3つの葬式

■友人Ａさんの一人息子さんが若くしてくも膜下出血で急逝された。訃報を受けたときは既に密葬は終了し、残された奥さんと病み上がりのＡさんは落ち着きを取り戻していたので安心した。気になった不明な未処理債務関係も心配要らないようだ。しかし、聞きたくない訃報だ。

ふたば会会員さんの訃報が１件。会葬が終わり、喪主の挨拶で、彼の８２歳のお父さんが「、、、もうあかんわぁ」と言ったのが最後と彼は言葉を詰まらせた。

会葬者受付席で一体喪主はどういう人たちと付き合いがあるのだろう、知った人がいるだろうかなどと思いながら受付事務をこなしていく。これも重要なメンバーとしての情報収集活動である。したがって、訃報を聞いて会葬に参加することは人によって大変大切なことでもある。喪主の人脈を公開する機会だ。

今日は僕の長年連れ添ったＰＣの葬式でもあった。昨晩電源ランプがついたまま電源が入らない状態で全く起動しなくなった。２０００年発売のバイオＣ1最終機種。ＨＤＤ装換後も異常なくインターネットに常時接続していた。すべての機能を試しつくしたといってもいいが、なんと言ってもこれが僕の唯一のＴＶだったことが全てだ。

あわててこの前購入したワンセグチューナーを探すが出てこない。ＴＶがなくなったのだ。突然の死ではなかったがメディアをひとつ失った衝撃は意外に大きい。

もうＴＶはやめようか、、、。

跡継ぎをさがさなくちゃ、、。

新規参入

■鯖江の車庫証明をしているＳ先生から電話が入った。僕の管轄の丹生の車庫証明をトヨタが鯖江でやってくれと頼んできたというのだ。どうも処理スピードを比較しているらしいという。そういえば１件トヨタのＫさんからの依頼があり、ちょうど仕事が立て込んで１日遅れで片付けた仕事があったのを思い出した。警察での受理時間をしつこく何度も人を変えて聞いてきたことを思い出した。

いまはどこの管轄だからお前がやるといっている時代じゃあない。出来る者がどんどんやっていい。おたがいさまで鯖江に来たのなら鯖江がやったらいいという考えを話した。鯖江で数名が車庫証明をはじめたらしいという。そのはなしは以前会長から聞いている。結構じゃあないかと思う。

でも、僕がこんな地区独占的条件の下で１人ではじめＩＴシステムを駆使して処理していてこの結果である。どんな見通しのもとで始めたのか知らないがどういう効果を出せるか、気になるところだ。

楽しみでもある、、。

部長のぼやき

■ハワイからメールがきた。おかげで相続手続はうまく運びそうだと言う。ヘレンおばさんはノタリーの旦那さんが日本語で話してくれたので順調にいっている様だ。旦那さんは日本人だったのかぁ。認知症が進んだヘレンさんとは日常生活の英語ではなくネイティブの日本語でないとコミュニケーションがうまくまわらなくなるらしい。

この海外相続人調査のはなしを行政書士会でやってくれという話がもちあがった。国際部でやるという。国際部会では１０月７日の研修会で会長の韓国戸籍の伝達講習の次にすることになった。技術的な話より在米生活時代に経験した日米制度文化の違いなどざっくばらんに話してみようと思っている。

国際部会のあと、部長のぼやきを聞かされる羽目に、、。どうも役員会でいろいろつつきまわされているらしい。ぼくのところにお鉢がまわってくるようだから、よっぽど友達がいないのだろう。熱血漢なのだが話の根回しが悪い。人の使い方がへた。なにか田舎の選挙運動に頭をつっこんでいて得た根回し術で会の仕事を片付けようとしているらしいが、、ちょっとねぇ、、。

でも、こんな人でも支部長や部長がつとまるというのが行政書士会のいいところだ。

振込できない本当の理由

■ハワイの相続人の本当の心配がわかった。ノタリーからのメールによると最近年寄りをねらったインターネット詐欺で銀行口座番号を知られて被害にあったケースが頻繁に起きているので、年配の者は特に口座番号を教えたがらないと言うのである。

