くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

CSI:6 第5話「生きる定め」

2007年05月28日 | CSI:科学捜査班
【CASE マクブライド一家】
 現 場 :リンカーン郡郊外マックブライド家
 被害者 :マクブライド一家ジュード、ニーナ、高2のジェレミー、(キャシー10歳)
 関連人物:町の医師マルコム・パーカー、セイジ、マーク・ホーバティン、
      ピーター・ロック、ピーターの母ジル・ロック、ルーク・ダニエルズ、
      ルークの父クリス
 担 当 :グリッソム以外CSI深夜番全員、ブラケット保安官
 背 景 :
  CSIチームはラボを離れリンカーン郡に出張。
  (グリッソムは講義のため不在だが、キャサリンはラボで留守番部隊)
  匿名の通報者があり事件が発覚。家の中には大量の血だまりが3ヶ所。
  ひどく荒らされているが遺体は一体もなく、たくさんの血の足跡が。
  コーヒーメイカーのタイマーセットや血の乾き具合から、事件発生は週末で
  12時間以上前。家族の車、キー、携帯電話、財布も残されていた。
  階段に母親のはだしの足跡、子供たちの足跡はなし、3組の外部の足跡。
  夫婦の寝室にジミー・バフェットのシャツ、ベッドサイドの引き出しに銃。
  変ったタイヤ痕の周辺に藻とガムが落ちていた
  キャシーのベッドの下には咳止めシロップと靴にシロップを隠した痕。
  ジェレミーは級友にレポートを売っていた。
  キャシーのお手伝いのシールから、金曜の夜が犯行日と判明。

マックブライド家の電気料金は2000ドルもの高額になっていたが、それは地下でマリファナの栽培をしていたためで、地下に続くドアのカギは銃で撃って壊されていた。地下にはマリファナの鉢植えは残されたままで、乾燥した葉っぱだけ持ち出されていた。
日曜の夜、父ジュードの携帯には何度か同じ番号からの着信があったが、それは匿名の通報者と同じ番号で、地元の医師マルコム・パーカーのものだった。パーカーはマリファナ目的で毎週日曜の夜に会っていたが、そのことを知られたくなかったので匿名で通報したのだった。
ニーナの仕事先の女性セイジによると、金曜日にジミー・バフェットを見にタホーへ行くと早く帰って以来ニーナとの連絡は途絶えているのだという。以前の監禁事件以来精神的に立ち直れていないニックは、セイジの言葉に不思議な慰めを感じる。

台所の棚にあった指紋は、予備役で登録してあったの17歳の少年マーク・ホーバティンのものと一致した。マークは靴を処分し、車のトランクの中に乾燥マリファナを隠していた。
しかしマークの車に血痕はなかった。車内からはATMのレシートと、マックブライド家にあったものと同じガムが。マリファナを包んでいたゴミ袋がマックブライド家から持ち出されたものと一致したが、マークの父親の弁護士が横やりを入れてきて、令状なしで押収した証拠の正当性を否定され、捜査はとん挫してしまう。
血だまりのDNAと血痕の形状から、ジェレミー→ジュード→ニーナと殺害されたことが判明する。しかし家の中にキャシーの血液は発見されなかった。それでキャシーの生存の可能性に入れ込むニックに、サラは不安を感じる。

ATMのレシートは町の住民ジル・ロックのものだった。ジルにはマークと同い年のピーターという息子がいるが、彼はキャシーに水泳を教えている青年だった。ロック家の庭に置かれたボートについていた藻とタイヤ痕は現場の庭にあったものと同じだった。
ジルによると、ピーターは金曜の夜に仲間たちとボートを出したという。ボートにはガムが落ちており、ニックはキャシーが「ヘンゼルとグレーテル」のように足取りを残そうとしたのだと気づく。
キャシーのベッドの下にあった咳止めシロップの瓶から指紋が出たことでピーターを追及するが、いっこうに口を割ろうとしない。
しかしATMの防犯ビデオを解析したところ、青年たちの車の中の映像から指をくわえたキャシーの姿が検出された。キャシーは生きていたのだ。それを知ったニックは激高し、ピーターを激しく問い詰めて遺体のありかを白状させる。

