ウツウツ記

毎日の生活で感じたことを書いています。

二つの事件で考えたこと。

2018-07-25 15:33:54 | Weblog
どうにも、毎日体調が良くありません。
暑さ?
自律神経?
耳鳴りが一段と酷くなっています。
自分以外は誰にもわからないけれど
毎日、一時たりとも止まない金属音(私の場合)を聞かされるのは
結構、辛いものです。

でも、気にすると余計に気になるので。
話題を変えて。

少し前にあった、官僚が息子を医大に裏口入学させた件。
ちょっと驚いたのですよね。
それは、今までは官僚自身が金銭を貰ったり、性的なサービスを受けたりと
自分がいい思いをしていたのに、
今回は「息子」がサービスを受けたことに驚いたのです。
間違ってはいるけれど、まぁなんと、子供思いの人なんだろう・・・と。

で、次に起きた事件。
母親が、銀行員の息子に頼まれて、息子が殺害した妻の遺体を一緒に埋めた事件。
TVに映った母親の写真は、堂々とした笑顔で
あぁ自分に自信がある人なんだな、と思ったのですが
どこを間違えて息子に協力しちゃったのかな・・・と。

結局、どちらの親も一瞬だけ子供を大切にしてますよね。
ほんの一瞬。
医大に受かったらいいな、
息子の犯罪を隠せたらいいな。
そうしたら、きっと未来は美しいって。

でも、誰だって、それは違うってわかりますよね。
いやいや、人としてそれは間違いでしょ、と。

どうして間違えたかな?と考えると
結局、全然子供のことなんて考えてなかったんだとわかります。
大切にしていたのは、自分だけなんですよ。

医大に受からないかもしれない息子。
そんな息子を持った自分・・・は、かわいそう。惨め。
逆に言えば、医大生になった息子を持つ自分は鼻が高い。
結局、彼にとっては医者になる息子は自分の人生において
素晴らしいアクセサリー。

銀行員の息子も同じです。
殺人犯の息子は要らないのです。
母親は自分の夫にも知られたくなかったと言うから
夫婦間にも問題はあると思いますが。

どちらも、子供に正しいことを教えることができなかった。
正しいことは、時にとても辛いこともあります。
でも、それでも正しさを貫かねばならない場面です。
辛くても、それはやがては薄れてゆく辛さで
嘘をつく辛さは一生消えないばかりか、より酷い結果を生み出すだけなのに。

子供を「所有」していただけなんでしょう。
自分の所有物だから、汚したくない。
所有と愛情は別物ですよ。
私も散々と子育てを間違ったので、人のことは言えません。
私も息子で失敗しなければ
ずっと子供を「所有」していただけだったのかもしれません。
私の親がそうであったように。
でも、失敗したから少しはわかります。
子供に起こる出来事は、子供自身が考えて処理すればいいのです。
親なんて何もできない、と思うくらいで丁度いい。

ごめんね~、何もできないなぁ~、
でも普通、人間だったらこうするなぁ~、とか
私ならこう考えるかなぁ~、とか。
でも、待ってるよ、とか。傍にいるよ、とか。

大切に育てていたのでしょうけどね。
子供は自分を満たしてくれるものではありませんからね。
親が思うように成らなくても、全然いいのですから。



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