そこで送金受領目的の一時的なアカウントを作ることで一致したそうだ。でも連絡がうまくいかない人がいるという。どうもノタリーは種さんと折り合いが悪いらしいことが判明した。認証は他のノタリーに頼むとまで言っているらしい。困ったものだ。

ハワイの種さんに電話する。事情を説明して協力を要請。ノタリーにその旨連絡して問題はなくなったと報告。結構手間ひまかかるものだ。

日系社会にあっても相当内輪もめみたいな事があるのかもしれない。どこも同じなんだろうなぁ、、、。

ビーチサルサ

■三国サンセットビーチのダイヤモンドヘッドの浜茶屋で恒例のビーチサルサがあった。一緒に行く人がいないので福大前駅から電車で三国港まで。土日は１日フリー切符があり８００円。往復の１時間あまりはしっかり中国語の復習を、と思ってテキストのまとめのページをやぶいてポケットに、、。

他の浜茶屋はもうたたみかけていて、海にはウエットスーツのサーフライダーたちが浮かんでいる。４時前だろうか、もう茶屋に張出した特設スタジオのうえでビーチウエアの連中が踊っている。

タヒチアンダンスのパフォーマンスがあった。女子学生さんたちと小さい女の子が踊りだすと、「カワイーイ」。ハワイのフラとも趣の違う動き。そういえば昔トンガ王国でいろんな種類のポリネシアダンスをいろいろみたっけ、、。

７時終了予定が３０分のびて暗い砂浜に異様な盛り上がりが、、。みなさんご苦労さん。

銀行振込できない理由

■ハワイの相続調査の件で、国交省からの土地代金送金のためにハワイの銀行口座を指定して振込依頼する用紙を相続人に送っているのだが、相続人の多くが銀行振込が都合が悪いと言ってきた。銀行の保証小切手で住所宛に送って欲しいと言うのである。理由は老齢だからややこしいことはわからんということらしい。

はたと気がついた。米国では銀行振込は使われないし、預金通帳も存在しない。口座残高を確認する手段は直接窓口に並ぶかインターネットで確認するかだが彼らはＰＣが使えない。通常、支払は小切手で受領する社会だからそれ以外の手段は理解がおよばないのかもしれない。

国交省は頭をかかえた。地方の河川事務所が日本銀行に送金小切手を発行させることは事実上不可能。どうやって相続人に理解してもらうか？特にあの認知症の相続人に、、難問発生、、あぁ、、。

3D印刷

■Ｔ氏から古いプリンターの修理ができないかとの依頼があった。特殊なもので立体的なものにインクジェットで印刷できるもの。Ｔシャツなど素材は紙に限らず、曲面にでも印刷できる。現在は製造終了になっていて製作元でもサポートができない。

おそらくＩＣ基盤などに異常はなくヘッドやノズルなどのメカ的なメンテナンスで動きそうだが説明書や回路図があるわけではない。どう動かすか理解しないとまずは始まらない。誰に聞くか？エンベッディドエンジニアリングというやつかな？とりあえず状況がわかりそうな知人にあたってみることにした。

Ｔさんによると最近の３Ｄ印刷はすごいらしい。マグカップやフィギュアに印刷することのできる数千万円の印刷機のカタログをみせてもらった。

クッキーやおせんべいに「○○さんお誕生日おめでとう」などと文字や絵柄を可食インクで印刷できるのだ。なるほど！こんな需要があるのだ。

故宮博物館で詳細な透かし彫りのある何層にもなった象牙の球を見たことがある。有名な置物だがどうやって作るんだろうと誰もが不思議に思う、それが簡単に作れるというのだ。説明をきいても訳がわからないが、、。とにかくすごいのだ、、そうだ。

HPメンテナンス

■生活衛生営業指導センターのホームページの更新を依頼されている。ホームページ自体はビルダー１２で出来ている。僕がシルバー連合会で使っていたときはＶ．９だったがもう全然つかえない感じだ。忘れたというよりバージョンアップして変わったほうが大きいのではないだろうか。