ピーターが白状した湖にはやはりガムが落ちていた。燃料から推定位置を割り出して捜索したところ、ジュードとニーナ、ジェレミーの3遺体が発見された。
三人の遺体から検出された銃弾から22口径のリボルバー使用で、銃創数から見て弾切れのためキャシーは殺害できなかったことがわかる。
そのリボルバーの持主はクリス・ダニエルズで、クリスの息子ルークはマークとピーターの仲間だった。ルーク所有のスニーカーとナイフから血液反応があった。

三人はマリファナ目的でマックブライド家に行ったが、ジェレミーに拒否され脅すために持ち出した銃で思わず撃ってしまって家族を立て続けに殺さざるを得なかった。湖に死体を始末したもののキャシーを殺せなかった。そこでナイフでキャシーの喉を切って湖近くに放置したのだった。
サラに問い詰められたルークはキャシーの位置を白状し、捜索の結果ついにキャシーを生きたまま救出することに成功する。
ニックは同じ生還した者として痛みに寄り添い、そしてキャシーは奪われた声を取り戻すようにニックに事件を語り始める・・・

----------------------------------------------------------------------

【 ト リ ビ ア 】

★ ジミー・バフェット
Jimmy Buffet公式HP
ニーナがシャツを用意して行くはずだったライブは、70~80年代にヒットを放ったミュージシャン、ジミー・バフェット。ロックというよりカントリーなのかな。
あまり日本では知名度がなさげなのだが、根強い人気を誇り、現在は事業家としても成功しているようだ。自分のグッズを無断で販売され訴えを起こす、という事件がある程度にネームバリューがあるらしい。
高校生の息子のいるニーナの年代が行くライブ、という設定としてはなかなかシブイと思う。
Songs You Know by Heart
Songs You Know by Heart



【 脇俳優チェック 】

◆不思議な女性セイジ .... Melora Walters
ニックに「第三の目が開いている」と言った女性。
映画「マグノリア」ではPhilip Baker Hall演じる司会者ベイカーの娘で父を憎むクローディア役で、警官役のJohn C. Reillyが彼女がヤク中なのに思いを寄せるという役柄。
「バタフライ・エフェクト」ではAshton Kutcherの母アンドレア役。他に「ガンブラスト」「マッチスティック・メン」「ブギーナイツ」など、多くの作品に出演している。
私生活では「NIP/TUCK」のショーン・マクナマラ役のDylan Walshと結婚(彼女にとっては二度目、Dylan Walshにとっては初婚)し2人子供をもうけるが、7年の結婚ののち2003年に離婚している。

◆デニス・ブラケット保安官 ....  Michael McGrady
「FBI~失踪者を追え2」21話「ふたつの家族」では、両親を殺された少女ジェシーを引き取って育てたおじのビル役で登場。ジェシーの両親殺害の冤罪で死刑判決を受けたリッキーの父が、リッキーの死刑を停止させようとして真犯人を突き止めるが、リッキーの犯行を確信するビルは信じようとせずに・・・。
「コールドケース」第1シーズン12話「接着剤」では、殺害された少年ティム・バーンズの父の現在版を演じていた。忙しさにかまけてティムがいなくなったことに気づかず、そのまま死なせてしまったことに負い目を感じて苦悩する役柄。

◆マルコム・パーカー医師 .... Scott Paulin
「FBI~失踪者を追え」第1シーズン16話「月影のクレア」では、失踪者クレアの父ローレンス・メトカリフ役。ローレンス自身は妻の死を自殺だと思い長く苦しんできたが、クレアが異常をきたした原因はローレンスが妻を殺害したのを目撃したせいではないかと疑われてしまう。
「ビバリーヒルズ青春白書」では第4シーズン以降ランドール教授役で登場していた他、何話か演出もしていた模様。演出では「メルローズ・プレイス」や「ドーソンズ・クリーク」でも何話か担当している。

