蔵くら日記

人生最後の数年を田舎暮らしで。2004年4月、実現のための行動開始!それは思わぬ展開でスタート・・。今では安曇野三昧

玉井袈裟男さんのお別れ会

2009年07月22日 | つれづれ思うに




玉井袈裟男著「風のノート」(1992年)から

風は
遠くから理想を含んでやってくるもの
土は
そこにあって生命を生み出し育むもの

君 風性の人ならば土を求めて吹く風になれ
君が土性の人ならば風を呼びこむ土になれ

土は風の軽さを嗤(わら)い
風は土の重さをさげすむ
愚かなことだ

風は軽く涼やかに
土は重く温かく
和して文化を生むものを

詩集「風のノート」は書店にも安曇野市の図書館にもありませんでした。
結局松本市の図書館から安曇野市の図書館を通じて借り出しますが、しばらく待っって、16日に届く
思いつくまま、電車の中のメモ、短い文章を綴った・・・詩集でした

玉井さんは、自分は農家に生まれ土の人だと思っていた。
人と接し、農家の人々と会ううちに、いやいや自分は土性の人ではないと悟る。

19日松本大学にて「偲ぶ会」がありました。
特別なつながりや人脈にもひっかからないけれど、お願いして参加できた。

500人の参加者があり、一部は弔辞、献花の1時間。二部は幼年期から年代順にかかわった人々の思い出話に2時間。
三部はさすがに参加は遠慮したが、懇親会。地域おこし、村・町おこしから生まれたハムやおやき、ワイン、(たぶんレンゲ米)、農産物ほかのパーティだったようだ。

風の人になろうと思い地域や村民の生活向上に、それこそ土を這うように訪ね歩き活動されました。
特に農婦人の環境向上に貢献されたと想像します。
腰の曲がったおばあさん、杖を突くたくさんの老人の姿があった

散歩道で会うおじいさん、おばあさんを想いながら、松本大学と風と土の会実行委員会に感謝します
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 地方の選挙 | トップ | ふたりで硫黄岳へ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

つれづれ思うに」カテゴリの最新記事