知らんエディターだと操作に時間がかかるがビルダーでよかった、と思ったが思わぬ障害があった。原稿が出来てないのだ。スタッフはエクセルかワードにすればいつでもアップできると思っているらしい。ＰＤＦファイルでアップすることは知っていてもどう変換するかを知らないのだ。ＰＤＦファイルの操作をしたことがないということもないんだろうが、、、。

結局ワードの文書の修正、さらに原稿の分類整理までしなくてはならないはめに、、。むーっ！　契約はそのときの報酬など決めないで良かった。

どの職場にもネットワークのサーバを管理しているような女の子がいて、高レベルの知識があるものだ。しかし、この職場には若い人がいない。将来の採用でもありえないと言うようなところだ。

「熊谷さん、どしたらいいの？」と理事からきかれたので、せいぜいサーバはいつでも空けるようにしてくれるとありがたい、ぐらいしか言うことができない。スタッフが更新作業を出来るように指導する、、、ということだったが、どうやらそれどころではないみたいだ。長い付き合いになるかもしれない。

年金裁定請求

■信金のＹさんから誕生日を過ぎたら年金裁定請求をさせて欲しいという連絡があり、請求してもらった。信金は年金の振込みが欲しいのだろうが年金裁定請求は判断に社労士なみの知識がいるのでこのサービスはお得だ。

繰上げ請求をする場合のシュミレーションを代理してとってくれた。もし、繰上げ請求しないとすると４年後の６４歳以降は年約７７万もらえるが、繰り上げてすぐもらえば年５９万円となり、１５年後の７６歳の時に受給額が逆転する。一部繰上げなら６５歳までは約５３万、以後は約６３万となる。

もし２年後に繰り上げ請求すると６６万円で、一部繰上げなら65歳までは54.5万円、それ以降は６９．６万円となる。どう考えても繰り上げ請求はよくないように思える。しかし、この先日本の社会保障がどうなるやらお先真っ暗ならもらえるうちに貰っておくのが賢いというのもわかる。

そもそもこれだけで１人の老後をやっていくのは苦しい。だから企業の個人年金など６５から支給されるようにしてあるが、さもないと本当に中国で暮らさないといけなくなる。

やおらＹさん。「失礼ですが、お一人で生活されているのでしたら、これからお相手をお探しではないでしょうか？」

丁寧にお断りしたが信金はそんなこともやっているのだ。

僕にはあれだけの年金しかないと知って信金は一体どんな相手を紹介しようとしたのか？と、ふと思った。

ショッピング

■サルサの曲をいつも聞けるようにＭＰ３プレーヤーのようなものが欲しいと思って家電で探すとワイヤレスＦＭトランスミッター内臓のＭＰ３／ＷＭＡデジタルオーディオプレーヤーと言うのがあった。

値段も１万円しないし、イヤホンだけでなく、カーラジオで聞けるのはいいな、と思って購入。早速カボスでダウンロードした曲を入れて使ってみた。これは２ＧのＵＳＢフラッシュメモリを兼ねているので毎日の仕事データの保管にいい。これならデータを入れたことすらわすれてどこかに行ってしまうこともないだろう。音声の録音ができるから録音機代わりになり中国語の勉強に使える。

ところが、僕の車のカーラジオにはＦＭラジオが付いてないことに気づいた。ＦＭラジオならいいだろうと家にあったのものを使ってみたがダイヤルを適当にあわせてみても全然繋がらない。ディジタルで周波数をぴったしあわせんといかんちゃうんか？

夜他の家電でディジタルカメラを探した。上海でカメラをなくしたからだ。文書接写が出来て、先生のサルサの動きを記録できるような動画の出来る、、、。１万円以下でペンタックスのＯｐｔｉｏＥ５０があったので購入。製造終了機種の在庫の特販ということでその展示品しか残っていないがこれなら中古品の値段だ。

横に特販品のかごがあってその中にミニスピーカーがあった。１９５０円。これでカーラジオのかわりにオーディオプレーヤーを使える！。こんな１００円ライターぐらいの大きさのもの２つをコードでつないでオーディオプレーヤーだ。こいつはグーだな！車でサルサをかけながらいい気分。

ついでにと思って「パソコン工房」のぞいた。例のオーディオプレーヤーがなんと７０００円、類似機種の５０００円台のものがある。ああ、、、。