くまぐー日記

くまさんの電脳室リポート

全日本柔道選手権

2008年04月29日 | Weblog
■中学から大学までの10年間柔道部だったので今でも柔道の試合を見るときは興奮する。全日本の試合はオリンピックと違い本来の柔道らしい試合になる。極端な変形組手もないしびっくりするような相手も出てこない。オリンピックより全日本という気持ちもわかる。

棟田が技ありをとられていながら支え釣り込み足できれいに一本取った瞬間はアッと声が出てしまった。僕の経験でも支え釣り込みであんなに決まるイメージがなかったから。棟田は確かに強いしうまいと再認識した。

その棟田と最有力の鈴木を倒した21歳石井は強いと思った。井上も敗退しこれからは石井の時代がくるのかな。試合は健康の森でトレーニング中に見た。

その後はゆっくりマイペースで1時間近くも泳いだ。途中で同じレーンの人から声をかけられた。「よく気持ちよさそうにそんなに永く泳げますね。私らとちょっと泳ぎがちがうようですが、、」「ツービートなんですよ」

昔はクロールはどちらかというと苦手で長続きせず足がすぐつってしまった。そこで足のつらないバタフライにかえた。NYのフロストバレーYMCAで覚えたバタフライだが日本のプールではフインを使わせてくれない。フインがあればとびうおになれるのに!

2ビートを覚えたのは帰国してからだがこれだといくらでも泳げる。早くないがゆっくりしたフォームで効率よく進める気がするしいろいろ泳ぎ方も試せるのはいい。人からほめられたような気がしてうれしかった。
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保険金贈与の壺

2008年04月28日 | Weblog
■依頼者は叔母の死亡保険金をその受取人である兄からもらうことになった。というのは依頼者は叔母の老後の面倒を見て保険料の支払いは実際は彼がしていたのである。しかし、贈与となると彼に贈与税がかかるし、受取人の兄も課税される。どうしたら負担が少なくなるかという相談だ。

税理士に相談しても具体的なところまではわからないので税務署の税務相談に行く。担当者もよくわからず専門職の方が出てきて説明してくれた。

通常受取人が保険料を支払った場合は受取人の受領した保険金は一時所得となり受取人が1年間の所得とあわせて来年申告することとなる。しかし、別人が保険料を支払っていた場合はその別人からの贈与となる。だから税率の高い贈与税を受取人は支払わなければならないのだ。さらに保険金を本来の保険料負担者に戻すにはもう一度同じ贈与税をはらわなければならないのだ。

変だ、と思っても仕方ない。叔母さんが生きてるとき、どうして受取人を変更しておかなかったの?といわれるだけだ。お兄さんにしても思わぬ税金をとられては心外だろう。放置すれば必ず税務署から「お尋ね」が入るはずだ。贈与税の申告は総合課税ではないから今計算できるのでその分をお兄さんに残して残額を借り受ける形にしよう。

返済額は毎年110万円の非課税枠内で何年かということで返済期を決めればよい。念のため白紙日付の受領証をもらっておくかな。でも将来の贈与契約というのも考えられるかな?とにかく書面なき贈与はいつでも取り消せるのだから、、、等々。

どうして被保険者が死亡して何年間も保険金請求をしなかったか?延滞税が加算されることになるという。なるほど税務署はここからアプローチしてくるか!

贈与税申告書に理由書をつけることで了解した。これに一工夫が必要だがこれで課税関係はOKだ。税金問題は税務署で聞くに限る!!それから対策を考える。順番を間違えてはいけない。

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中国人研修実習生制度の現実

2008年04月27日 | Weblog
■国際交流センタで外国人研修生権利ネットワークというグループのセミナーに参加した。行政書士や受け入れ団体など素人以外の聴衆が大部分だが制度をよく知らない人もいて超満員の盛況。基本的なことの説明もあり、非常に印象的、というか衝撃的な内容だった。

