草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や路線バス・鉄道などの趣味について記しています。

実生のさくらそうの花

2009-05-01 | さくらそう栽培記録〜2011年
実生のさくらそうです。
とても世に出せるような代物ではありませんが、この花から採種できたら実生してみようかと思えるものが2つ現れました。
まずは採種した親株の画像から。

左の紅色の花が採種親の花(札違いだったもので、品種名不明)ですが、栽培しているうちに右の画像のように絞りのものも現れました。
2006年に数が増えていた品種名不明のいくつかの花を摘まずに残しておいたら、これだけが結実したもので、人工的に交配はしておらず花粉親は不明です。
翌2007年に発芽し、昨年から咲きはじめましたが、最終的に5株栽培している全ての株に絞りの花が咲きました。
絞りの花色は遺伝しやすい性質があるのかもしれません。


この花は昨年咲かず今年が初開花ですが、芽の増え方や成長が悪いわけではないようです。
‘玉光梅’や‘残雪’などと同じように、花弁先端の切れ込みがありません。
花弁の形がいびつなので、これが整ってくれれば面白そうですが・・・


この花は、採種親の花の花弁の長さを短く幅を広くしたような感じです。
小さくて可愛らしくも無く、大きく華やかでもなく、中途半端な大きさだと思います。

この2つの花から種を採って蒔いたらどんな花が咲くことやら、楽しみでもあり不安でもあります。
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4 コメント

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実親の名前 (山原茂)
2009-05-01 23:45:37
実生親は写真からすると紅の方は「寿」でしょう。これから時に芽変わりとして絞り花が出ます、これを「寿の絞」と称しています。名花が生まれるのを期待しています。
ありがとうございます (くま)
2009-05-02 00:16:54
山原茂さん、品種名をご教示いただきまして、ありがとうございます。
絞りの方を何年か観察していますが紅色に戻る様子もないので、今後も分けて栽培を続けたいと考えています。
実生の花もいいですね~ (ひらりん)
2009-05-03 11:50:48
実生のさくらそう、すてきですね!
特に2段目のが、私好みです。私、ぼかしに弱いんです。
芽で増やせばいいわ~と種が大きく育っていたのも、チョキン、チョキンと切ってしまいましたが、くまさんの実生花を見て、あわてて花瓶にさしました。もう遅いかな~
ありがとうございます (くま)
2009-05-03 18:10:09
ひらりんさん、こんばんは。
このときの実生は、発芽したのが10株ほどで、その後枯れずに残ったのはわずか5株でした。
そんな少ない数でも、種を採った親と似たようなものや違ったものなど、いろいろ咲きました。

花が咲いてから種が採れるまでに1ヵ月半から2ヶ月近くかかるので、水に挿したのでは難しいかもしれません。

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