃(節符が難しい和讃)をうたってきました。

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「私を泣かせてください」

2023年12月21日 23時12分33秒 | zoom法音道場

本日(12/21)のZoom法音道場は、

*1分間念仏
*「唯信抄文意」講読
*楽談タイム(井戸端)
でした。

井戸端の話題から。
お仲間の、森◇さんはあるコーラス団体で活躍中。
毎月、プロのクラッシック歌手について個人レッスンも通っている熱心なお方です。
井戸端で、レッスンの様子を語ってくれました。

「1月から、ヘンデルの『私を泣かせてください』を教えてもらいます。

イタリア語で歌いますので、今、歌詞を覚えるのが大変・・・」と。

Zoom法音道場の目玉の一つの井戸端
ご参加の皆さんから、自由に発言してもらっています。
「素直に自己を語り 素直に他己を聴く」。

ボクは、音楽は嫌いではありませんが、教養がないですねー。
ヘンデルの名前は聞いたことはありますし、作品も少しは聴いていますが、
何かを語るほどの力はありません。
youtubeは便利です。
早速、「私を泣かせてください」と聴きました。
何処かで聴いた覚えはあります。
しんみり、涙がこぼれます。
野々村彩乃さん、森麻季さん、森山良子さん、
自衛隊の歌姫・鶫真衣さんの歌声はいいですねー。

井戸端は、自分の知らないことを気づかせてくれる、
なかなか、楽しい時間になっております。

ぜひ、Zoom法音道場にお遊びください。
心が、洗われます。

 

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葬儀・埋葬の型

2023年12月06日 23時18分32秒 | zoom法音道場

今晩のZoom法音道場

先ずは、一分間念仏。

次に、
先日、報恩講で京都に出仕した井◇さんから、
報恩講の様子をお聞きしました。
観光客でごった返す京都だそうですが、
コロナ後の影響、門徒さんの高齢化で、
本山におまいりする方々も減少の様相とか。

次に、
森◇さんが、毎日新聞に掲載された、
松本正紹圭師の「地球環境循環する堆肥葬」の記事を紹介をしてくれました。

記事に依りますと、
アメリカの一部で、「コンポスト葬」が拡がっている由。
現在の火葬スタイルは、最も多く二酸化炭素を排出する埋葬法で、
体重68㌔の体重の人の火葬に車が7725㌔走ると同じエネルギーが必要になる由。
このように二酸化炭素を排出する火葬から、
遺体を完全に堆肥にかえす葬送「コンポスト葬」が注目されている由。

早々の型は、長い時代・それぞれの国や地域で特色があります。
ボクも幼稚園児の頃の記憶。
親戚の老婆の葬式で、老婆をタライに入れて湯かんをしていました。
また、座棺や寝棺で土葬をした記憶もあります。
マア、最近は100%火葬ですが、
アメリカの一部で「コンポスト葬」があることは知りませんでした。
森◇さんに教えてもらった次第。

マアマア、葬儀の型はそれぞれです。
親鸞さまは、
「遺体は賀茂川に流して魚の餌にしてほしい」と遺言されたそうです。
親鸞さまにならって、「江戸川に流して」とは遺言できませんので(笑)
せめて「何処かの合葬墓でOK」と遺言しているところです。

ですから、「地球環境循環する堆肥葬」も歓迎ではありますが、
何か科学的・合理的の考え至上で大上段から言われますと、
ちょっと引っかかりますなー。(笑)

今のところは、そっと「何処かの合葬墓」ということにしておきましょう。

なむ ナム

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