中国人の研修生、実習生を搾取する実態のなまなましいレポートと誠実で新進的な経営者がいつのまにか極悪非道な人身売買の連鎖に組み込まれていく構図が浮かび上がる。これが日本の外国人労働者政策のもとでは強化推進されなければならないという方向性が出てくるところが恐ろしい。

外国人労働者の単純労働を認めないという日本の建前がきっとこの研修制度に全てのしわ寄せを集めているので政府が搾取を支援する形になる。人権擁護はボランティアまかせになるが、政府がまずなにをどうするべきかが見えてないのが問題。

単純労働をする外国人労働者に契約どおり帰国してもらうことが政府の目的なのだが、途中で帰国となると送り出し側の搾取システムの地獄に突き落とすことになる。これを利用した強制搾取システムが受け入れ側に出来てしまうのだ。問題の本質は今の日本人若者が働かないことにある。フリターの労働問題と同時に考えるべきだという講師のコメントが印象的。

中国人参加者から研修生の成功例を紹介すべきだという声がでた。研修生としては本国の地獄より日本の搾取はまだましだということも理解できる。今では中国の最貧層の人たちが売られてきて労働法の適用なく研修目的で単純労働で搾取されている。現実にこの労働者が日本の産業を支えるようになった以上、搾取のない回転の速い外国人労働者の供給システムを確立したいという政府の目的はうまくいかないどころか裏目に出るだろう。搾取は地下にもぐるだけだから。言い換えるとこの搾取がダイナミックな労働力供給を支えているのだから。

途は日本永住を認めるだけ。仕事のために教育の余裕がない永住外国人家族には家族内でさえ言葉のコミュニケーションが失われ、そして地域の教育現場が崩壊していく。日本文化を犠牲にして日本の産業を外国人に託さなけれが成り立っていかない社会が迫っている。

これを知らない日本人は西ドイツのように差別に走り争いを生む。しかし日本人は適応できる民族だと僕は思う。恨みも恩義もさっと水に流して新たに前進できる生命力をもっているから、、、、とこれはほめすぎかな。
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翻訳の壺II

2008年04月26日 | Weblog
■この翻訳は法律以外の事項はあまり関係ないから適当に訳しているがちょっと気になることもある。米軍関係の証明書が多いので軍の階級の呼び方も調べてみた。同じCaptainでも陸軍と海軍では地位がちがうのだ。普通大尉だが海軍では大佐になってしまうようだ。

死亡証明書などとても詳しく記載されている。死因は直接の死因のほかどんな疾患を何年患っていたか、火葬、埋葬の別、墓地の名前、斎場の場所、葬儀会社の住所まで出てくる。

ERによく出てくる用語でレジデントというのは研修医という意味だと知った。

でも、どうもいい加減なところもあるみたいだ。ある出生証明書の母親の生んだ子供の総数の記載がおかしい。他の子の出生証明と比較するとどうも結婚の日付が妙だとわかったので神戸の米国領事館発行の婚姻証明と比べると間違っていることがわかった。口頭で申述したままを記録してあるだけなのかも知れない。

やっぱり日本の戸籍制度はすごいな。本籍だけでみんな繋がってくるんだから。日本の戸籍は主に役場と法務局が管理しているが、アメリカでは出生死亡等のバイタルレコードを人口統計局が管理しているというのも象徴的だ。

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翻訳の壺

2008年04月25日 | Weblog
■海外相続人調査で入手した資料の翻訳をしている。まだ正式契約もないし、国会で暫定税率が否決され道路特定財源がなくなれば工事自体が止まり国交省のこの相続調査の予算がなくなる可能性もある。しかし、放置すればするだけ相続人は増えて難しくなるのだから急がなくてはならない。いつ死んでもおかしくない人が何人もいる。この予算は特別枠で確保してあると聞いているがどうなることやら。

とにかく時間を見て翻訳するのだが、専門用語には困る。表題欄の大きな括弧にいつも付いている「SS」というのがどうしても解らないので、ハワイのノータリーにメールで聞いたら返事が来た。Scilicitとかいうラテン語の略だそうだ。「SC」と表記される場合もあるという。「namely」という訳語だといわれても「いわゆる具体的に」はなんのことだかさっぱりわからない。

