ＣＳＩ：５ 第２２話「主任失格」 感想編

「主任失格」っていうから、本格的に降格処分でもされるのかと期待（期待かよ！）したのだけど、キャサリンにとってはむしろはっきり形になって変化が見えない分、より事態はつらいのかもしれない。

「捜査官は人とのふれあいを求めちゃいけないの？」
「私は求めない」

って・・・ねぇ・・・。いやむしろ、ちょっとくらい求めろよと。
ただこの会話の「人とのふれあい」（両手の人差し指と中指でチョイチョイとやるような意味合いで“人とのふれあい”、みたいな）っていうのは、バーでナンパしたりされたりしてチョイチョイと軽く求めて寂しさを埋めるような、そういう意味での「行きずりのぬくもり」っていうニュアンスなのかな。
そうでなかったら、言葉の表面だけ見ると、これじゃあまりに主任が情がないなと思ってしまったが、「風俗行くくらいいいじゃない」みたいな、そんな感じということなのだろう。

しかし、口さがない警察内部のことだから、きっとハデに広まったんだろうなー。バルタンと主任は口が堅そうだが、何しろあのエクリーが・・・。
不機嫌を押し殺しつつ、表情を変えないバルタン刑事はちょっとイイナ～とか思ってしまった。確か彼は妻帯者じゃなかったかな。彼が独身ならキャサリンの問題も一気に解決！だろうに（そ、そうか？）。あぁバルタン男前。
今後キャサリンはこのことで相当陰湿にからかわれるんだろう。多分グレッグが「ボクでよかったらお相手しますよん」とか言って墓穴を掘るか、ホッジスがワクワクしながらコナをかけようとして瞬殺されるか、だろうな。
そういえばホッジス・・・だんだんかわいくなっていくなぁ。キモカワとかそういうカテゴリ？
あのお手手パタパタ、最後に主任が入ってきたとき、普通に壁無いじゃん！みたいな。そこで呼べばいいのに！
主任に思いっきり目で虐殺されていた時のビミョーな表情といい・・・あぁ、ホッジスが出てくるのを楽しみにしてしまう自分がいる～～～！

今回は脇チェックにも書いたけど、キャサリンの中の人、Marg Helgenbergerの夫婦共演が目玉。
しかし今は亡き「ブラピ＆ジェニファー・アニストン夫妻」のフレンズでの共演でもカタキ役みたいな設定だったけど、そうしないとお互い照れるのだろうか？まぁ見るほうが照れるか。夫婦で誘い合う図みたいなのは、ちょっと目が当てられませんね。
だんなさんがあのキャサリンの元彼、浮気男ベジッチをやっていたら（そういうキャラじゃないけど）出てきていちゃつくたびに、妙にかゆいというか、居心地の悪い思いをしたことだろう。・・・エディならＯＫだったな（おい）。

初のキャサリンママが登場。キャサリンの子育てはどうなってるのかと思っていたが、ママがフォローしてくれているのか。しかしママはソファの仮ベッドで寝ているところを見ると、他に本宅があって必要な時に通ってるのだろう。
・・・同居した方がよくない？っていう感じの丸投げっぷりだが。第1シーズン開始当時は妹？の家で預かってもらっていたが、その設定もいつの間にかナシになってしまった。
キャサリンママの役名はLily Flynn。「Willows」は亡きエディのほうの姓なので、「キャサリン・フリン」が原型なのだろうか。ママがブロウン以外と結婚してなければ、だが。
キャサリンは以前はもうちょっとリンゼイと向き合う努力をしていたような気がするが、言葉の足りないすれ違いを解消しようとしてないにもほどがある。あれはグレるぞー、盛大にグレるな。
ぜひともブラス警部に経験者としてのご意見を伺った方がいいと思う。

そういえば、ブラス警部が「元気か？」って一瞬だけだった。
なんだか「タイムカード押しに来ました」みたいな。こんな風に、週替わりでメンバーが入れ替わるみたいなのはちょっと無理がある気がするが、もうこういう形でないとＣＳＩを維持できなくなってるのかな？
もう５はあと３話で終わりだが、ノーマルモードはあと１話でスペシャル版が２話って感じだし。
６はこの問題をどうクリアしているのだろうか。