◆マクブライド家の末っ子キャシー .... Mary Matilyn Mouser
「名探偵モンク3」2話(NHK放送順による)「モンクの父帰る!?」では、ハロウィンでアンブローズの家にやってきてお菓子をねだった、お姫様ドレスの女の子として登場していた。
「FBI~失踪者を追え3」7話「母と子の明日(後篇)」では、失踪者コリーンと同じモーテルの住民エイミー役。潜入捜査のためにモーテルで生活することになったサマンサは、彼女の貧しい暮らしに幼いころの自分を重ね合わせるのだった。

◆ピーターの母 .... Jennifer Savidge
「FBI~失踪者を追え2」11話「カメラマンの夢」で、産業汚染を押し隠していたワイランド工業の法律顧問シムズ役で登場していた。
「犯罪捜査官ネイビーファイル」で、第5シーズンから海軍法廷の判事役でサブレギュラー。

◆クリスの息子ルーク .... Chase Ryan Jeffery
凶器の所有者クリス・ダニエルズの息子。
「コールドケース2」13話「マシンガン」で、拾った銃で試しうちをしていた青年の片割れとして登場していた。その時調子に乗って馬を殺してしまってビビるのだった。
「NIP/TUCK」第2シーズン14話「トルーディ・ナイ」で、盲目の美女ナターシャを車内に待たせてレンタルビデオの店内(これの店員は「BONES」のジャック役のT.J. Thyne)にいる間、ナターシャが見えずに気づかないのをいいことに、車のタイヤを全部はずして盗んだ少年の片割れで登場していた。
「CSI:6」5話に登場予定。

◆キャシーの兄ジェレミー .... Hunter Parrish
Fox LifeHDで放送されている「Weeds ~ママの秘密」で、主演のMary-Louise Parkerの長男サイラス役でレギュラー。LifeHDではもう2が放送されるらしいが、いつFOXに降りてくるのかなぁ。

----------------------------------------------------------------------

たびたび差しはさまれる少女声のモノローグが、「ニックが第三の目を開いてミディアムになって拾ってる声?」とか途中までは思ってしまった。
最後まで見ると、キャシーがニックに語っている声だったのだな。囁いてる声かと思ったら、喉を切られたせいであんな声になっていたのか。なかなか素晴らしい演出だったと思う。吹き替えの方もとても頑張っていらしたとは思うけれど、その演出の仕掛けがわかるとちゃんと元の声で聞きたい。

キャシーのお礼のカードを見た時のニックの泣き笑いの表情がすべてというか。あぁ、これでニックは立ち直れるな、と感じることができた。
誰かを助けることで、事件から立ち止まって動けなくなっていたニック自身を助けることになったのだろう。キャシーにおされぎみのニックだったけど、いい場面を見られたと思う。
二度目の「主任がいないエピ」だったけれど、あのラストが見られたから満足。
「僕だって生きてる」というニックの思いが届いてよかった・・・
そして、今まであまりなかった感じのサラとニックの友情がよかった。サラもあぁやって人を心配できる程度には自分に余裕ができてきたってことなんだろうし。

今回はグレッグが飛ばしてるなー。なぜかグレッグはサラと組むことが多いのだけれど、なかなか名コンビだ。星のシールについても、優等生なサラにはイタイ一撃となったような。
「ゲホ、オノヨーコ」には爆笑。
しかしヨーコはやっぱりそういうイメージなんだな・・・しょうがないけど。ウォリックはジョンにはならないでね。

ブラケット保安官の奥さんお手製のマフィンを持って、ボディファームで楽しく出張中の主任についていきたい・・・

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« CSI:6 第4話「奇跡の星」 | トップ | CSI:6 第6話「神の子... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

CSI:科学捜査班」カテゴリの最新記事