「いわゆる」そういう類の法律用語であろう事は予想していたからびっくりはしないのだが、おそらく法律の世界でいつもそうなっているから誰も気にすることなく使われている決まりだ。ノータリーも初めて調べたのかもしれない。これは訳さないのが正確な訳だとかいう解説も垣間見える。

「第何章」の意味で使うSを縦に2つならべたマークを「セクション」と呼んでいるがこれはこいつかもしれない、、とピーンときた。あんまりあてにならないピーンだが、、。
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追跡調査

2008年04月23日 | Weblog
■最近はなぜか忙しい。ひとつは海外相続人調査の翻訳がある。まだキヨシ氏の死亡証明だけが入手できないのだが、他の書類は翻訳すれば登記ができる状態にある。キヨシの証明はハワイのノタリー頼みだが、そのうち入手できるときいているが、、いつになるやら。

翻訳といっても証明書の細部の和訳を全てすると相当にしんどい。全部で60部ほどだから相当長丁場と覚悟して車庫証明の仕事の合間や週末休日にK事務所で少しずつやっている。だから暇がないような気になる。

その中で、種さんの生年月日の立証書類がないことに気づいたのでハワイに電話してみた。出生の証明は日本にあるという。彼女は日本生まれで戸籍があることを知った。お父さんが福井出身だという。遠敷郡上中の、、、、それから京都に来て彼女は結婚する。お父さんは申年で生きていれば100歳くらい、、。まず、本籍を突き止めないといけないが、、。お父さんが旧姓Nであること。上中新道出身であること、新二さんという戸主に引き継いでいることぐらいしかわからない。

電話案内で調べるとN性は5人ほど登録があるが新二さんはみあたらないとのこと。一人づつ当たってみよう。一人目でヒットした。知っている人がいるという。その人に電話すると今は葬式で取り込んでいるから又後で、、ということで後に何度かかけなおして、夜ようやく新二さんの電話番号を探り当て電話することができた。

話してみると確かに種さんとそのお父さんのことはそのとおりだという。ほかにヨネさんという姉妹もいて彼女は本土に嫁いでいるという。へえーっ、結構昔からトンデいた人っていたんだ、と思う。家の本籍を聞き出すことができた。やった!

若狭町役場の住民課で確認して明治41年生まれのN信一(種さんの父)の除籍の郵送請求をした。明治41年というのは申年、生きていれば100歳、俺の死んだ親父と同い年だ。これから信一さんからハワイの種さんまでのつながりを追いかける。

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お墓掃除

2008年04月21日 | Weblog
■小嶋君が来た。墓参りに行きたいというので百均でバケツとホーキセットを買ってきた。今日はひどく天気がいい。そうだ俺もお墓の掃除をしておこうと思った。

東墓地には人がいなかったが、すぐに車が一台来て数人がやはり掃除に来たようだ。その中の1人はうちのお墓のすぐそばのようで、ちょっと目が合って挨拶された。どこのどなたか知らないが、お墓のご近所さんということで、挨拶を交わすことになったが、これもいいかも。


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パソコン指南

2008年04月18日 | Weblog
■ひさしぶりにパソコン指南を頼まれた。彼女は料理が抜群だというのでやむなく、、。まず、腹ごしらえ。これでもうお腹いっぱいで、、。

2人とも団塊世代のデジタルデバイド組で初心者同然。でも、だから、、長い話を聞いてくれるのかも、、。

あれ!インターネットが繋がらない!!うろうろした挙句やっと気づいた。モデムの電源が入っていなかった。

アンチウィルスソフトAVGの英語版をインストール。この日本語版はやけにダウンロードがしにくいという印象がある。日本語になってもそんなに分かりやすいわけでもなくやたら有償版に引き込もうとするのがいやなところだ。

メールの設定はすでに出来ていた。携帯で着信を確認してアドレス帳と署名の操作方法指南。

エクセルで領収書が作りたいという希望なのでフリーソフトを探すが、帯に短したすきに長し、、ばかり。結局僕が仕事で愛用している「♪納品」を使うことに、、。

項目と単価の登録方法を紹介して納品書、請求書、領収書への切り替え、内税、外税の切り替え、郵便番号からの住所検索など説明するが、、、、。もうお二人とも完全に催眠モード。深夜を過ぎてのIT特訓なんて、、。又今度。

さあ帰ってテレビの「24」に間に合うように。ごちそうさまでした。
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テロの経験

2008年04月14日 | Weblog
■TVの料理番組にゲストで登場した日野原重明聖路加国際病院理事長が「よど号ハイジャック事件」経験を語った。サリン事件での救急処置で代表される彼の危機管理センスの秘密を見せられた気がした。なるほどと思った。

ハイジャックされた機が秘密裏に韓国政府のコントロール下でピョンヤンと称して韓国の金浦空港に着陸した際、テロリストの1人が偽装に気づいた。シェル石油の給油設備を見つけたからだ。一挙に状況悪化。政務次官が人質にかわってピョンヤンへ行くことになる。

乗客は全員が紐で繋がれ身動きできない状況で一触即発のぎりぎりの緊張が続く。そのなかで日野原はハイジャック犯人のくせにハイジャックのスペルも書けないことを揶揄するようなジョークで全員を笑わせたようだ。開放時にはハイジャック犯の肩をたたいて「しっかりやれよ」みたいな雰囲気だったそうだ。

彼のことだからストックホルムシンドロームのことを知っていても不思議ではないが、むしろ医者と患者との関係を犯人と人質の関係に置き換えてお互いの破滅を回避する途を直感的に探り当てることができる能力を身につけている人かもしれないと思った。ストックホルムシンドロームとはストックホルムで起きたある人質事件で、最後は人質が犯人をかばって逃走させたというもの。

パトリシア・ハーストのように人質がいつか犯人と恋に落ちて別の人質事件の犯人になるような例さえある。外部からの犯人制圧に失敗した場合、人質が生き延びることができる途は他にほとんどないのだ。

日野原は事件後、自分の人生はもらった人生だから他人を助けるためにささげると言った。それは事件の経験がもたらした彼の自信の表明なのだと気づいた。良き医師とは患者の気持ちがわかる医師だと言っている。それは患者に共感できるだけではなく患者をどう導くことができるかを知っているという意味だ。

サリン事件の処理ではその死者の少なさに米軍事関係者を驚愕させた。救急医療はまさに危機管理の処理そのものともいえる。そんな状況で本能的に瞬時に見事に着地点を見つけることのできる人がいるのだ。

96歳、ステーキが大好きだそうだ。
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整理整頓

2008年04月13日 | Weblog
■世の中には整理整頓しないと気持ちが悪いという人と、整理が出来ない人がいて僕はどちらかといえば後者だが整理がまったくきらいというわけでもない。

たまに、ちょっと部屋を整理して見よう、と思う時がある。去年の大掃除をしそこなってから久しかったが火事騒ぎで無理やりソージ会社に頼んでから生活拠点をキッチンに移したので整理せざるを得ない状況にもあった。

まず、台所まわりが落着かない。食器を片付けるスペースがないのだ。そこで天板のついたプラスチック整理タンスを持ち込んだ。これは本来押入内スペースを整理するものだが、車内に搭載してパソコン台にしようとして2本買ったのだが狭いので大きな中古タンスを車用として使っているのであまっていたものだ。

柱の出っ張りにぴったり合ってうまくおさまった。するともっと便利になんでも引っ掛けられるようなものが欲しくなった。先日、リサイクルショップでタダ同然の価格で入手した40cm角のワイヤーネット側板2枚が目に入ったので取り付けることにした。

車から電動ドリルや工具を持ってきて夜中にごそごそやりはじめ、なんとかすっきりさせた。火事の消化剤がまだどこにも残っていてすぐ手がつるつるになってしまう。カーテンなどもちょっときれいにしたい、と思う。明日もDIYかな?
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